つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信675号 今年も「3.11を忘れない」コンサート

2016年01月29日 | 抱っこ通信
夢わかばプロジェクト東日本大震災復興支援コンサート第6弾『3.11を忘れない』まで1カ月です。
被災した岩手・宮城・福島のすべての保育園に『夢わかば』の紙芝居を贈ろうと始まった夢わかばプロジェクトですが、すでに全国のつながりの仲間たちや保育の仲間たちのご協力で、各人のメッセージとともに紙芝居は手渡しや郵送で贈ることができています。ありがとうございました。

それ以上大切なことは、3.11のことを忘れない、そこで暮らしている子どもたちや人々のことを想像してみることです。「ことを」と、書いてしまいましたが、どんな思いで、どんな日常を、どんな夢や希望を、そういうことにも思いをめぐらさせることです。

私自身が被災地に行ったのは、2011年7月の岩手県大槌町の安渡保育所で子どもたちとあそんだことが最初です。当時は被災したみなさんが避難生活をおくっている小学校の1教室を保育所として利用していましたが、昨年、あそびに行ったときは仮設の園舎で保育していました。
それから毎年、保育所まわりをして子どもたちとあそんでいるだけですが、自分自身が3.11を忘れないという意味で活動しています。
岩手県保育連絡会の仲間たちには私のこの保育園まわりの活動に対してたくさんのご支援していただいています。感謝、感謝です。

そんな報告も兼ねて、地元、東久留米市の全レク一座の仲間たちと、ゲストをお呼びして毎年コンサートを開いて今回で6回目です。地元では、私は歌っているより裏に回っているほうが好きですが・・・。

今年は、石巻出身で、東久留米市の元保育士さんでもあり、保育のうたごえの仲間でもあり、保育九条の会でも活動している佐々木洋子さんと仲間たちをメインにしたステージをつくりますます。
昨年、退職を機会にチャンスあればと願っていたCD&楽譜集『ぼくら太陽の子』を発表。CDのチラシには「平和じゃなければ遊べない。子どもたちの笑顔がいつまでも輝いてほしいから」とコピーされています。
当日は、保育のうたごえ仲間である「こんぺいとう」や子どもたち、お父さん、お母さん、そして全レク一座やレコーディングに参加されたギター奏者の那須さんも一緒にステージをつくってくれます。

また、ゲストとして川越市で活動する小江戸トリビュートバンドの仲間たちのステージもあります。
私も3曲ばかり歌おうかな。

2月28日の、日曜日の午後、被災地の子どもたち、人々に思いをはせてみませんか。

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抱っこ通信674号 父ちゃんのオナラ

2016年01月27日 | 抱っこ通信
片付けられない症候群の私がつながりあそび・うたの作品などを片付け始めました。計画性もなく、いつもやりっぱなし、出しっぱなしの私ですから、つながりあそび・うたも創作しっぱなしです。
新聞読みっぱなし、洋服脱ぎっぱなし、資料や書籍積みっぱなし、なんでもかんでもです。また、いろいろと捨てられないのです。いろいろと溜まるだけです。なにがどう溜まっているのかさえわからない。人間関係もです、はい。

音楽センターなどの出版社や自主制作のCDブックやCDに作品として残っているものは整理できそうですが、五線紙や原稿用紙やノートなどにメモしてあるものや、ICコーダーなどに残してあるものをどうやって片付けるか、整理して記録しておくか、残していくかで頭が痛いです。こういう作業が苦手です。よく作品に創作番号?制作番号などをつけている方もいますし、しっかりと机のなかや棚などに整理整頓してきちんと保存している人もいます。
私の場合は作品と呼べるかどうかわからいし、あそんでいる中でできたり、あそびとしてつくったりしていますから、譜面になっていないものや文章になっていないものも結構あります。

片づけを始めました、と書きましたが、どういう分類で、というのかな、どういう考え方で、というのか、そのあたりがまだ決まっていません。いままでの自分の活動・運動=生き方をまとめるための出発点にしたいとは考えているのですが。作品そのものがいろいろ語ってくれているのではと考えているからです。

もう一つ理由があって、それはまとまって片付ける時間が初めてあるということです。遅々と進まない片付けになると思うのですが、なにかが見つかるのではないかと楽しみながら続けていきたいと考えています。


音源を整理していたら面白いというか、つくったはいいけど、一回も歌っていない作品が見つかりました。1996年に音楽センターより出版されたCD『ジャンケン兄弟』のタイトル曲『ジャンケン兄弟』です。一応ラップ風な曲調で、♪グーがいなけりゃ始まらない チョキがいなけりゃ始まらない パーもいなけりゃ始まらない あんたがいなけりゃ始まらない ジャンケン ジャンケン ジャンケン今日♪と歌っているんです。
ダンスとして振り付けもあるんです。ダンスビデオもありました。
「あんたがいなけりゃ!」と叫んで?歌って終わっているのです。なんとなく創作した意図がわかりますかね。でも、当時も今も残念ながら私は歌えないです。ラップ風ですからその人なりに歌えば良いのですけどね。譜面はなかったですが、なんとかレコーディングできたのですからね、不思議だ。歌詞と振り付けのみテキストに掲載されていました。

もう一曲。もしかしたら、これはどこかの児童館か保育園で一回こっきり歌った記憶があるような、ないような・・・『父ちゃんのオナラ』。この曲は、今度どこかで歌ってみようと思っています。


父ちゃんのオナラ

        作詞・作曲 二本松はじめ

1.父ちゃんのオナラ 地震と間違える
  母ちゃんのオナラ 笑ってごまかす
  兄ちゃんのオナラ 突然走りだす
  姉ちゃんのオナラ 沈黙の世界
  ぼくらのオナラ おみそも一緒
  笑って家族 元気いっぱい がんばるぞ オー!

