つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信591号に更新 サマカレ準備

2014年12月24日 | 抱っこ通信
昨日、今日と窓ガラスや網戸掃除。青空で良かった。今年、購入した新器材を使って、窓枠にこびりついた泥と格闘していました。だんだんに綺麗になっていくのは気持ちいいです。明日は書類というか、書籍も含めて整理整頓と処分です。部屋を片付けてから、気分も一新して、今年の事務処理を三が日もなくやる予定です。少し早目の行動です。

すでにお気づきの方はいらっしゃると思いますが、従来の「つながりあそび・うた研究所ホームページ」を12月1日付で抹消しました。サマカレなどつながりの活動・運動に関すること(研修会やコンサートなどの案内)は、研究所の3人のブログでそれぞれ発信していくと思います。
私のブログにはサマー・カレッジやつながり保育講座に関するカテゴリーを立ち上げています。おいおい記事・連絡事項をなど増やしていく予定です。ご迷惑をお掛けしますが、今後ともよろしくお願いいたします。

昨日、フェスブックにつながり楽集会・東京の来年のサマー・カレッジの予定が掲載されていましたが、全国各地でサマー・カレッジを実行委員会が主体となって開きます。日程もほぼ決定しています。嬉しいことに来年は、山梨がミニ・サマカレとして復活開催したいと青年たちが申し出てくれていることです。

 そのサマカレに関して、来年の1月10~11日に大阪で、全国サマー・カレッジ実行委員会代表者会議を開きます。仲間たちが忙しい中、時間もお金も使って、つながりの活動・運動について、サマカレについて話し合うために集まってくれるのです。感謝です。つながりあそび・うた研究所のためのサマカレではなく、実行委員をはじめ仲間たちのための、さらに言えば子どもたちのためのサマカレです。保育・教育の未来のためのサマカレです。仲間たちが主人公になって、来年のサマー・カレッジの規模・内容・プログラムなどまでに踏み込んで話し合う予定です。楽しみです。


12月21日午前 東京都認証保育園NPO法人つくしんぼ保育所クリスマス会

27人の乳児さんだけの可愛い保育所です。豊島区主催の研修会に参加した先生たちが何人かおり、卒園式の時に『夢わかば』を歌っているそうで、今回のクリスマス会に声がかかりました。

前半15分間は各地でボランティア活動をしている宮崎さんによるマジックと腹話術。腹話術でのなぞなぞ、子どもたちとのやり取りがおもしろかったです。保育園児だけでなく、兄弟姉妹の参加もあって、答えるのはもっぱらお兄ちゃん、お姉ちゃんでした。マジックを食い入るように見ている子どもたちの瞳が眩しかったです。

その後の私の持ち時間は45分間。ずっと床に座っていたので、からだを動かそうと『満月仮面』や『だるまさんが』『だるまさんがだるまさんが』『だるまさんがころんだピカリンバージョン(ダルビッシュ)』と続いて、『夢わかば』で時間です。ひとつひとつをもう少しじっくり遊べると良かったと反省。時間が少ないということで焦って進めてしまいました。それでも「親さんもニコニコで楽しそうで良かった」と先生。イスに座っていらしたおばあちゃんにも参加してもらいました。大人が、親さんが楽しんでいるから子どもも安心して楽しめるんですね。

子ども中に一人、難聴かな?耳が聞こえない1年生位のお姉ちゃん。『元気いっぱい』の歌っている時に、お母さんが娘さんに手話をお話ししていたので、すぐにわかりました。最初からケラケラ笑って楽しそう。私も自己紹介からちゃんとは出来ないのですが手話擬き?を加えながら遊びます。もちろん、時々、手話を入れるのを忘れていたというか、手話がなくても絵本とか動作では、彼女自身が理解できたと思うし、楽しんでいたのです。

『ダルビッシュ』では、私が言葉と一緒に右手を挙げれば「ダルビッシュ」、左手を上げれば「だるまさんがころんだ」というルールにして遊びました。何度か失敗してしまったけど、そのたびごとに悔しがったりしていますが、笑顔が増してきたように思いました。

帰りの片付けをしていたら、お尻のあたりをツンツンする子がいました。耳の聞こえない彼女でした。「手話で遊んでくれてありがとう!」とわざわざ言いに来てくれたのです。私も手話で「また会おうね」と言って、握手でバイバイ。

どうして、できもしないのにとっさに手話が出たのか、私自身にもわかりません。でも、一人でも、その子の立場というか、みんなと一緒に遊びたい、楽しみたいという思いを受けとめることができたということが嬉しかったです。今年最後の最後に、何か人間にとってというか、つながりにとって大事なことを彼女とのかかわりの中から教わりました。ありがとうです。



12月20日午後 みつばち保育園親子コンサートin須坂市

10数年ぶりでしょうか、保育のうたごえや長野合研のプレ企画で長野県内を回った時に、みつばち保育園の親子で遊びました。この日は姉妹園のさかた山風の子保育園のホールを借りてのコンサートになりました。みつばち保育園園舎が築35年くらいで、いま改築しようという声が上がっているそうなので、新しいというか、4年目の風の子保育園の園舎もみてほしいという思いもあったようです。

約80人近い親子、先生たち集まり、『元気いっぱい』から1時間30分間、目いっぱい遊びました。子どもたちが素直というか、遊びも参加の仕方も子どもらしく可愛かったですよ。保護者の中にも最初は何をやるのかなと様子見でしたが、電車ごっこあたりから積極的に楽しもうという姿勢に変わり、にぎやかに遊んでいました。


