つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信809号 生かされて 平和コンサート

2017年05月17日 | 抱っこ通信
「ありがとう」と「楽しかったね」。この二つの言葉しか出てきませんでした。
13日はいなべ市で「『二本松平和コンサート』笑がおがいちばん」。
14日は津市で「『二本松はじめ平和コンサート』笑って笑って笑って」。
コンサートの主催はつながりあそびの仲間たち、特にでこぼこ冒険隊の仲間たちと、そして、彼ら彼女らが活動の中でつくりだしてきたつながりの仲間たちでした。

実行委員の仲間たちは、自分の働いていた地域の保育関係者に働きかけたり、活動の中で知り合った障害者施設や保育・子育てサークルや地域の農業関係者に働きかけたり、中学校の同窓会の女子会に働きかけたりと地元に根ざしたつながりを中心にしたいなべ市での取り組み。

保育・教育関係者、保育・教育関係OB・OG、三重レク、うたごえサークル、九条の会、平和委員会、新婦人の会など、自分たちの関わっている団体を足掛かりに働きかけていった津市での取り組み。

一人ひとりができることで「いま、平和をうたおう、考えよう」と平和コンサートを広げてくれました。


ともかく、「二本松はじめってだれ?」「知らない」「どんな歌をうたうの?」「聞いたことがない」という段階からの取り組みだったので、ひとりを誘うのにもチラシを渡す、配るだけでは絶対に参加してもらえないという状況からの出発でした。きっといろいろな思いや苦労を重ねながら参加者を組織していったのでしょうね。
これは今までのどの会場の取り組みでも同じです。
結果は2会場で目標を越えた約400名の参加者を迎えることができました。

結局は、平和コンサートを広げようとする人の人柄や日頃の活動を知ってもらえていること、信頼してもらえたことが一番だったのではないでしょうか。

津市での平和コンサートで中心となったHさんのメールには「・・・私は、このコンサートに取り組んでまわりの人とのつながりが深まったこと、以前から知っている人でもより強く信頼感がもてるようになった人もいるのが嬉しいです。ちょっとずつの言葉、ちょっとずつの気持ちが平和コンサートに集まって今日をむかえたのが嬉しかったです。」と書かれていました。


取り組んだ仲間たちにとっては2年前から「平和コンサート」への思いもあったし、とにかく明るく、元気に、そして、チラシにも書かれていますが「人間っておもしろい 人があつまるって楽しい みんなで楽しさをつくってことって平和」ということに確信を持って活動していたのではないでしょうか。

そして、チラシの続きに書かれていた「その楽しさが奪われています 生きる楽しさを奪うものに立ち向かう 笑いあり涙ありの楽しいコンサート」を参加者とともに一緒につくることで、立ち向かう元気と勇気を広げたいと願っていたのだと思います。

ですから、コンサートでは、実行委委員の仲間たちが歌ったり、踊ったり、手話をしたりと先頭になって、会場のみなさんを巻き込んでコンサート一緒につくってくれました。


私自身の中には、二つの思いがありました。

一つはコンサートの中でも少しふれましたが、いま、人としてあたりまえの願いである人と人とのつながりを豊かにし、音楽を楽しみ、「いのち」と「平和」を考えるコンサートを準備することさえも監視され、その内容(歌詞とか語りだけでなく、集まる人の個々人の思い、願い、思想信条などなど)までもが問われ、取り締まる対象となるような共謀罪(テロ等準備法案?)を詭弁と強弁と嘘と数の力で押し切ろうとするアベ政権。そういう暴力に屈して、自由にものが言えなくなく、うたえなくなる、聞けなくなる、お互いがお互いの心の中まで監視しあう社会、そして、その先には憲法を改悪し、平和と民主主義を踏み躙り、戦争をする国へといのちの歩みを後戻りさせてはならないとの思いも込めてコンサートを参加者とともにつくったつもりです。