2.ぞうさんのオナラ 山にこだまする
  キリンさんのオナラ 空までとどく
  ヘビさんのオナラ 森までつながる
  スカンクのオナラ みんなが気絶する
  ぼくらのオナラ おみそも一緒
  笑って家族 元気いっぱい がんばるぞ オー!

3.やまんばのオナラ (小僧〔こんぞ〕待て! 小僧〔こんぞ〕待て!)
  ネズミばあさんのオナラ (ヒッヒッヒッヒッヒ―)
  トロルのオナラ (だれだ!俺の橋でオナラをするヤツは)
  オオカミのオナラ (おかあさんだよ 早くあけておくれ)
  ぼくらのオナラ おみそも一緒
  笑って家族 元気いっぱい がんばるぞ オー!

4.父ちゃんの小遣い 母ちゃんと交渉 
  母ちゃんの小遣い誰もわからない
  兄ちゃんの小遣い すぐになくなる  
  姉ちゃんお小遣い 通帳が楽しみ
  ぼくの小遣い いつになるのか
  笑って家族 元気いっぱい がんばるぞ オー!


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抱っこ通信673号 開きませんか平和コンサート7070

2016年01月25日 | 抱っこ通信
金、土曜日は京都・奈良ミニツアーでした。前日の木曜日に駒ヶ根に一泊し、帰りは奈良を朝に出発して、夕方帰京というゆっくりとしたスケジュールです。車での移動に関しては、夜中は走らない、500キロを超える移動の場合は二日間で、という自己規制を課しています。少しでも体調も良い状態でコンサートや研修会をしたいですからね。ま、そういう年齢です。

22日の夜は京都市の楽只保育所主催の研修会でした。昨年度も、私の関西方面の活動の日を狙って?「ついでの研修会」を開いてくれているのです。こういうのって嬉しいです。公立保育所は研修予算なんてないに等しいですからね。
今回も北区の他の保育園にも呼びかけてくれました。参加者が一重円になったら小学校体育館がいっぱいのなるくらい、保育士さんたちが寒い中、仕事帰りに集まってくれました。

雪が降るのではというくらい寒い夜でしたので、じっとしてはいられず、最初のあそびから動き回るあそびやダンスばかりで、乳児向けのあそびはできませんでした。それでも、久しぶりの『ペンキ屋さん』は乳児とあそんだら楽しいと思います。『でんしゃにのってでゴーゴーゴー!』だって、調理室への訪問や、保育園の移動の時などに歌ってあげて乳児さんでも楽しんでいますという保育実践の話もできなかった。寒いんだもん。

久しぶりに『待ち合わせ!』や『ハッピー・フレンズ』も。自分で言うのもなんですが、子どもがあそびの中で主体的になれる力のあるあそびです。あそんでいる保育さんたちを見ているとそういう気がしてきます。

『オチャラカホイダンス』を三歳児の親子で遊んだばかりですと報告してくれた男先生。京都市長選挙を控え、北区で開かれた候補者を励ますつどいで『あなたを誘うよ』を集まった何百という人たちと歌いあそびましたという二人の女先生。「年配者もいたので、拍手のリズムの取り方変えましたが。楽しんでくれました。最後は、♪一人じゃ生きられないからあなたを誘うよ♪に戻って歌いました。一人が一人を誘うって運動の基本ですよね」と笑顔で話してくれたのが印象的でした。「じゃあ、今日は踊りもあるよ」とオープンニングに『あなたを誘うよ』のダンスあそびも楽しみましたよ。

たんぽぽサークルのみすず姉さんやつながり仲間のななちゃんも応援に来てくれました。ありがとうです。

23日は大和高田市保育士会研修会。7~8年ぶりだそうです。前回の研修会に参加していた保育士さんは参加者の五分の一くらいだったでしょうか。たまたまですが、前半は乳児向け、後半は幼児向けという遊びになってしまいました。ま、幼児しかできないあそびは確かにあるような気がしています。でも、基本というか、乳児と楽しむあそびの中に保育文化としてあそびで大事にしたいものがあるように思います。幼児は乳児に戻れても、乳児は幼児になれませんからね。

若い保育士が多く、あそびが進むにつれて、表情も動きも声も大きくなっていくような気がしました。休憩時間にもレジュメを見ながら復習しているグループもいたり、勉強熱心?な保育士さんたちでした。思ったより教材がたくさん出ました。


清水市で平和コンサート7070

今秋の土曜日(1月30日)は静岡市清水区で『二本松はじめ平和コンサート7070』が開かれます。

「子どもたちのためにずっと戦後でありたい」と言った女優さんがいましたが、今国会では、安倍政権は憲法の解釈改正に引き続いて、明文憲法改正への意志を明らかにしています。これら父母から手渡された「平和」と「憲法」が変えようとする動きに対して、自分で考え、自分の思いを表現することが私たちの責任であり役割と考えています。
まずは他人の声を聞くことが民主主義のはじめと言われてきたはずなのに、今の安倍自公政権は人(国民)の声を聞かない、聞けないどころか、人(国民)に大切なことを隠す、ごまかすといった体質があるようです。誰だって「人になりつつ」存在だけど、政治家としてより、人としての大事なことが欠けているような気がします。または、意識的に忘れているふりをしているのでしょうか。