12月18日 兵庫県立いなみ野特別支援学校芸術鑑賞教室

3年に一度、PTAからの予算で開かれているそうですが、前回はミュージカル、というように見たり、聞いたりという企画が多かったのですが、今回は参加型の企画ということで声がかかりました。

午前は小・中学部。リクエストは『パピプペポ』『つなげつなげ』『ラララ・ラッセーラ』『夢わかば』。全国的に大寒波が襲来していたこともあり、体育館は底冷え。体育館の前の方に簡単なシートを敷いて、子どもたちが座ってのコンサートスタートです。『元気いっぱい』から『満月仮面』に。ここで立ったりジャンプしたり、じっとしていられないこともありましたが、子どもたちの反応はノリノリ。
『パピプぺポ』を歌いあそぶのは、10数年前の鎧郷保育園以来。その時は右手こぶしを突き上げてのロックコンサート状態でしたが、今回も♪パッパッパー♪ ♪プップップー♪の追っかけの所も上手について来てくれましたよ。すぐに立ち上がって、『でんしゃにのってゴーゴーゴー!』『サンポ』などで体育館内を走り回って、『ラララ・ラッセーラ』を掛け声をかけながら踊りまくったという感じでした。

午後は高等部。『ひとりじゃないさ』から『満月仮面』のスタートはシラッとした感じ。そうでしょ、そうでしょ、「そんな子どもじみたことやらねえよ」といった感じです。
リクエストのあった『誕生日って』では、先生たちに前に出てもらい肩組みなどの動作をしてもらいましたが、やはり知っている先生が前でやっていると、それだけで嬉しいのでしょうね。子どもたちも少し動きが出てきました。『でんしゃののってゴーゴーゴー!』で立ち上がって動き回って『ダルビッシュ』。俄然やる気が出てきたのです。失敗して悔しがったり、ゴールして「やったぜ」。「まだ練習かよ」なんて言われながら4回も遊んでしまいましたよ。だって回を重ねるたびに、いい顔になっていく仲間が多かったからです。
『レッツ・ゴー!』のダンスもその場で覚えてもらったのですが、いいノリでしたよ。『夢わかば』の前の質問にもよく答えてくれ、しっかり聞いていました。私もですが、きっと寒さはを忘れていましたよ。

いなみ野特別支援学校からは神戸サマカレに参加している先生も多いのです。そんな先生の顔を見るたびに元気と勇気を湧いてきました。楽しかったです、ありがとう。
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抱っこ通信590号に更新 大学での講義は

2014年12月23日 | 抱っこ通信
12月6日以来、抱っこ通信が更新できませんでした。フェースブックには、その日その日を意識しながら書き込んでいますが、ブログにも記録として記さなければと思っています。この号は7~15日までの記録です。お付き合いください。

21日で、出かけての仕事・活動は終了しました。忘年会三夜、ギター技術を教授してもらう一日、伝票など帳簿と記録の整理、部屋の掃除など28日まで、のんびりの予定ですがそうはいかず、今日も一日あれやこれやで忙しかったです。


12月15日夜 町田市立こうさぎ保育園園内研修会

町田市で研修会は初めてです。公立の場合、一つの保育園を訪れると、何となくその町全体の保育園の匂いというか、色というか、伝わってくるのです。これは先生たちの集まりの場合です。ここに子どもたちが加われば大きく変わってきます。勿論、一つ一つの保育園のいろいろは違うのでしょうが、先生たちの集まりは雰囲気がわかるような気がします。
夜の研修会の終了時間が厳守です。みなさん家でも忙しいですからね。初めてということであそびの反応が新鮮でした。


12月14日

この日は投票日です。人と人のつながりを断ち切る(例えば、戦争とか) ものに立ち向かう政党、人が増えることを願っていました。投票率が低かったことは残念でしたが、その中でも、この道しかないという安倍政権に対峙し、しっかりとした別の道を提案していた政党が伸びたことには嬉しかったです。これからです。

さて、山梨大学教育人間科学部集中講義の二日目です。この日は広い多目的教室に教室を変更です。思い切りかだらを動かす授業です。9時からはダンスと集団あそびです。踊りの楽しさって、からだとこころを解放する。自分のからだとこころの主人公になる。からだと心に自由を獲得する。などと考えていますが、残念ながらは1曲だけしか踊れなかったので、楽しさの入り口に立ったというところでしたね。その前に『オチャラカホイダンス』『ジングルベルジャンケン』などを踊りあそんでしまったこともあります。

 集団遊びの前半は『ぐるぐるぐぐる』『ゴシゴシゴシゴシ』『でんしゃにのってゴー・ゴーゴー!』シリーズなどです。1人から始まって、2人へ、3人へ、全体へと、輪が広がって、つながりが広げていきます。人数が広がると、つながりが広がると、心の中になにが生まれるかを実体験します。もちろん「楽しい」も広がりますし、その質も変わってきますね。

集団遊び後半は『はれろパッ!』『入れて』『動物家族』『待ち合わせ!』シリーズで、みんなで関わって、混じりあって遊びます。単位は1人、2人、3人であっても、みんなに関わっていることを意識しながら、家族、種への帰属意識や人は仲間を決して裏切らないことや自らが孤立することはないことや遊びをあそびとして遊べる時代が必ず来ること感じてもらい、そんな話をしました。

次に遊んだ『化け比べ』『そうべえジャンケン』。どちらも絵本遊びです。『化け比べ』は松谷みよ子さんの「ばけくらべ」(福音館書店)から、『そうべえジャンケン』はたじまゆきひこさん作の「じごくのそうべい」(童心社)からの創作です。集団ジャンケンゲームです。一人はみんなのために、みんなは一人のために、を実感します。大学生でも最初はジャンケンひとつも相談して決めることが難しいです。