初めて出会う人が圧倒的に多かったですが、あたりまえのように、一人ひとりが自分らしく人間らしく生きたいという願いや、平和と自由と希望もって生きられる安心できる社会と暮らしを求めている人ばかりで、私からの、こちらからの歌いかけ、働きかけにもビンビン反応してくれて、私自身が逆に乗せられてしまいました。嬉しかったです。楽しかったです。


二つ目には、どうしても三重の仲間たちの平和への思い、つながりへの思いに応えたいということでした。自分がやってきたこと、やりつつあることを自分から断ち切るわけにはいかなかったのです。もちろん、それが自分の生きている証でもあるし、喜びでもあるからです。

70歳に近づくと、からだのあちこちにひずみやさびが見られますし、意識するとしないとの関わらず、自分が活動出来る残り時間は見えてしまうし、その活動する姿も考えなくても浮かんでくる時があります。ですから今まで以上に、一日、一時間、一秒が大事になってきています。
私は自分の時間を子どもたちや人のために生かすことが嬉しいし、楽しいし、自分のためなんです。そうやって生きてきました。これからそのつもりです。

いなべ市、津市での二つの平和コンサートは、中たちの思いに応えると同時に、私にとっても生きていた、生かされていた、とっても素敵なありがたい時間だったのです。

ありがとう、楽しかった。


さあ、あなたの地域でも『二本松はじめ平和コンサート』を一緒につくりませんか




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抱っこ通信808号 遺品整理

2017年05月11日 | 抱っこ通信
月1~2回に実家に行っています。もう4カ月になろうとしていますが姉の遺品の整理にです。
衣類や持ち物など内回りは、姉など女性軍が担当で、これが大変そうです。
私の担当は主に外回りというか、新聞購読や携帯・電話通話やネット関係や、役所関係とか保険関係などが中心です。その時だけしかやれませんのでなかなか進んでいません。
昨日も姉の元の勤務先から年金のことで戸籍謄本が足りないので準備してくださいとの電話が入りました。戸籍謄本・戸籍抄本・印鑑証明をもらうにもいくつかの役所を回らなければなりません。

この遺品整理は大変ですが、姉のことだけでなく、両親や親族のことがわかって、これはこれで楽しいです。
父親が弟のためにつくっていた通帳が見つかてびっくりするやら感心するやら。親のありがたさが身にしみます。
振り返ってみたら両親の相続、遺品整理時は姉一人がしていたのです。ほんとうに感謝しかありません。

その姉が、私のことで楽しみにしていてくれたのがCDでした。
昨年のCD『笑って笑って笑って』の時は、題字の「笑って笑って笑って」を書いてもらいました。きっと体調もいまいちのところをいろいろ考えながら何枚も書いでくれたのでしょうね。その書き残したものもたくさん出てきました。ありがたいです。
もちろん、CDが出版されると、友だちにたくさん広げてくれました。


さて、今年もCDを制作したいと思っています。
今年のCDのコンセプトは「わたしがちいさかったときに」に決まっていまが、選曲に悩んでいます。もう一つ、レコーディングスケジュールが諸々の事情で決まっていないのです。
9月の大阪・東京での古希コンサートには間に合わさないと、と思っています。

こんな写真も出てきました。姉二人と近所のお姉ちゃんたちと


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抱っこ通信807号 (^^♪好き好き大好き 九ちゃん大好き(^^♪

2017年05月08日 | 抱っこ通信
今週末は三重県のいなべ市と津市での連続平和コンサート。
13日、いなべ市の主催はつながりあそび・うたサークルでこぼこ冒険隊。
前号でも書きましたが、つながりあそび・うた研究所の思いに共感してくれたいなべ市、四日市市、鈴鹿市、津市、伊勢市などの保育士、教師、会社員などが集まって、つながりあそび・うたを地域で広げる活動をしています。

14日、津市の主催は、平和がいちばん、笑って笑って笑ってコンサート実行委員会。でこぼこ冒険隊の仲間はもちろんですが、昔の全レク(全日本レクリエーション・リーダー会議)の仲間や地域の平和運動、うたごえ運動に関わっている仲間たちなどがメンバーです。

どちらも2年前の「二本松はじめ平和コンサート7070」の呼びかけに応えて手を挙げてくれていたのですが、今回やっとコンサートが実現することになりました。2年前の時にはスケジュールが合わなかったのです。