平和コンサート7070では、まず、戦争を体験した人の声を聞くことかな、また、被爆した少年少女の声を聞くことからかなと思い『ヒロシマの空』を歌っています。そして、今こそ憲法を生かそうという思いで『あなた(父母から聞いていた時代に戻さないために)』を。さらに、人間として♪信じる喜びを、愛する喜びを、生きる喜びをあなたと分かち合いたい♪と『ぼくらの空に』を歌います。

会場によっては『にんげんをかえせ』(詩.峠三吉)や『やがて大気となって』『青空この街』『わたしがちいさかったときに』(いわさきちひろ絵本より)などを歌っています。今年の前半は「戦争法の廃止を求める統一署名」に呼応するために『名前が翼になって』も歌いたいなと思っています。

1月30日の静岡では、4年前のサマー・カレッジで、母親が危篤だったこともあり、途中で絶句してしまった『いますぐ会いたい』を歌う予定です。♪心のなかに棲んでる あなたに いますぐ会いたい♪と。他に新曲『笑って笑って笑って』も。
一部は平和って明るく楽しく自由だね、二部は『夢わかば』『花咲かす』なども加えて、戦争ってなに?いのちって、生きているって、仲間って、つながりってを歌います。

今年も平和コンサート7070を各地でみなさんと一緒につくりたいです。たった一人からコンサートづくりを始めた地域もありました。もちろん、一人から一人へ仲間を広げながらです。サークルや組合を動かして取り組んだところもありました。
平和コンサートの予算については、今までも私の方からも拠出しています。相談しましょう。ご連絡ください。二本松はじめ
042-479-1060 tunagari@cello.ocn.ne.jp



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抱っこ通信672号 『夢わかば』に手話は付いてますか?

2016年01月19日 | 抱っこ通信
卒園、卒業は見えてくるこの時期になると、保育園、幼稚園で「子どもたちが『夢わかば』を歌っているのですけど、手話が付いていますか?」という問い合わせが時々あります。今日も関西方面の幼稚園の先生から「手話が載っているテキスト、動画などがありませんか?」という問い合わせがきました。

実際に手話を付けて歌っている園もありますし、子どもたちが手話付きで歌ってくれているのに出会ったことが何園かあります。子どもたちの手話?しぐさ?が可愛いです。リフレーンの♪ぼくらは生まれて良かったよ ぼくらを産んでくれてありがとう♪の部分だけに手話を付けて歌っている園が多かったです。

私自身は『夢わかば』に手話をつけて歌うという考えはありません。歌詞を子どもたちとじっくり読みこんで歌ってほしいと思っています。幼児の場合は、手話を付けながら歌うとどうしても歌う、ということが弱くなっているような気がしていることにあります。もちろん、園によって、子どもたちによってですが。


私が初めて手話を付けた歌は、『きみと会ったね』(作詞・作曲 門倉詇)です。1970年代の終わりだったでしょうか。東京の小金井市で青年たちのレクリエーションの指導に行った時に、耳の聞こえない青年が参加していたのです。たまたま市民の手話講習会を社会教育の仕事として開いていたこともあり、私自身も超初心者レベルの手話を知っていたこともあり、その青年の参加を歓迎する意味で、とっさに手話付きで、みんなにも覚えてもらって歌ったのでした。もちろん、その青年にも手話を教えてもらいながらでした。

手話を付けた歌として思い出すのは、『あなたが夜明けをつげる子どもたち』(作詞/笠木透・作曲/細田昇)です。これは80年代の初めごろだったかな。地域のお母さんコーラス(桑の実コーラス)を週1回指導していた時に『あなたが夜明けをつげる子どもたち』を二部合唱にアレンジして歌ったのですが、今一つ、作者の思いが表現できていないと感じました。そこで、手話を付けて歌ったみたら、歌詞を深く読み込めてうたえるかなと思い、地域の手話サークルの仲間に手話を付けてもらったのです。お陰様で?日本のうたごえ祭典合唱発表会婦人の部で東京代表に選ばれました。

自分自身の曲で最初に手話を付けたのが1992年の『あなたの夢は』だったかな。あそび歌として、手振りだか、手話だかなんだかあいまいなのはそれ以前ありましたが、一応、手話として付けたのは『あなたの夢は』でした。レコーディングに参加していた養護学校の先生のMeiちゃんにお願いしたかな。

手話を付けてもらうのは誰でもいいかというわけにはいきません。基本的には手話通訳者や手話通訳士であり、レクリエーション活動やつながりあそび・うたを楽しんでいる仲間に手話を付けてもらっています。いろんな意味で作品をわかり合えると思っています。

また、なんでもかんでも手話を付ければよいというわけではありませんね。歌う側も聞く側も、歌詞を豊かに膨らませ表現することができる作品が良いと思います。また、言葉数が多くこちよこちょやっているものも見かけますが、どうなんでしょうか?と思って見ています。見ているのであって歌詞は入ってきません。もちろん、歌う側にも聞く側にもろうの仲間がいる場合は違うと思いますが・・・。

私の場合は、最初から手話を付ける歌として創作しています。短い曲で言葉のくり返しが多く、テンポもゆっくりした歌に手話を付けています。最近の歌では『あしたへつづく』ですが。
そもそも歌に手話を付けながら歌うとことについては、いろいろな意見や考えがあると思いますが、またいつか書きたいと思っています。


笑って笑って笑って

一番新しい創作曲です。先日の全国サマー・カレッジ実行委員会代表者会議の最後に歌いました。私の得意な?集会ソング?。集会ソングなんていうジャンルがあるかどうわかりませんが、なにかのつどいに集まった仲間と、その場で歌いかわす(シングアウト)歌として創作しました。歌詞もそのつどいにふさわしいものを即興でつくりるのが集会ソングの真骨頂です。いろいろ創ってみてください。