最後は『だるまさんがころんだピカリンバージョン(ダンビッシュ)』です。失敗しながら学んでいくこと、失敗してもあきらめないこと。挑戦することの大切さを体験します。どこまで通じたかな。

宮崎県串間市での保育士研修会と翌日の11園の年長さんとのあそびの会での『だるまんさんがころんだPV』の実践と、福井県の保育園での障がい児を巻き込んだ半年間の『だるまんさんがころんだPV』の実践の中で、あそびの中での子どもの変化と保育の中での子どもの変化、成長、発達との関係について話をしました。

午後は『おむすびころん』『だいこん漬け』『おなか』などで、相手に身も心も委ねてみて、相手に身も心も委ねる難しさ、楽しさ、喜びを体験し、相


手を、仲間を信じきる難しさ、楽しさ、嬉しさについて考えました。

授業の最後に、なぜ、『つながりあそび』なのかを、いのちの歩みと人間の労働と社会運動との観点から話させてもらいました。もう少しやさしく、わかりやすく、深くができていなかった。反省。

みんなまじめな学生です。一生懸命遊びます。ふざけて遊びません。遊びを楽しそうに学んでいます。もしかしたら、遊びをあそぶことがなかったのではとも思いました。ま、もう少しレポートや授業の情景を思い出しながら検討してみます。

大学の仕組みが変わる前に入学した4年生たちと他学年との大きさの違いが印象的でした。今年度も非常勤講師として声をかけてくれた加藤繁美さんに感謝です。


12月13日午前・午後 山梨大学教育人間科学部集中講義

科目は保育実践演習�。目標は「1.仲間といることが楽しい!あそぶことって楽しい!をまず体験する。2.あそびを通して、幼児の成長・発達にとっての『安心の世界』を考える。3。あそび・うたを通して、自分自身をみつめ、保育をみつめる。以上を柱にして、幼児期に体験してほしいあそびや音楽表現活動を実践的に学習する。」としています。実際にあそびを楽しみながら体験することと、感想の出し合ったりの話し合い活動や、レポートを書いたりで、二日間で15時間の学び合いの授業です。

一応レジュメを用意しましたが、ともかく歌います、遊びます、踊ります。午前中は、『元気いっぱい』の挨拶歌から入り、2曲目の『誕生日って』をみんなでうたって、「子どもたちに、(仲間の中で)生きている(生きる)ことが楽しい」を伝えることが保育であり、その具体的なひとつとして(つながり)あそびがあるということをまず最初に伝えました。その楽しさを学ぶ、体験するのが私の授業です。まずはたっぷり遊んでください。楽しんでくださいと話しました。

学生たちの知っているあそびを出してもらい、みんなが一度はあそんだ経験がある「イス取りゲーム(フルーツバスケットや席取りゲーム)」を取り上げて、私がつながりあそび・うたとして創作したイス取りゲーム類の4種類を遊び込みました。1年生から4年生まで31人の学生で初めて顔を合わせた学生もいますので、自己紹介を随時はさみながら、ともかく遊んで、遊んでの1時限でした。最後の20分間くらいが振り返りの時間、6グループに分かれて感想を出し合いながら、記録し、グループごとに発表。最後に私から、この時間の狙いと感想からの木になったことを短くまとめて終了。

午前中の後半は、附属幼稚園に出かけて、発表会を途中からのぞいて、終了後、親子遊びに参加してもらいました。何しろ、園長さんが24年前より、私を非常勤講師として声をかけてくれる加藤繁美教授ですから。

午後もひたすら遊びます。『ニコニコ』から始まって、『だるまさんが』の読み聞かせを5人グループに分かれてもらい、自分が感じるままに、全員がグループ内で実践。最後に私たちの、いま遊んでいる『だるまさんが』の絵本遊びを紹介して、私たちの仕事は子どもの笑顔を見る仕事、子どもの笑顔をつくりだす仕事を確認しました。子どもがお母さんのおなかの中にいる時に聞いている声は「やわらかくて明るくて笑っている声」。だからその中に生まれ育つと思って生まれてくる。しかし、現実は・・・。

『だるまさん』シリーズをはじめ、『だるまさんと』から『おさんぽおさんぽ』の創作・発表交流、最後は『君からもらった宝物』『あなたの夢は』を手話も入れながら歌い、グループごとに今日の感想・まとめの話し合いと発表。そして、一人ひとりに、この日の感想を書いてもらいました。


12月13日夜 甲府市でつくし保育園の心つなぐ親子コンサート

寒いなかを園児の6割近い親子が集まり、長袖から半袖になるくらいの熱気でした。11・3保育大集会に参加して、舞台上で『レッツ・ゴー!』を踊った子どもたちもいます。とっても土曜日の夜とは思えないくらい元気な親子でしたよ。親さん、先生たちの『ドンドコドンマイ』の躍りが格好良かった、嬉しかったです。♪生きてりゃいろいろありますね ドンマイ!♪ 久しぶり。

園長先生からのメールを紹介します。「先生、楽しいコンサートをありがとうございました。こどもたちも、お母さんたちも本当にいい表情でつながり遊びを楽しんでくださいました。嬉しかったです。
選挙も終わりました。これから本当にみんなが手を結んで『子どもたちのために何が
必要か』『子どものために何ができるか』を考えていかなければならなくなってきたと思っています・(略)」