「二本松はじめ平和コンサート7070」などと称して、70歳までに平和コンサートを70ヶ所で開きたいと思ったのは、2015年の5月30日津市の飲み屋さんでした。前日の小牧市での平和コンサートが、自分で言うのもなんですが、感動的だったこともあり、酒の勢いで?その気になってしまったのです。

当時の抱っこ通信には小牧での平和コンサートについて次のように書かれていました。
「次の曲からがこの日のメインです。
16歳の時に被爆した林幸子さんの詩で『ヒロシマの空』。私はもっぱら語りと歌に専念します。音楽的にはピアノとバイオリンがヒロシマの焼け跡の情景と父と娘の心の情景を歌いあげてくれます。10分以上の長い曲ですが、ひとりの人が書いた詩なので、言葉が心の中にすっと入ってきます。
ところが歌い語り終わっても拍手がありません。私『?』。

少し間を取ってアカペラで『にんげんをかえせ』。次に『やがて大気となって』をメドレーで。終わってもまだ拍手がありません。私は『?』『?』。

ピアノが『あなた』のイントロを弾きはじめました。しかし私は歌いだせませんでした。
少したってから『あなた』(父母から聞いていた時代に戻さないために)を創作した背景を語り始めていました。『いま、私にできることは』ということです。ピアノとバイオリンが語りのバックに素敵なん音楽を即興でつくってくれていました。

『あなた』を歌い終わって、立ち上がり改めてお辞儀をすると、やっと拍手が沸き起こりましたよ。過去、私の人生で拍手が起こらなかったのは二度目です。30年以上も前、いわさきちひろさんの若い人に贈る絵本から、被爆した子どもたちの書いた詩や文章で創作した音楽構成『私がちいさかったときに』を初演して以来です。
Tさんのメールには『歌を聴いて考え込んだり胸を打たれたりして体が動かなくなっていた人も多かったのではないかと思います。』と書かれていました。
ともかく、会場が、聴いている人たちがぎゅっと凝縮した感じでした。なにかを感じ取っているのです。コンサートの構成でいえば二部です。約30分間でした。」と。


酒の勢いと書いてしまいましたが、「平和」をメインにしたコンサートは自分のやりたいことの一つでした。また、自分がやらなければならない一つでもありました。
2005年にも『小さな小さなコンサート ピカリンと一緒に いのちをまん中にコンサート』を企画して呼びかけ、いくつかの地域でコンサートを実現できました。

残念ながら「平和コンサート7070」はまだまだ目標には遠いです。つながりあそびのピカリン(二本松はじめ)ですから、スケジュールがつながりあそびコンサートや研修会から埋まってしまうのです。これも仕方がないことです。今までつながりの活動の中では、歌を中心としたコンサートを開いていませんでしたし、だれもコンサートをやるとは思いませんからね。


いま、私以上に、この国がどこに向かおうとしているのか、子どもたちに平和憲法を手渡すことができるのだろうか、これからも平凡に人らしく自分らしく生きていくことができるのか、などなど、不安や危機感を持っている人が多いと思いますし、持っていてもなかなか声をあげられない、行動に移せないというジレンマを抱えている人が増えていると思います。

特別なことはいらないと思います。自分のできることで、自分の好きなことで、ちいさなことを積み重ねて楽しくやっていけばといいと思っています。
私の場合は、たまたま歌がつくれて、うたえて、つながり仲間や音楽仲間がまわりにいてくれて、みんなで集まってワイワイすることが楽しいのです。大好きなだけです。

きっと平和コンサートを主催してくれる仲間たちも、同じ思いなのではないかなと思います。
つながりあそび・うたの楽しさは、「生きる楽しさを奪うものに立ち向かう楽しさ」です。そのことを実現しようとしているのです。


つながり冒険隊の仲間たちが『九ちゃん音頭』歌って遊んでコンサートのPR活動をしていると聞きました。当日はみんなで歌って手話も入れて手つなぎも入れてあそぶ予定です。盆踊り風の振り付けもあるんですよ。最後に紹介します。