笑って 笑って 笑って

       作詞・作曲 二本松はじめ

笑って 笑って 笑って 笑って
笑って 笑って 笑って 明日も
冬が連れて来るあたたかさ どこかで聞こえる春の足音
凍える心に息を吹きかけ きみの夢を 目覚めさせよう

笑って 笑って 笑って 笑って
笑って 笑って 笑って 明日も
生きてる時間は限りがあるから 後ろを向いている時間はないから
未来の自分に期待を込めて 精いっぱい生きてゆこう

笑って 笑って 笑って 笑って
笑って 笑って 笑って 明日も
時計の針ががらがらと 反対回りに進み始めてる
一人ひとりが主人公だから いのちの歩みを取り戻そう

笑って 笑って 笑って 笑って
笑って 笑って 笑って 明日も
青い空は高く高く 雲さえゆかいに流れてゆく
でっかいでっかい希望語ろう 楽しく楽しく生きてゆこう

笑って 笑って 笑って 笑って
笑って 笑って 笑って 明日も
笑って 笑って 笑って 笑って
笑って 笑って 笑って 明日も



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抱っこ通信671号 山口市に日帰り研修

2016年01月17日 | 抱っこ通信
今日は、ユズリンは栗東市で笑顔ありがとうコンサートin滋賀、まっちゃんは豊橋でつながりあそび自主講習会、大吉つぁんは静岡市でみかんレク~だいきちつぁんとあそぼう~。みんなつながりで活躍中です。
私はお休みです。いいねえ!こういう日は。

さて、昨日はやまぐち子育て福祉総合センター主催の保育者・子育て支援者専門研修『0~5歳児のつながりあそび』。保育士さんを中心に50名定員の予定が80名近くの先生たちが公休の日なのに集まってきてくれました。「断れないんですよ」とは担当の総合センター長(園長先生)さん。

前半1時間が乳児向け、後半1時間が幼児向けとレジュメを見ながらのまとめでした。乳児向け幼児向けというあそびがあるのかな?一応、子どもの一人ひとりの発達段階を抑えていたほうが楽しさはつくれると思いますが、与えられたテーマ「0~5歳児のつながりあそび」になっていましたから、ま、いいか?。

公私立の保育園の先生たちや幼稚園の先生、学童保育の先生など、子育てにかかわる施設・機関の先生たちの集まりでしたが、いきなりのみんなでの『元気いっぱい』の挨拶歌から、二人組になって手をつないでの『元気いっぱい』での「自己紹介プラス今週の保育の中で、嬉しかったことを一つ相手に伝えてください」の呼び掛けにはぎこちない笑顔で言葉を交わしていたようです。
園内研修と違って初めて出会う人が多いのですから無理もないですが、それでも、私たちの自己紹介の中での「子どもたちから私がなんでピカリンって呼ばれているか、その理由を薄々わかる人は手をあげて」や「Aはあきれた、Kはかわいい、Bはばあちゃん」などでリラックスした後の2曲目『誕生日って』では、自然と笑顔で肩組み、手つなぎができ、うたごえも繰り返すごとに明るくなっていきました。

そんなことを発見したときは、「みんな素敵な笑顔でしたよ。大事だね笑顔。嬉しいね笑顔。だって、子どもたちはお母さんのおなかの中にいるときは、お父さんやお母さんや大人たちの柔らかくて優しく明るい声を、笑顔の声を聞いていたんだよね。だから子どもたちは、そういう大人の中で、笑顔の中で、生まれ、育つものだと思って生まれてくるんですよね。この、子どもは笑顔の中で育つ、ということが大事なんですよね。そういうもんなんです。みんなは素敵な笑顔だったから大丈夫かな?ま、現実はいろいろありますが」などとあそびの途中、途中で私なりのあそびに込めた思いや、先生たちへのメッセージを入れながら、半分は小休止の意味もありますが、あそびを続けて研修会をつくっていきます。あっという間の2時間でした。

最後の総合センター長さんの挨拶で「先生方のパワフルでエネルギッシュな指導にびっくりしました。私なんかは、もうやめようもうやめようと思いながらも、つい遊んじゃっている。おなかから笑っちゃっている自分がいました。最後の歌には子どもたちが見えました。」と。

行政の子ども家庭課の課長さんらも参加してくれていて、窓越しの廊下で、笑顔で体を動かしていましたよ。「なんどもウルウルしていました」と課長さん。主査さんたちは駐車場の係もしてくれました。総合センターができて2年目だそうで「行政の職員さんに、こういう現場を見てもらうことが大事です」と総合センター長さん。そうですね、行政職員には保育現場をつぶさに見て、現場の声を聞いてほしいですね。国も、県も、市町村も。
飛行場への草原での車の中で総合センター長さんといろいろな話ができてよかったです。私も、また一つ現場の声を聞くことができました。ありがとうございました。

飛行機で往復とはいえ、東京から山口での日帰り研修はさすが疲れました。帰ってきても体が興奮していてなかなか寝つかれないんですよね。午前3時過ぎでしたか布団の中に入ったのは。きっと、今日は一日ボケっとしていることでしょう。そうか、最近は何もなくてもボケっとしているか。


ヨーソロ出航!