12月12日夜 南アルプス市のさくらんぼ保育園親子コンサート

前日に鹿児島から帰京して、この日の午後に期日前投票を済ませて、山梨に移動してきました。
さくらんぼ保育園は、約14年前に『ドンドコドンマイ』を歌って踊ってNHKのど自慢に出場した元気な保育園、保護者会です。ひさしぶりでしたが、合研参加の親子も多く、ピカリンに会えるのを楽しみにしていたんだって。よく動き、歌え、踊れ、遊べる親子でした。笑顔と涙がたっぷりあふれでたコンサートでした。リクエストの『晴れた日には』も会場いっぱいに広がった約130名の親子で踊りましたよ。


12月9日午前 伊佐市子ども発達支援センターたんぽぽのコンサート。

何回目でしょうか。子どもも親も待っていてくれるんです。嬉しいです。 昨年は体調がすぐれなくお休みした、こうだいくんも参加できました。良かったです。昨年は昼休みに自宅で、こうだいくんだけのコンサート。一年間、ずっと楽しみにしていたんだって。

たんぽぽは、療育の中につながりあそびがあふれていますから、親子とも遊びになれているというか、その雰囲気に楽しさをみつけているというか、とってもつながりあそびを受け入れてくれいるんです。嬉しいです。

12月9日午後 伊佐市保育園・幼稚園年長合同コンサート

市内から徒歩やバスで年長さんが集まってきます。制服を着ている園、私服を着ている園など、見かけは違っていますが、あまり子どもたちの中によそよそしさがないのが嬉しいです。遊びが始まると結構混ざってあそんでいます。これが伊佐市の良いところでしょうか。年一回の子どもまつり?で一緒に集っている子どもたち、療育で併行通園している子どももいることも大きな要素かな、なんて思っています。園は違っても保育士が同じ視線で子どもを見ることができているような気がしています。

『でんしゃにのってゴーゴーゴー!』から『トンネルトンネル』への一連の流れでの子どもの姿がおもしろかったです。結構、自分勝手に走り回っていた子どもたちが、ちゃんと電車役で捕まったらトンネル役になっていたりね。あそびの渦の中での自分たちの立場が少しずつ理解していったのではと思ったりしました。あっという間の1時間でした。

この日で鹿児島療育ツアー第4弾は終了。というか、昨年の12月から第4弾に渡るツアーが終了しました。40日間、48カ所、53ステージでした。このツアーで感じたこと、考えたこと、学んだこと、まとめてブログで記したいと思っています。


12月8日午前 湧水町の子ども発達支援センターみのりでのコンサート

お母さんたちの要望にこたえてです。先生たちは町内の年長さん合同コンサートを考えていたそうですが、ピカリンがくると知ったお母さんたちが、「私たちも」と。声を上げて実現したそうです。ですから、お母さんたちはいい顔して遊んでいましたよ。特に『ダルビュッシュ』で失敗した時なんか大笑いでした。前向きな親さんたちです。
親さんが楽しんでいるから子どもたちも、その楽しさの渦のなかで安心しているんだよね。
子どもたちの表情もどんどん変わってきました、豊かにね。また、来年だって・・・。

夜は町主催のつながりあそび・うた研修会でした。みのりの先生、3つの保育園の先生たちが寒い中を集まってくれました。昨年はみのり主催の研修会。今年は行政が応えてくれたのです。


12月7日 「出水からつながろう♪みんなの会♪」主催の親子コンサート(午前)と支援者研修(午後)

出水地区に、「子どもたちに笑顔の花いっぱいをめざすみんなの会」が 阿久根の子ども発達支援センターこじかの親子や職員や、出水地域の親子、出水養護学校の親子や先生、保育園、幼稚園、学童保育所など先生、保健師、社会福祉協議会の職員さんなどが集まり、会ができました。最初の取り組みのこの日は、地域内の療育関係や保育所や養護施設や作業所などの社会福祉法人や病院などからのカンパで謝金・経費をだし実現しました。
会場にはそのカンパを頂いたところ10を超える名前が張り出されていましたよ。

寒い日でしたが、日差しがちょっぴり入る体育館で、寒さを忘れて、ワイワイ楽しく遊びました。研修もしっかりがっちりでしたよ。
立て看やら横断幕やら壁画など親さんや先生たちがつくってくれました。どれもビックリするほど丁寧で、手がこんでいます。ありがとう。もらってきました。
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抱っこ通信589号アップ

2014年12月06日 | 抱っこ通信
今日はツアー3回目のお休み。のんびりと霧島から出水に移動してきました。霧島の朝は雪が舞っていましたよ。
途中で、内田麟太郎さんとかがくいひろしさんお絵本を購入。探して本でした。


12月4日午前  大崎町菱田地区7園合同つながりあそび・うたコンサート

小雨の中、総合体育館に子どもたちが集合してきます。遠いところは車で30~40分もかかります。広い体育館を半分に仕切ってコンサート。『元気いっぱい』の挨拶の中で、各園ごとに子どもたちを紹介、元気な返事が返ってきました。

園バスで移動してきて、いつもと違う雰囲気が嬉しいのでしょうね2曲目の『満月仮面』からもうノリノリです。可哀そうなくらい寒い日だったので、3曲目は『でんしゃののってゴーゴー!』。二人組になって電車をつくって自由に走り回っていましたが、5・6回目からうたうテンポをオーバーに変えてみたら、走るスピードも子どもなりに変化させていました。

『トンネルトンネル』ではルールもなんとなくわかったようですが、中には、まったくトンネルをくぐらず、ただ、走りまわっている子どもたちもいました。これはこれでいいか。