九ちゃん音頭
        作詞・作曲 二本松はじめ

1.元気が一番 あそびが一番 子どもに一番
  好き好き大好き 九ちゃん大好き みんなの宝

2.さくらが一番 青空一番 富士山一番
  好き好き大好き 九ちゃん大好き みんなの宝

3.あんたが一番 私も一番 みんなが一番
  好き好き大好き 九ちゃん大好き みんなの宝

4.やさしさが一番 笑顔が一番 安心一番
  好き好き大好き 九ちゃん大好き みんなの宝

5.いのちが一番 平和が一番 子どもに一番
  好き好き大好き 九ちゃん大好き みんなの宝



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抱っこ通信806号 (^^♪ぼくらのたからもの(^^♪

2017年05月07日 | 抱っこ通信
大型連休の最終日の今日、いろいろお誘いを受けて、出かけたいところは多かったのですが、全レク一座のレコーディングの応援にシモシュスタジオに出かけてきました。写真を撮って、聞いていただけですが・・・。



今回、全レク一座は、オリジナルの1stCD『ぼくらのたからもの~「ハコモノ」じゃないよ「タカラモノ」~を制作し、ネット配信や販売などの普及することになりました。

このCDは、その訴えチラシによると“「東久留米市では、平成28年に『保育サービスの施設整備・運営及び提供に関する実施計画』によると、市立しんかわ保育園から段階的に募集を停止し、平成35年度に閉園することとしています。しんかわ保育園保護者を中心として、公立保育園存続プロジェクトにより『「ハコモノ」じゃない「タカラモノ」。』のポスターを街中に掲示したり、市長と対話を進めたりしています。私たち全レク一座も、駅や大型商業施設前での署名活動に、うたをうたいながら参加もしました。
私たちは『「ハコモノ」じゃないよ「タカラモノ」。』のうたを創って、ぜひ協力していきたいと願い、一昨年までしんかわ保育園で保育士として働き、一座メンバーでもある佐々木洋子(「ぼくら太陽の子」などの創作)が、本年1月に「ぼくらのたからもの」を創作し、プロミュージシャンのシモシュさんにアレンジをお願いし“、東久留米市の保護者、保育関係者のみならず、全国の保育関係者や多くのうたごえ仲間たちに広めたいと企画されたものです。

今、2000円以上のCD制作協賛金も募集中です。完成したCD『ぼくらのたからもの』や子どもたちや保護者と撮影したDVDを送ります。尚、協賛金の中から200円を公立保育園存続プロジェクトへカンパするそうです。


  ぼくらのたからもの
         作詞・作曲 佐々木洋子

    ものものものたからもの
    はこものじゃないよ たからもの
    保育園は ぼくら みんなのタカラモノ

1.タカラモノってなあに きみは聞いたね
  きみにとっていちばん大事なもの
  それはね パパとママ、大好きなお姉ちゃん
  それからそれからそれからね
  いっしょにあそんだ仲間たち
  けんかもするけど 仲良しさ
    ものものものたからもの
    はこものじゃないよ たからもの
    保育園は ぼくら みんなのたからもの

2.タカラモノってなにか ぼくは気づいた
  ぼくがぼくでいられる 大事な場所
  それはね みんなの やさしさがつながって
  大きくなっても忘れない 
  おもいでいっぱいつまってる
  大事な時間が たからもの
    ものものものたからもの
    はこものじゃないよ たからもの
    保育園は ぼくら みんなのたからもの
    ものものものたからもの
    はこものじゃないよ たからもの
    保育園は ぼくら みんなのたからもの
    みんなのたからもの


保育所(学校)は箱づくりではない、民主的な地域づくり
この「『ハコモノ』じゃない『タカラモノ』」のポスターを初めて見た時にすぐに思い出したのが、1970年に開校した京都にある与謝の海養護学校の基本的理念三つの柱の一つ「学校づくりは箱づくりではない、民主的な地域づくりである」という言葉です。(「僕、学校へ行くんやで 与謝の海養護学校の実践」青木嗣夫編著 1972年 鳩の森書房)