1月30日、静岡市清水区で開かれる『二本松はじめ平和コンサート7070』のプログラムを考えています。主催者の構成から、参加してくれる人たちのことを想像しながらあれこれ考えるのは楽しいです。

コンサートの二部はどの会場でも同じ選曲です。『ヒロシマの空』を中心とした平和への強いストレートなメッセージと、『夢わかば』『花咲かす』を中心としたいのち・生きる、をうたいます。
一部はそれぞれなんですよね。ここでは聞くだけでなく、歌う、つながるなどを通して、コンサートに主体的に参加してほしいのです。『あなたを誘うよ』からどう展開するか、一応の案はできていますが、もう少し深めてみましょう。

そんな中で見つけた一曲です。当日は歌うかどうかわかりませんが、行進曲風で元気に歌います。踊りもあったけなあ。
「『誕生日って』はいのちの縦のつながりですけど、こんどの『ヨーソロ出航だ!』は横のつながりですね」と、この曲が入ったCD『母…それは憲法』がリリースされた年に、石川県の仲間からもらったメールに書かれていました。


ヨーソロ 出航だ!
     
      作詞・作曲  二本松はじめ

1.広島を流れる川も 長崎を流れる川も
  沖縄を流れる川も 東京を流れる川も
  いつかはきっと出会うだろう 大きな海で出会うだろう
  ぼくらもいますぐ出かけよう 大きな海へ漕ぎ出そう
  ヨーソロ ヨーソロ 仲間たち! ヨーソロ ヨーソロ 出航だ!

2.日本を流れる川も アジアを流れる川も
  中東を流れる川も アフリカを流れる川も
  いつかはきっと出会うだろう 平和な海で出会うだろう
  ぼくらもいますぐ出かけよう 平和な海へ漕ぎ出そう
  ヨーソロ ヨーソロ 仲間たち ヨーソロ ヨーソロ 出航だ

3.ヨーロッパ流れる川も アメリカを流れる川も
  北極南極オーストラリア 世界を流れる川は
  いつかはきっと出会うだろう いのちの海で出会うだろう
  ぼくらもいますぐ出かけよう いのちの海を漕ぎ出そう
  ヨーソロ ヨーソロ 仲間たち ヨーソロ ヨーソロ 出航だ
  ヨーソロ ヨーソロ 仲間たち ヨーソロ ヨーソロ 出航だ


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抱っこ通信670号 伸ばしてゆこう

2016年01月15日 | 抱っこ通信
今日は埼玉県三芳町公立保育所の保育研修会。町には二つの公立保育所があります。研修会は20年ぶりくらいで3回目です。以前の研修会に参加した人は数人くらいかな。若い、若い保育士さんでしたが、正規職員は何人くらいいたのでしょうか。

金曜日の仕事終わりでの研修会ですから、くたくたに疲れた体、表情で集まってきてくれました。途中の『でんしゃにのってゴーゴーゴー!』では椅子に座ってしまう保育士さんも。こんなに動くとは思っていなかったようです。それでも、あそびこんでいくうちに声も出てくるし、表情も和らいできてくるし、何よりも仲間にかかわる姿がたくさん見られるようになりました。最後になってやっと解放されたという感じでしたよ。最後の司会の先生の話の中にも「疲れが吹き飛んで、早く子どもたちと楽しみたくなったでしょ」とありました。

1時間30分間で9種類の歌とあそびとダンスで、少しせわしなかったかな。『ゴシゴシゴシゴシ』では一つのあそびでの子どもも発達段階における展開例も入れましたしね。つながりの仲間たちの保育実践の話も入れながら進めました。即、実践してくれると嬉しいです。


全国サマー・カレッジ実行委員会代表者会議のオープニングではシングアウトしました。私も会議では新曲をみんなで歌ってもらうようにしています。今年の曲は『伸ばしてゆこう』。かなり前に創作していましたが、譜面起こしは会議の前日の旅館で。ほとんどくり返しの歌詞で、簡単なメロディですので歌ってみてください。
今回は、当日に歌った歌詞とは少し変わっています。

伸ばしてゆこう

         作詞・作曲 二本松はじめ

伸ばしてゆこう 伸ばしてゆこう 君のその手と
つないでゆこう つないでゆこう ぼくのこの手と
なにかがはじまる予感するよ あったか涙があふれるよ
手と手とこころ 手と手とこころ 明日が見えてくる

歌ってゆこう 歌ってゆこう 君の夢と
つないでゆこう つないでゆこう ぼくの夢と
なにかがはじまる予感するよ あったか希望があふれるよ
手と手とこころ 手と手とこころ 明日が見えてくる

歩いてゆこう 歩いてゆこう 君の人生(みち)と
つないでゆこう つないでゆこう ぼくの人生(みち)と
なにかがはじまる予感するよ あったか笑顔があふれるよ
手と手とこころ 手と手とこころ 明日がみえてくる

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抱っこ通信669号 つながりあそびについて学んだよ②

2016年01月14日 | 抱っこ通信
今日は荒川区第二南千住保育園で「あらかわ『親育ち』講座」でした。乳児の親子で45分、幼児の親子で1時間15分、からだと心を動かすつながりあそびコンサートでした。

この時期になると乳児さんさんといっても赤ちゃん赤ちゃんしている子どもはあまり見かけません。それでも、この時期しかできないとは言いませんが、抱っこ抱っこ、抱っこだけのあそびを楽しみました。子どもたちが戻れる場所をあけておいてくださいね。お母さん自身に帰る場所ありますか?のメッセージ付きで。

♬かくれんぼするものよっといで かくれんぼするものよっといで
頭もかくれんぼ お目目もかくれんぼ お耳もかくれんぼ お口もかくれんぼ
いつも○○ちゃんはかくれんぼ 、ママのおなかにかくれんぼ♬(ママのおなかにかくれぼ)

♬おかあさんのおなかはあったかい おかあさんのおなかはあったかい
おかあさんのおなかはあったかい 大好きな大好きなおかあさんのおなか♬(おなか)