『ぐるぐるぐるぐる』はショートバージョン。男先生の前でやった時は子どもたちも大喜びです。この日のメインには『だるまさんがころんだPV』。ルールはすぐに子どもたちの中に入っていったようですが、わざと失敗したり、転がったりと、その子なりに楽しんでいるようです。できれば、この遊びのルールは徹底してあそびたいです。その方が自分なりに楽しむより、この遊びによる楽しさがもっと感じられると思っています。この日はコンサート(つどい)だったのでそこまで厳しくできませんが、是非、保育の中ではルールを徹底してあそんでほしいと思っています。ま、ルールを子どもたちに入れていくのも段階をおってですが。

最後は『夢わかば』。昨年の12月に志布志・曽於地区の合同研修会を開いているので、いくつかの保育園で実践していると思えて大声で歌ってくれました。

『花咲かす』を一番だけうたって、みんなの親さんも、君の「生まれてよかったよ、産んでくれてありがとう」のメッセージをしっかり受け取っていることを伝えました。『さよなら明日もね』で1時間10分のコンサートはお開きです。菱田保育園の子どもたちが体育館をモップ掛けしてくれました。ありがとう。


12月4日夜 つながりあそび・うた研修会in 鹿屋

18時30分から2時間。寒い寒い夜です。気温は2度。体育館にはストーブが2つしかありませんし、研修会が始まったら消しますからね。鹿屋養護学校の先生や市内の幼稚園の先生、デーケア―センターの職員、隣町の保育士など、約80名弱が集まりました。
ともかく寒さ対策?で、走り、動くあそびがどうしても多くなりました。最初だけ『元気いっぱい』『誕生日って』を歌いましたが、『おちゃラカホイダンス』『ジングルベルジャンケン』『でんしゃにのってゴーゴーゴー!』『トンネルトンネル』『でんしゃにのってオオカミが出た!』『でんしゃにのって家族探し』『ぐるぐるぐるぐる』『レッツ・ゴー!ダンス』『ダルビュッシュ』で1時間45分。休憩なしで動きまくりました。乳持むけの遊びが少なすぎました。


12月5日午前中 鹿屋養護学校小・中学部お楽しみ会コンサート

3年ぶり、4回目のコンサートです。3年前に出会ったことを覚えてくれる生徒もたくさんいて嬉しかったです。約生徒100名強、先生60名くらいの参加者だったでしょうか。『元気いっぱい』から「おはよう」の挨拶が返ってきます。『満月仮面』はもうノリノリという感じですが、中には音が大きかったのか耳をふさぐ生徒もチラホラ。まったく座ったまま動かない生徒も。こんな時は音響のオペレーターさんががいるといいのですが・・・。

子どもたちの障がいも多様ですから、どの子どもに合わせて、ということがなかなかできません。でも、学校で楽しんでいると聞いた『ぞうさん列車』では、車イスの生徒も含めて、断然、動きと声と笑顔とが大きくなりました。「ドンドン」と言いながら電車がストップするところが楽しいようです。聞くところによると、鹿児島県中の養護学校で流行っているとか・・・。

『1・2サンポ』も含めて上手にストップすることが伝わったので、『ダルビュッシュ』です。3年前にやった時に、子どもたちがちゃんとあそべて(ルールを理解する)楽しめることがわかって、先生たちがびっくりした遊びです。今回も楽しみにしていた生徒も多かったようで、途中で「気をつけない言葉は・・・」と言うと、何人かの生徒から「ダルビュッシュ」の答えが返ってきました。

最初に耳を塞いでほとんど動かなかった生徒も、『ぞうさん列車』の頃から、友だちや先生に促され、見るところイヤイヤですが立っていました。でも、ほとんど動いていません。『ダルビュッシュ』の時はスタートラインには行きましたが、ほとんど動かず、みんながゴールした時にはスタートラインにただ一人。一瞬、どうしようかな、ここで打ち切って、もう一度最初からやろうかな、という思いが頭を過ぎりましたが、「だるまさんがころんだ!」と叫んだら、1歩だけ前に進んだように見えました。視線はあらぬ方向を見ていましたが、「しめた!」と思い、「だるまさんがころんだ」を繰り返していくと、なんとかかんとかゴールまでやって来てくれました。他の生徒にも「だるまさんがころんだ」を叫んでもらいましたし、ちゃんと、彼がゴールするまで待っていてくれました。嬉しかったです。彼も2回目は1回目よりスムーズに動いていましたよ。

『レッツ・ゴー!』のダンスでは先生方に舞台に上がってもらって、モデルにしながら、生徒たちに覚えてもらい、みんなで踊りました。知っている先生が舞台で踊っているというのが嬉しそうです。

最後は『夢わかば』。紙芝居を見てもらいながら歌いました。生徒たちが真剣に、集中しながらしっかり聞いている姿には感動すら覚えました。コンサート終了後、クラスごとに記念写真を撮ってお別れしました。


学校を後に、この日の宿に霧島に。温泉と料理が良いと某旅行業者のアンケートに書かれていた宿です。時間があったので3回目の洗濯もしましたよ。


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二本松はじめスケジュール更新(12~3月)

2014年12月04日 | スケジュール
二本松はじめスケジュール
(12月1日付 ★印は誰でも参加できます)

