フェリーで今朝5時に起床の放送が入り、6時に泉大津港に着岸。
真っ暗で雨の中の阪神高速、緊張しながらの運転。これだけで一日分の疲れが。
1日500キロ以上に運転と、夜中の運転は基本的にはしないように決めていますが、この時期は早朝もだった。
それでも、のんびり名神高速、中央道を走って、いつもの駒ヶ根の宿に。
鹿児島療育ツアー(九州ツア ー)往きの先月19日に泊まって、帰りの今夜泊まって、明日、帰京。
一昨日のツアー最後の聖隷かがやきでのつながりあそびでのことです。
タケル(仮名)くん、あそびが始まって、お母さんの側でちょっと遊んだりしたかと思うと、部屋の中を走りまわったり、柱を登った
り(これが上手いのです)、壁を登ったりと・・・また、お母さんの側にいたりと・・・。全体がなんとなくワサワサしている中で、
なかなか自分の居場所が見つからないというか、自分でなにをしたいのか、なにをしたらいいのかを探っているというか、自分で自分
をもてあましていると言った感じでした。
そんな中で『くっついた』のペープサートあそびでの「ソーレ!」のかけ声をかけるリーダーとしてみやちゃんに指名されてしまいま
した。取っ捕まったというのが正直なところですが・・・。
そのリーダー役を見事やりきったのです。時には、「フン」とか「ダメー」なんてみやちゃんに言われて、何度もやらされる(言わさ
せる)し、リーダー役は3回もやりました。やるたびに「ソーレ!」の声も大きくなってきました。
みやちゃんは、最初にタケルくんをリーダーに指名したとき「私を助けて」みたいな声かけをしていたようです。
みんなの声が小さいときや、あそびに集中していなときや、気持ちが揃わないときなどの時には「どうする?」とタケルくんに相談し
ています。その度ごとに、タケルくんは一瞬考えます。そして、さらに大きな声で「ソーレ!」と叫んでいました。
この光景は今回の療育ツアーのどの会場にも見られた光景です。
子どもたちが変わっていくといったら言い過ぎですが、この瞬間は確かに前に出てきた子どもたちは輝き変わったと見えるのです。
前に出た子どもだけでなく、その他の子どもたちも変わったと思うのです。
なんで変わっていくのでしょうか。
つながりあそびの楽しさを、子どもたちと共有する人の、人としての力量がいま、問われています。
そこを抜きに療育、保育、つながりあそびは語れないのではと思います。
タケルくんのその後です。
相変わらず、柱や壁には登っていましたが、回数が減りました。
お母さんと遊ぶ時間が増えたように思います。
絵本あそびや『夢わかば』にも集中していました。
それ以上に「自信」=自分を信じられるが感じられたのです。
帰京してやることなすこと、5カ所の病院に行くこと。ほぼ半日がかり2病院。あちゃー。
そして、28日には新体制後、初めてのつながりあそび・うた研究所会議です。
まっちゃんと大吉つぁんと私の三人で、2019年サマー・カレッジ等の話し合いをします。
従来のサマー・カレッジを脱却した新しいサマー・カレッジを各所の実行委員会と創造していくために・・・。