幼児さんの親子も基本は抱っこですが、そこは抱っこまでの過程も楽しみながらです。

♬おちゃらかホイホイホイ おちゃらかホイホイホイ
右手左手子どもが回ります 親子で回ります グルグル回ります
右手左手子どもが回ります さよならさよなら 子どもが飛びつくよ
ぎゅっぎゅっぎゅう♬(おちゃらかホイダンス=あしたも元気)

♬赤鬼 青鬼 黄鬼だ 赤鬼 青鬼 黄鬼だ
俺たちゃ鬼の兄弟 泣く子はおらんか 食っちまうぞ♬(おにの三兄弟)

3月末で卒園するひまわりさんと親さんには仲間がいることと心の中に春のつぼみ(夢)を膨らませていこうとのメッセージ付きで

♬ ひとつ ふたつ 指折って 春よ来い来い 早く来い
ひとつ ふたつ 指折って 春よ来い来い 早く来い
ゆめゆめゆめゆめ 夢つぼみ
かぜかぜかぜかぜ 風吹いて
早く来い来い早く来い
ひとつ ふたつ 指折って 春よ来い来い 早く来い
春よ来い来い 早く来い ♬(春よ来い)

約3週間ぶりの実践です。途中で声が出なくなるのでは心配でしたが、それよりも、最後の最後の『夢わかば』で腰痛が出て、立っていられなくなり、中途半端に座りながら歌詞コールしていました。少し座って休んでいるともとに戻るのですが・・・。これからが心配です。



さて、前号の抱っこ通信668号でもお知らせしたように、つながりあそび・うた研究所機関紙『手と手と手と』第128号(2008年11月12日発行)の中根康則さん連載「ゆるゆる・ふっくら・根強く」より「つながりあそび・うた」とは一緒に考えてください。

・・・・・・・・・・・

つながりあそび・うたとは何か? 今、あらためて考えてみると

この稿では、あらためて「つながりあそび・うた」とは何か、というテーマに迫ってみたいと思います。
研究所のパンフには、次のように紹介されています。

「より自由で人間らしく生きたいという人間の究極の願いから出発し育まれてきた“つながりあそび・うた”(あそび・うた・ダンス)を通して、『人間のつながりあいって楽しいよ』『生きているってひとりじゃないよ』という実感と共感を、子どもたちや先生・お父さん、お母さんに広く伝えるために、1991年4月に『つながりあそび・うた研究所』は設立」と。

機関紙『手と手と手と』創刊号には、その思いを次のように記されています。

「人間のつながりあいの喪失は人類にとって最大の危機であり、つながりあそび・うたを通して、この危機的状況を見つめなおしたり、変えていく力を育んだりすると同時に、つながりあそび・うたを楽しむことと広げる中で、私自身が人間らしく生きたいと願っているのです」。

これら短いフレーズの中に、見逃してはいけない大切なポイントがあります。

一つは、つながりあそび・うたが突然生まれたのではなく、平和と民主主義を守り発展させるという歴史の流れの中で、また子どもたちに新しい時代や未来を手渡すために、あらゆる分野で創造している人たちの流れの中で、より「自由で人間らしく生きたい」と生まれ育っていきたいということです。

二つ目は、つながりあそび・うたの活動とは、歌やあそび・ダンスを習得するためだけの活動ではなく、個人的つながりをつくるためだけでなく、ましてや研究所メンバーのファンクラブやイベント屋でもありません。場つなぎやただの笑いではなく、文化としての「歌・遊び・ダンス」を自らが創造し楽しむ中で、人間として成長すること獲得する活動だということです。

三つ目は、生きていることや成長することの喜びの実感や共感を自らの意思で意識的に伝え広めることにより、人間の成長を阻止するものに立ち向かっていく力を培っていく活動ということです。総じて言えば、「つながりあそび・うた」の大切なポリシーとは、生命を中心とする文化としての歌・あそび・ダンスなどを通して、みんなの中で一人一が社会の主権者・主体者として成長することがポイントであります。

そうした中で、仲間づくりをつよめて、自分を取り巻く環境(家庭・地域・職場・学校・社会)をより人間らしく生きていくために作り変えることも大切なテーマです。今、言った通り「つながりあそび・うた」はまず、“生命”を大前提に据えて今が、教育研究者の大田尭(たかし)氏の「生命の特徴」という角度から「つながりあそび・うた」の真骨頂をより深めてみたいと思います。

一つ目の特徴は、生命はみんな違うという点です。これは、種の保存という天性的な営みの保障であるとともに、画一的で完全パーフェクトな人間はいない、それぞれ不完全な状態だからこそ、みんなで支え合い、補い合い生きていくのが人間だよ、ということを意味します。

二つ目の特徴は、生命は変わるという点です。あらゆる生命は、自らを変えていく成長力を持っています。自分自身の成長能力が自分を創る、このことが第一義的に生命力の中に存在し、それをまわりの人が助けるというシステムがあるのです。
この観点は、財界の人間遺伝子決定論とは、対極的な見方です。しかも人間は失いながら獲得するという新陳代謝という機能があるため、人間の成長は画一的・直線的に進みません。さらに人間は「その気」によって劇的成長を遂げることができるという特別な能力も兼ね備えています。

三つ目の特徴は、生命はかかわり合う中にあるという点です。関わり合いを失っては、生命というものの存在は不可能です。しかも人間は動物とは違って、自らの意思を表現する文化というものを持ち、今では科学によってさまざまな文明の利器を創り出し社会を形成し、人と人を結びつけ合っています。そればかりか、いろんな環境への適応技術を生み出し、次の世代に伝えられ、文化伝達いわゆる広い意味の教育の社会的機能が、人類の存続を保障してきました。生物学的遺伝に加えて、「社会的遺伝」とでもいうべき機能を発達させてきたといえるでしょう。