【2014年12月二本松はじめスケジュール】

2日(火)鹿児島療育ツアー第4弾in鹿児島市北部子育て支援センターなかよしの
3日(水)鹿児島療育ツアー第4弾in肝付町子ども発達支援センターめぶき園
4日(木)鹿児島療育ツアー第4弾in大崎町菱田保育園はじめ7園合同コンサート
4日(木)鹿児島療育ツアー第4弾★ni鹿屋地区つながりあそび研修会in鹿屋市
5日(金)鹿児島療育ツアー第4弾am鹿屋養護学校コンサートin鹿屋市
6日(土)鹿児島療育ツアー第4弾  休み
7日(日)鹿児島療育ツアー第4弾am出水地区療育つながりあそび・うたコンサート
     ★pm出水地区つながりあそび・うた研修会in出水市
8日(月)鹿児島療育ツアー第4弾in湧水町子ども発達支援センターみのり
     ★ni湧水地区つながりあそび・うた研修会in湧水町
9日(火)鹿児島療育ツアー第4弾am伊佐市子ども発達支援センターたんぽぽ
     伊佐市幼保年長児交流つながりあそび・うたコンサート                      
10~11日(水)鹿児島療育ツアー第4弾(移動日)
12日(金)niさくらんぼ保育園親子コンサートin南アルプス市
14日(土)山梨大学教育人間科学部集中講義
      niつくし保育園親子コンサートin甲府市
15日(日)山梨大学教育人間科学部集中講義
15日(月)ni町田市立こうさぎ保育園園内研修会
18日(木)兵庫県立いなみ野特別支援学校芸術鑑賞教室2st
20日(土)pmみつばち保育園親子コンサートin須坂市
21日(日)amつくしんぼ保育所親子コンサートin豊島区


【2015年1月二本松はじめスケジュール】

7日(水)amすみれ保育園子育てコンサートin清瀬市
8日(木)pm川口市立本町小学校コンサート
10~11日 全国サマー・カレッジ実行委員会合同会議
12日(月)のんびりコンサート
14~16日 福井ツアー嶺南ツアー
17日(土)★ni二本松はじめ花咲かすコンサートin敦賀市
18日(日)スケジュール空いています。但し、東海・北陸・関西方面
19日(月)福井ツアー嶺北ツアーamやわらぎ木田保育園コンサートin福井市
20日(火)福井ツアー嶺北ツーam藤島西保育園コンサートin福井市
21日(水)福井ツアー嶺北ツアー
23日(金)ni荒川区第二南千住保育園親子コンサート
24日(土)am荒川区立ひぐらし保育園親子コンサート
      pm東京都福祉事業協会保育士研修会in新宿区
25日(日)am江東区ふぼれん親子コンサート
      ★pm東久留米新春のつどい
29日(木)am美和多保育園親子コンサートin愛西市
31日(土)amひかり保育園親子コンサートin豊川市


【2015年2月二本松はじめスケジュール】

7日(土)am港区職みんなと保育集会in港区
     pm渋谷区笹幡保育室コンサート
13日(金)amオリンピア保育園in調布市
14日(土)am横浜市保育士会研修会
14~15日 (仮称)全国青年つながり学習会in愛知
21日(土)am中津川市北野保育園親子コンサート
22日(日)pm保育ネット江戸川「二本松はじめさんとうたおうあそぼう」in江戸川区


【2015年3月二本松はじめスケジュール】

8日(日)★pm夢わかばプロジェクトコンサート・ゲストたっつあんin東久留米市
15日(日)★am岸和田市職労保育支部保育のつどい
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抱っこ通信588号に更新

2014年12月03日 | 抱っこ通信
12月3日午前 こども発達支援センターめぶき園コンサートin鹿児島県肝付町

いつもめぶき園に療育で通っている親子以外に、何かで知って、今日だけの参加の親子もいたそうで、約30組近くの親子が集まってきました。音響を準備している部屋の隣では、出席をとっている時の子どもたちの元気な返事が聞こえてきました。

『おはようのうた』からのスタートですが、初めて出会う人、歌、雰囲気にのまれて親子とも硬さは取れませんが、「ピカリン」や「AKBのみやsちゃん」と言った自己紹介に笑いも起きて、『満月仮面』ではくすぐりや高い高いやブランコで親子とも少しずつ溶け出してくるのが伝わってきました。もちろん、表情も出ない子ども、親さんもチラホラ。

ということで、『だるまさんが』の絵本遊びや『だるまさんだるまさん』、『おむすびころりん』『だいこん漬け』などで親子対面を意識付けながら楽しみました。表情が出なかった親さんも時々素晴らしい笑顔を見せてくれますが・・・。子どもを療育の先生にお任せ、の親さんもいたようですが・・・。

『ぐるぐるぐるぐる』では男先生に前に出てきてもらって、名前を呼んだり、超スピードパターンをやってもらったり・・・。あたりまえですが、先生の中にもノリノリだったり、恥かしがったりいろいろな人がいて・・・。いろいろでも良いんだと子どもも親さんも安心できるし、知っている顔が前に並ぶのが嬉しいですね。この辺りはみやちゃんのリードが絶妙なんです。

30分近く、その場で座っているのはハッキリ言って辛いです。とくに腰痛の私は。それで、『1・2・さんぽ』や『だるまさんがころんだPV』。失敗しても大丈夫、子育てはひとりじゃないよ、あきらめず、何回も何回も挑戦、子育てはなんでもあり、なんていうメッセージを、作品を通して送りながらからだを動かしていきます。

『晴れた日には』のダンスでは、久しぶりにダンスでからだを動かすお母さんが嬉しそうです。子どもは踊りの輪の中で真似っこをする子どもがいれば、グルグルと踊りの輪の中を走り回る子どもいるなど、親さんが楽しんでいるから、安心しているから子どもは楽しいのですよね。
水分休憩、トイレ休憩の後に『夢わかば』。紙芝居を見ながら、そして『花咲かす』の一番をうたって、最後は『さよなら明日もね』をうたって、指切りして1時間30分のつながりあそび・うたコンサートは終了。口々に「楽しかった」を伝えてくれました。