この視点が今の少子化対策?保育所(問題)に対して、政府・自治体も、要求する保護者・保育関係側も欠けているところではないかと思っています。

きっと1960年代、70年代の「ポストの数ほど保育所を」という運動が展開されていた時代には、きっと「保育所(学校)は箱づくりではない、民主的な地域づくり」という理念があったからこそ、運動も前進し、各地に保育所がつくられたのではないでしょうか。
残念ながらいま、保育所は「ハコモノ」どころか、「ヤッカイモノ」扱いになっているような気さえします。

そういう時代だからこそ、この全レク一座の1stCD『ぼくらのたからもの』が広がることで、もう一度、保育所のことを考えるきっかけになればと思います。CDは一枚1000円です。もう一度、お願いです。CD制作の協力・賛同者になってください。

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抱っこ通信805号 こどもの日 子どもたちのためにも

2017年05月05日 | 抱っこ通信
5月5日こどもの日です。
祝日法2条によれば、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことが趣旨と書かれています。
いま、この国では、子どもの人格が重んじられているでしょうか?子どもたちがいのちが守られているでしょうか?
子どもの幸福が図られているでしょうか?子どもたちが子どもらしく生きている実感が持てているでしょうか?
母親たちが感謝されているでしょうか?母親たちが母親としての喜びを感じているでしょうか?
こどもの日には子どもことを子どもに関わる全ての人たちのことをじっくりと考えてみたいですね。


今日は夢わかばカレンダーの入金について整理しました。
まだ未入金のところもありましたが、9割近くの人たちからの入金が確認されました。
熊本地震で被災した保育園、幼稚園とすべての特別支援学校に贈ることができています。
カレンダーを購入していただいたみなさんからはかわいい、きれい等の声が届いています。
保育室に飾っていますだけでなく、自分の部屋にも貼っていますとも聞いています。


ありがとうございました。
t size="6">池波正太郎三昧

この連休中はいろいろあって、どこへも出られず池波正太郎三昧です。
一昨年の白内障の手術後、文庫本を読むことが苦にならなくなりました。手術前は新聞など小さな字を読むのが大変でした。疲れてしまいました。週刊誌も読まなくなり、主に必要とする情報・知識を仕入れる新書にしか読みませんでした。その点、絵本とかコミックとかは字も大きいということと視覚的に自分の中に入ってくる感覚があり良かったですが。
まだ、月に一度は緑内障で眼科には通っていますが、視力の問題だけでなく、いろいろな意味で、やっと時代小説が読めるようになったのです。ありがたいことです。


いのちが一番 へいわが一番 子どもに一番
5月13日と5月14日に、二本松はじめ平和コンサートを三重の仲間たちが開いてくれます。
「二本松平和コンサート7070」プロジェクトというほどのものではありませんが、その思いに共感してくれたこと。
それ以上に、だれでも持っているだろう、元気で明るく楽しく生きていきたいという願いや自分らしく人間らしく生きていきたいという思い。そして、その願いと思いを持つことさえも奪われるような不安な時代、社会にあって、みんなでちょっと立ち止まって「平和」を考える機会となればと平和コンサートを開いてくれると思っています。

チラシには平和コンサートを「人間っておもしろい 人が集まるって楽しい みんなで楽しさをつくることって平和 その楽しさが奪われている気がします 生きる楽しさを奪うものに立ち向かう 笑いあり涙ありの楽しいコンサートです」と書かれています。
あなたの参加をお待ちしています。


5月13日(土)
二本松はじめ平和コンサート“笑がおがいちばん”
会場 いなべし藤原文化センター市民ホール
開場午後1時 開演午後1時30分 参加券1000円(当日1200円)
主催 つながりあそび・うたサークル でこぼこ冒険隊
出演 二本松はじめ(ボーカル・ギター)
   まどかまるこ(ヴァイオリン)
   あいあい(ピアノ)
   みやちゃん(ボーカル)