以上述べてきたように、生命の三つの特徴から導きされる「つながりあそび・うた」の思想(哲学)とは、一人ひとりを大切にし、その主体性(人格)を認め合い、すべての人が主権者として成長しあい、仲間づくりを意識的に行うことにより、すべての人が幸せになることを願っている。

生命が地球上に生まれて45億年、この歴史は人間がより人間らしく成長する歴史でした。原始共産・奴隷・封建・資本主義・社会(共産)主義という社会制度の変遷は、人間(生命)を大切にする勢力とそうでない勢力とのたたかいの歴史でもあります。

「つながりあそび・うた」は、まさしく人間を大切にする勢力の一員であり、そのたたかい(階級闘争)の一翼を担っていることになります。すべての生命が有する幸せになる権利を阻むものに対しては、楽しさをもって立ち向かう、つまり人間を育て、仲間を増やし、社会を変える活動に参加する態度が「つながりあそび・うた」の立場です。(「つながり九条の会」の設立も今観点から出発しています)。

ぼくらは、こうした生命の継続の闘いの真っ只中にいるという人類史的なスパンで「今」をとらえることが大切です
。だからこそ、社会(政治)にしっかり目を向けて、状況(情勢)をみきわめる力量をつけることが求められています。

このことは、決して「政治的」ではなく、人間の当然の“生きる権利”の執行なのです。

中根康則
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抱っこ通信668号 つながりあそびについて学んだよ①

2016年01月13日 | 抱っこ通信
今年、最初の抱っこ通信です。
この3月末でつながりあそび・うた研究所(以下、研究所)も満25歳です。「つながりあそび」という言葉が生まれて、この4月で、数えで30歳です。ちなみに私が文化としてのあそび・うたの世界?に入る大きなきっかけをつくった全日本レクリエーション・リーダー会議(以下、全レク)が設立されて、この3月で満40年です。全レクの二本松からつながりのピカリンへ、もう人生の半分以上を、あそび、うたの世界で暮らしています。暮らさせていただいているのですね。ありがとうです。

9~10日は毎年の全国サマー・カレッジ実行委員会代表者会議(以下代表者会議)が滋賀県で開かれました。昨年は大阪で二日間、一昨年は東京で一日でしたので、3年ぶりに宿泊しての会議でした。宿泊費(会議室等も含めて)は22000円、東の千葉や神奈川、西の佐賀から参加する仲間たちの交通費を考えたら大きな出費です。それでも30人を超える仲間が集まってくれ、つながりあそび・うたについて、サマー・カレッジについて、つながり青年会議について、つながり運動についてなど、ほんとうに自分たちの生きる課題として真剣に仲間たちの話に耳を傾け、自分の言葉で話し合いに参加してくれました。ありがとうです。

自分の楽しかったあそびやうたなどを子どもたちと保育の中で楽しむだけにとどまらず、職場や地域の仲間たちに広げるだけにとどまらず、広げた仲間たちがさらに仲間たちをも増やしていくように応援、支援していく、そして、楽しさを広げるための環境をも変えていくことがつながり運動ではないかと考えています。だって、自分の楽しかった大好きなあそびやうたや、大好きな人をもっと好きになるために。そんな自分が好きに愛おしくなりますよね。そんな仲間たちが集まってくれたのが代表者会議かな。ま、仲間になりつつの仲間もいますが。

そんなことを感じさせる参加した仲間からのメールを紹介します。

「二日間、ありがとうございました。
年明けに全国の仲間に出会って、交流して、また今年もがんばろうと思っています。
神戸の『みんなで参加しよう。』という意気込みが素敵ですね。
新しい神戸をみんなで応援しようという温かい雰囲気もよかったです。
これこそが“つながり”だなぁと思いました。
若い仲間や山梨の仲間等、今までとは参加者の顔ぶれも変わってきて、新しい“つながり”が動き始めた気がして、わくわくします。
このわくわく感をこれからのエネルギーとして、今年も1年がんばります!」と。


代表者会議では自己紹介後に中根さんによる情勢についての話がありました。「あそび・うたに情勢?」なんて考える人がいるかもしれませんが、情勢を学ぶということは、今、人や文化、物事がどのように動いていて、今後どうなっていくのかを考えることです。
たぶん、一人ひとりが生活・活動する中で、意識するとしないとにかかわらず、今という時代を感じていると思いますが、子どもたちのこと、保育園のこと、働くこと、暮らしのこと、文化としてのつながりあそび・うたなどを立ち止まって考えてみることが、つながりあそび・うたを楽しむことや広げることができるのではと考えているからです。それは、自分がどう生きるのかを知るということにつながるのです。

その情勢の話の冒頭に「つながりあそび・うたとは何か」について熱く語っていました。その話の最初に、私が戦後60年に自主制作したCD『母…それは憲法』のリード部分にこんなことが書いていますと前半部分を紹介していました。

今回はそのリードの文章を転載します。
次号抱っこ通信には、中根さんの話が研究所機関紙『手と手と手と』第128号(2008年11月12日発行)の中根さんの連載「ゆるゆる・ふっくら・根強く」書かれているものとほぼ同じということで、その文章を転載します。少し、私の勉強に付き合ってください。

・・・・・・・・・・
人間らしく生きること 人間らしく死ぬことができるように

私の一生の仕事はつながりあそび・うたを通して「生きているってひとりじゃない」「ひとのつながりあいって楽しいよ 大切だよ」を子どもたちへ、子どもたちと育ちあう人たちへ届けることです。それは同時に、いのちの美しさを生きることの素晴らしさを広げることだと自負しています。それはまた「平和」を守り、つくりだし、広げることだと思っています。それが私にとって人間らしく生きることです。