今回は改めてみやちゃんの動きはすごいな、と見ていましたよ。親子が集まってくるところからです。子ども中にぐんぐん入って行くのですよね。子どもも引いてしまうくらい?あそびも汗だくで、一生懸命やって楽しんでいるからみんなも引けなくなっちゃうのです。つられてしまうのですね。言葉は適切かどうかわかりませんが、「自らが動いて、子どもを動かす」のです。からだも心も、です。ですから、何回も何回もそういう場面に出くわす中で、子ども自身が「自らが動く楽しさ」の気づきがあるのですよね。もちろんあそびの場だけでなく、生活のあらゆる場面で、言葉がけ、働きかけがあってですが。

こういう場面(あそびコンサート)だけでなく、いま、どうでしょうか、子どもを人任せにしていないでしょうかね。子どもを見ることさえしていない人、増えていませんか。動かない、動けない人、増えているような気がしていますが。動けなくさせられているのでしょうか。ま、動かす人は増えているようですが。保育士さんの中にもね。


屋久島のドラマ?というほどではありませんが・・・。

11月27日、鹿児島療育センターの大迫さんや県通連の仲間たちと屋久島に行きました。屋久島の療育環境を少しでも前進させようとする取り組みです。当事者である保護者や町や県の関係職員、島(町)の子育て関係者と、現状について、これからについての懇談、交流の場でした。まずは、親さんたちの話を、子どもの姿、子育ての現実を知るところからの話し合いがスタートしたと聞いています。ここがとても大事ですね。

さて、私の役割は午後から、地域公民館を会場につながりあそびを親子で楽しむことです。遊ぶことが楽しい。親子でいることが楽しい、仲間といることが楽しい。などなど「楽しい」を実感できればと思っていました。

12,3組の親子があつまれば・・・と聞いていたのですが、なんとなんと50組を超える親子が集まり、部屋が狭く感じました。本当は2階のホールを使うように準備を進めてくれていたのですが、ホールが12,3組ではあまりにも広すぎたことや、土足もOKというところだったので、衛生的にも問題があり、1階の和室に変更してもらったのです。有線放送、防災放送での前日での宣伝が効いたようです。

Sくんは5歳。保育園では4歳児クラスです。会場を動きまわって、なかなか遊びに入ってきません。それでも、最後まで会場内にはいました・・・。この日集まった子どもたちは生後何か月の赤ちゃんから3歳児までの小さい子どもたちが中心です。ですからその子どもたちを中心にあそびを選びました。また、参加者が多く、動くことができないくらいの人、人ですから遊びも制限されました。また、私自身が「見せる、見てもらうあそび」が苦手ということもあります。ま、その日は「ウ~ン、Sくんね」くらいの印象でしたが、夜の交流会で、翌日に遊びに行く保育園の園児ということを聞き、明日は遊んでくれると嬉しいなと思いました。


11月28日午前 安房保育園つながりあそびコンサート

この日は幼児だけと聞いていたので、急きょ、開始を早めて乳児さんたちと前半30分遊びました。0歳児は最初は椅子に座っていましたが、一緒に行った県通連の仲間が「もっと先生とくっついていたいよね」とばかりに椅子をだんだんに後ろに下げて、いつの間にか、先生の膝の上や遊びに巻き込まれていましたよ。0歳児だってお客さんじゃないもんね。乳児クラスのあそびの頼りは?2歳児さん。なにをやっていても可愛いだよね、おもしろいだよね。新曲『だるまさんがだるまさんが』もついてくるんです。ウサギなったり、ぞうさんになったり、ネズミになったり、アリになったり・・・、『でんしゃにのってゴーゴーゴー!』でトンネルをくぐってお部屋に帰りました。

後半は幼児さんと1時間。4歳児クラスのSくんもやってきましたが、昨日あそんでいますから、私自身がちょっと意識しています。Sくん、クラスの友だちの中にはいません。ホールの少し高いところを居場所にホール内をグルグルしたり、遊んでいる友だちを見てたり、じっとしていません。それでも、みやちゃんの『ぐるぐるぐるぐる』とのときには自分の居場所で上手に遊んでいるのです。昨日はやっていません。それを見たみやちゃんが他の子どもたちと一緒にみんなの前でグルグルをやってもらったのです。その時の得意そうな顔は良かったな。それでもその後は、あそびの中に入ったり出たり、相変わらず動きっぱなしです。

最後の方のあそびは『だるまさんがころんだPV』です。保育室をつないでのホールは3面が高くなっているので、低いところでは十分に動けません。そこで、Sくんが居場所としていた高いところをスタートにしました。もしかして、Sくんが遊びに自然に入って来られたらラッキーだな、なんて思ってです。

年長さんが終わって年中さん4歳児クラスです。Sくん、一回も失敗しないでゴールを目指してきます。慎重です。多くの友だちが失敗する中、一番早くゴールしました。ゴールをしたら、みんながゴールするまで私の後ろで待っていなければなりません。Sくんはちゃんと待っていました。Sくんは年長さんの遊んでいる姿をちゃんと見ていたのですね

2回目です。当然、1回目より難しく厳しくします。Sくんが明らかに失敗(つられて動いてしまう)したので、スタートラインに戻るように促しますが、ちょっぴりふてくされている感じです。戻ったのは良いが、もう遊びに参加しないかなと心配しましたが、遊びも進めていくとS君も参加しています。

ところがです、床に寝転んで遊んでいるのです。♪だるまさんがころんだ♪ごとに半回転しながらゴールに向かってくるのです。顔を見ると「ぼくやってるよ、あそんでいるよ」という顔つき。半回転ずつですから、最後に一番遅いひとりになってしまいました。それでも床の上を半回転しています。そこで、先にゴールした同じクラスの友だちにも♪だるまさんがころんだ♪と叫んでもらいました。Sくんがだんだん得意げな顔になってくることが伝わりました。ゴールにして、みんなに拍手をもらって嬉しそう。でも、自分の居場所である高いところに行ってしまいました。

