つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信803号 名前が翼になって

2017年04月02日 | 抱っこ通信
2017年に製作したいなと考えているCDは音楽構成『わたしがちいさかったときに』をはじめとする、戦争体験者、被爆体験者の詩や文章に曲をつけたものです。憲法と同い年の私のひとつの使命かなとも思っている作品群です。そろそろ、創造活動も含めた製作準備に取り掛かりたいと思っています。

さて、3月31日に終わった核兵器禁止条約の実現を求める歴史上初めての国連会議には115か国が参加しましたが、アメリカをはじめ核兵器保有国はこの条約に反対し不参加、そして、世界で唯一の被爆国である日本政府もこの会議には不参加でした。
こうした政府の姿勢は、世界の先頭に立って核兵器禁止の実現を求め、行動しなければならない立場にいる被爆国日本の多くの被爆者、国民の願いに背を向ける行為であり、強く抗議します。CD化を必ず実現したいという思いが高まります。

考えたくない未来として、人類滅亡の時として、人類に残された時間をカウントダウンする世界終末時計(核の時計)。当初は核戦争の危機が評価の基準でしたが、最近は気候変動や環境破壊など多種多様な危機も評価基準に加えられているようです。確か1984年前後に米ソ軍拡競争の激化を受けて、時計の針が4分前を指していたという記憶があるのですが、もちろん、その時代は世界的にも国内でも反核運動や軍縮運動も盛り上がっていました。その中で創作したのが『名前が翼になって』です。当時、関わっていた東久留米市の平均年齢45歳のお母さんたちのうたごえサークル「桑の実コーラス」にも歌ってもらっていました。1987年出版の自主制作カセット『生きて生きて生きて』の中に桑の実コーラスの合唱も入れて収録してあります。
ちなみ、現在の世界終末時計は3分前を指しています。



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抱っこ通信802号 紅い花は紅く

2017年04月01日 | 抱っこ通信
つながりあそび・うた研究所27年目(2017年度)がスタートしました。
人間っておもしろいものですね。日めくりカレンダーをたった一枚めくるだけで、リスタートできるのだから。
人によって、いろいろ背負っているからそう言うほど簡単なものではないとは思いますが。
でも、いろいろ背負いつつもちょっぴり顔を上げて、前を向いて生きていきたいものです。

年度の始めの活動は、毎年、名古屋短期大学(名短)保育科セミナーと桜花学園大学(桜花)保育学部新人セミナーです。
名短は21年目、桜花は16年目です。公演&トーク『あしたはどんな花を~あなたの夢に向かって~』と題して、おしゃべりと歌とつながりあそびで90分楽しんでいます。
正直、この仕事(活動)は他人には譲りたくありません。

受験戦争から解放され、志望校に入学できた喜びと希望にあふれた学生たちから、言葉には表せないくらいの若いエネルギーをもらっています。彼女たちはそこにいるだけで素晴らしいのです。
(写真は2016年4月7日名古屋短期大学保育セミナー)


そんな彼女たちに贈る歌の一曲が『紅い花は紅く』です。
2004年の(株)音楽センターより出版されたCD『あそべやあそべ みなあそべ』に収録されています。
テキストに書いたピカリンメールと詩と曲を紹介します。
2017年度もこの歌のように自分らしく生きていきたいと思います。

✉ピカリンメール✉
こんな私でも自分のだらしなさや、いい加減さ、いやらしさに落ち込むときもあります。そんな時ほどやせ我慢をしたり、強がって見せたり、反面、他人がまぶしく見えたり、うらやましく、ねたましく思えたり・・ああ、いやだいやだ。そんな悩み苦しんでいる時に、「それが二本松さんらしいところじゃないの」なんて仲間が一言にどれだけ楽になれたことか。どうも落ち込む時って、私の場合は「明日」が見えなくなっているときとか、夢がみることができない時です。そんな簡単に「明日」がみえなくなってしまう自分に、夢が見えなくなってしまう自分に、また落ち込んでしまいますがね。自分らしく生きたいと思っていても、その自分らしさがわからないことってありますよね。まあ一生かかってその「自分らしさ」を探すというか、つくっていくのでしょうが・・・。あっ、その探す過程が、つくる過程が「自分らしさ」なのかもしれませんね。


紅い花は紅く
作詞・作曲 二本松はじめ

紅い花は紅く 白い花は白く
ぼくはぼくらしく きみはきみらしく
春に咲く花は 彩り鮮やかに
夏に咲く花は 天まで伸びやかに
秋に咲く花は 優しさにあふれて
冬に咲く花は 強さをあたためて

強がり続けて ひとりになるより 
自分の弱さに気づけばいい
弱い自分を見つめながら
そこから一歩 歩き出したい

紅い花は紅く 白い花は白く
ぼくはぼくらしく きみはきみらしく
野に咲く花は 風の波に揺れて
街に咲く花は 人の波に揺れる
空に咲く花は 夢をつばさに
海に咲く花は 愛を抱きしめて

自分を好きに 大切にすれば
他人も好きになれる 大切にできる
幸せになりたい 人間らしく
自分らしく 歩き出したい

どこかでどこかで 待ってる人がいる
どこかでどこかで みている人がいる
紅い花は紅く 白い花は白く
ぼくはぼくらしく きみはきみらしく



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