私は憲法と同い年です。あの悲惨な戦争を反省する中から生まれた憲法。いかなる理由があってもいのちを奪うことも、奪われることも許さず、すべてのいのちが輝き、その寿命をまっとうできることを国家に義務付け、国民に保障した憲法を持つ国に生まれ、育ってきました。この憲法を持つまで、どれだけの多くの犠牲が日本でアジアで地球にあったのでしょうか。そのことをしっかり伝えることと、その犠牲になったいのちたちのために、そして子どもたち、未来のために、いま憲法九条を守り、輝かせることに努力すること、それが私にとって人間らしく死ぬことができることだと思っています。
すべての人たちが 人間らしく生きること、人間らしく死ぬことができるように!

つながりあそび・うた研究所 二本松はじめ
・・・・・・・・・・・



1月30日に平和コンサート7070が静岡県清水区で開かれます。
つながり仲間である保育士K・haruちゃんが、京都サマカレに参加して、ミニコンサートで私の『ヒロシマの空』を聴いてくれて、なにか心に刺さるものがあったらしいのです。でも、静岡サマカレでは、私の都合で一日目しか参加できなかったので『ヒロシマの空』歌えなかったのですが、静岡の仲間たちにも是非、聞いてもらいたいと今回の平和コンサート7070を企画してくれました。
そのチラシには

平和ってなんだろう・・・?
大切な仲間、友だち、大好きな人と
笑いあったり、うたいあったり、ふざけあったり♪

安心できる時間、空間・・・♪

自分にとっての平和って♬

今の時代だからこそ、ちょっぴり考えてみたい大切にしていきたい言葉です。


と書かれていました。若い仲間たちの主催です。
一人でも多くのご参加をお待ちしています。

日時 1月30日(土)18:00開演(17:30開場)
会場 MAHCOMHALL(マーカムホール)
   静岡市清水区島崎町7-19
問い合わせ 二本松まで


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二本松はじめスケジュール更新(1~6月)

2016年01月12日 | スケジュール
2016年1~6月のスケジュールをアップします。
まだまだスケスケ状態です。
つながりあそび・うたの研修会や親子コンサート、
平和コンサートで各地に出かけていきますよ。



二本松はじめスケジュール
(1月1日付 ★印は誰でも参加できます)


【2016年1月二本松はじめスケジュール】

6日(水)つながりあそび・うた研究所会議
9~10日全国サマー・カレッジ実行委員会代表者会議in滋賀
14日(木)ni荒川区立第二南千住保育園親子つながりあそびコンサート
15日(金)ni埼玉県三芳町保育士研修会
16日(土)pm山口市保育士研修会
22日(金)★ni京都市楽只保育所&北区周辺保育園研修会
23日(土)pm大和高田市保育研修会
30日(土)amひかり保育園親子つながりあそびコンサートin豊川市
      ★ni二本松はじめ平和コンサート7070in静岡市清水区マーカムホール
31日(日)★pm東久留米新春のつどい


【2016年2月二本松はじめスケジュール】

18日(木)am宇都宮市子ども発達センター内西部保育園交流事業
      ni陽だまり保育園コンサートin栃木県高根沢町
19日(金)am陽だまり保育園子育て支援事業in栃木県高根沢町
23日(火)am新宿区信濃町子ども家庭支援センター
26日(金)amオリンピア保育園つながりあそびコンサートin調布市
27日(土)つながり青年会議in江南市
28日(日)★pm1:30夢わかばプロジェクトコンサート第6弾in東久留米


【2016年3月二本松はじめスケジュール】

1日(火)pm延方幼稚園親子つながりあそびコンサートin潮来市
20日(日)★am岸和田市保育運動連絡会親子つながりあそびコンサート
26日(土)pm学校法人多摩川学園&きたはら学園等合同職員研修会
27日(日)★pmぞうれっしゃがやってきたコンサートゲスト出演in大阪SAYAKAホール
31~1日 つながりあそび・うた研究所春会議


【2016年4月二本松はじめスケジュール】

8日(金)am桜花学園大学保育セミナー
9日(土)am阿久根市子ども発達支援センターこじかつながりあそびコンサート
10日(日)am阿久根市子ども発達支援センターこじかつながりあそびコンサート
17日(日)★(仮称)全日本レクリエーション・リーダー会議40周年を祝うつどい
24日(日)★奈良レクリエーション学校in奈良市
29日(金)★第20回ピカリン&なのはなスプリングカレッジin 大阪市西成区民センター


【2016年5月二本松はじめスケジュール】

1日(日)★三多摩メーデー
3~4日★関西レクリエーション学校
8日(日)★pm広島ツーユーレク学校
11日(水)★pm(仮)中央市田富中央児童館つなあそびコンサート
15日(日)★(仮称)つながりあそび・うたまつりin東京


【2016年6月二本松はじめスケジュール】

2日(木)★合研プレ企画in松江市
3日(金)★合研プレ企画in出雲市
4日(土)★合研プレ企画in島根県鹿足郡
5日(日)★合研プレ企画in米子市
10日(金)★ni平和コンサートin中津川市
11日(土)pm泉佐野市保育士研修会
12日(日)★pm兵庫保育を考える集いin神戸市
17日(金)ni東近江市保育士会研修会
18日(土)★サマー・カレッジin大阪
19日(日)★サマー・カレッジin大阪
23日(木)徳山中央幼稚園年齢別親子つながりあそびコンサートin周南市
25日(土)pm三原市保育士研修会
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