遊びが終わり、Sくんの姿に先生たちはびっくりしたということです。Sくん、頭がとっても良いです。相手の言葉はちゃんと理解していますす。それでも・・・がついていくのですね。

昨日は人数が多くて、自分より小さい子が多くて、知っている友だちも、大人もいなくて、いつもと違っている場所だし・・・。
保育園では、いつもの場所だし、いつもの友だちもいるし、どうも前も見たこともあるオジサンオバさんだし、友だちもオジサン、オバサンになついているようだし・・・。彼の中にいろいろな変化があったのでしょね。
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抱っこ通信587号更新

2014年12月02日 | 抱っこ通信
昨日はツアー二回目のお休み。コインランドリーで洗濯です。洗濯の量が半端じゃありません。半日かかりました。
この三日間、夕食はホテル内で済ませました。外に出ていく元気が少し・・・。でも、ホテルには温泉もあるし、屋久島の焼酎「三岳」をボトルにして飲み切りましたよ。ツアー後半戦に向かって楽しみます。


12月2日 鹿児島北部子育て支援センターなかよしの

この7月に開所した北部地区での子育て支援センターでのコンサートです。50組募集したそうですが、定員を越えている?かも知れません。ホールいっぱい親子です。

コンサートと聞いてみるだけ、聞くだけ、その場だけ、テレビの「お母さんといっしょに」のように手あそび、あそびうたを楽しむと予想していた親さんが多かったのでしょうね。私の場合は、その場でも子どもに関わりながら高い高いやブランコやからだをいっぱい動かして、そのうちに立って歩いて走って、汗だくになって「楽しかったね」をいっぱい感じるようなつながりあそびですから、初めての経験だったでしょうね。戸惑いながらも子どもたち、お母さんたちの笑顔が嬉しかったです。

最後に『おなか』をうたいあそびながら、子どもの帰る場所は親さん、親さんたちが帰る場所は、子育て支援センターや親仲間、子育て支援センターの先生たちが帰る場所は親さんや働く仲間の中だよね、なんて言う話をさせてもらました。
終了後,写真撮影を求められたり、以前、研修やコンサートでお世話になった桜ヶ丘養護学校の先生が母親として参加してくださり、楽しみにしていたということを伝えに来てくれました。子育て支援センターの保育士さんたちも喜んでいましたよ。


11月30日 鹿児島子ども療育センター30周年記念「感じよう平和・笑顔いっぱい キラキラ☆コンサート~つながり、守り、育んだ30年!~」

今回のツアーのメインのコンサートです。コンサートと名付けた記念式典と仲間たちのお祝の文化行事の30周年記念事業の一環です。

30年前、自宅を開放して始まったあすなろ療育相談室から、30年間で療育関係施設が140ヶ所を越える数に増えました。その中心になったのが鹿児島子ども療育センターであり、園長の大迫より子さんです。そして当事者である親さんであり県通連(鹿児島県発達支援通園事業連絡協議会)の仲間たちです。自治体の中でも積極的に関わったところもあります。

コンサートのスタートは「太鼓集団 蒲生郷 太鼓坊主」のプロと間違ってしまうほどの演奏、療育センター開設当時から、生の音楽を子どもたちに、という願いに応えてきました。

続いて実行委員長の挨拶。「療育センターも保育事業や学童の場づくりに取り組み、新たなステージを迎えています。一方で憲法改悪や原発再稼働、保育制度の崩壊等の動きもあります。来月の総選挙ではこれらの安倍政権のすべてが審判され、未来の子どもたにとって『生きることが光になる』平和な豊かな社会づくりの契機になることを願っています」と。(記念部集より)、

続いて、4人の親さんたちの語りとスライドによる「鹿児島子ども療育センター物語」。バックにはヴァイオリンが静かに流れていましたよ。物語の最後には、療育を県下に広げるときに長編アニメ「ぞう列車がやってきた」の上演運動が展開され、その時に歌われた「ぞう列車」の2曲が子どもたちや地域の保育園・合唱団・うたごえサークルの仲間たち150人以上で歌われました。

感謝状贈呈の後は4人の卒園児により「将来の夢」が語られました。
療育センターの仲間たち「むぎのめジャンベ隊」の楽しい演奏に続いて、ラストは私の出番で、療育センターの仲間たちに贈った『強くやさしく人らしく』『あしたへレッツ・ゴー!』の初演も含め、『ワッショイワッショイ』『晴れた日には』『手と手と手と』など、リクエストで30分間、会場のみなさんとうたい踊りました。ピアノも音楽療法士のNさんがナイスな伴奏をつけてくれました。「元気が出たよう」「また明日頑張れる」などの声が寄せられました。『手と手と手と』は大迫さんをはじめ仲間たちが一番苦しかったときに、自らを奮い立たせるために子どもたち、親さんたちとうたった歌だそうです。もう一度、こういう作品を取り上げて良いのかなと思いました。

今回は療育の仲間として出演だけでなく、音響も担当、400人を超える参加者にメッセージ、うたごえが届くように頑張りましたよ。徳島市の学童っ子まつりも400人規模だし、明後日の鹿屋養護学校コンサートもあるし、少し大規模な参加者に対応できる音響を持参しているので、担当させてもらいました。こういう活動、音響というか、裏方も楽しんじゃうのです。また、実行委員の二人の青年が音響についてくれて、音響のことも知っていて、よく働いてくれて助かりました。少しでも自分のできることで、仲間の一員になれるのが嬉しいのです。

屋久島でのドラマは次号に。
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