5月14日(日)
二本松はじめ平和コンサート“笑って笑って笑って”
会場 津市橋南市民センター
開場午後1時 開演午後1時30分 参加費1000円
主催 平和がいちばん、笑って笑って笑ってコンサート実行委員会
出演 二本松はじめ(ボーカル・ギター)
   まどかまるこ(ヴァイオリン)
   あいあい(ピアノ)
   みやちゃん(ボーカル)



どちらのコンサートにも関わっているでこぼこ冒険隊の仲間たちの活動を紹介する四日市市生涯学習情報まなぼうや通信VOL32の文章を紹介します。
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抱っこ通信804号 母・・・それは憲法

2017年05月03日 | 抱っこ通信
毎年のことですが、5月は三多摩メーデーの参加から始まりました。
今年は実行委員会から文化行事で、沖縄に連帯する歌のリクエストがありました。例年は自分なりに考えて、昨年は『笑って笑って笑って』『ぼくらの空に』、一昨年は『あなた~父母から聞いていた時代に戻さないために~』など新曲?を歌っていました。
舞台監督や事務局長に聞いてみると、どうやら2011年メーデーでうたった『島人に贈る歌~ウガミンショウ~』を再び歌ってほしかったようでした。

12分間の出演時間ですからもう一曲は『帰れ帰れ』。これも12年前のメーデーでうたっています。もちろん、歌詞は2017年バージョンに変えて歌いました。意外にもこれが好評で、デモ隊送り出しの時にも再び歌いましたよ。今度は三多摩うたごえの仲間たちの合唱も交えながらです。終了後、何人かの人に譜面を求められました。歌詞付けは自由に歌ってほしいことを伝えました。なぜって、私自身も歌うたびに歌詞付けが変わってしまっているからです。どうも歌いこみたい内容が多すぎるようです。集会ごとに歌詞を変えてほしい歌でもあります。



70歳の憲法

さて、今日3日は憲法記念日。この日はいつも戦後60年に自主制作し、音楽センターから出版された『母…それは憲法』のCDを聞いています。毎年、CDを聞きながら決意を新たにしています。CD残部は20枚です。
CDに書いた文章を紹介します。

人間らしく生きること 人間らしく死ぬことができるように

私の一生の仕事はつながりあそび・うたを通して「生きているってひとりじゃない」「ひとのつながりあいって楽しいよ 大切だよ」を子どもたちへ、子どもたちと育ちあう人たちへ届けることです。それは同時に、いのちの美しさを生きることの素晴らしさを広げることだと自負しています。それはまた「平和」を守り、つくりだし、広げることだと思っています。それが私にとって人間らしく生きることです。
私は憲法と同い年です。あの悲惨な戦争を反省する中から生まれた憲法。いかなる理由があってもいのちを奪うことも、奪われることも許さず、すべてのいのちが輝き、その寿命をまっとうできることを国家に義務付け、国民に保障した憲法を持つ国に生まれ、育ってきました。この憲法を持つまで、どれだけの多くの犠牲が日本でアジアで地球にあったのでしょうか。そのことをしっかり伝えることと、その犠牲になったいのちたちのために、そして子どもたち、未来のために、いま憲法九条を守り、輝かせることに努力すること、それが私にとって人間らしく死ぬことができることだと思っています。
すべての人たちが 人間らしく生きること、人間らしく死ぬことができるように!

曲目は
1.元気出してワッショイ!
2.炎の海-1945年3月10日
3.母
4.憲法九条・「九条の会」アピール
5.ふりむく あなたの
6.九ちゃん音頭
7.ヨーソロ 出航だ!
8.ずっとずっと






さて、2017年、新年度に入って抱っこ通信803号を4月2日に書いて以来、一カ月も書いていませんでした。いろいろあった4月です。

4月7・9日の名古屋短期大学保育科セミナーと桜花学園大学新人セミナーの「公演&トーク」の中でいろいろ歌って遊んで話もしています。
今回は初めてなぜ私がつながりあそびをしているかという話をしました。

その中で、地球上のすべての生命の出発点を「酸素がこの地球上を覆うようになって、敵対する二つの個性を持った生命が、殺したくなるような相手を受け入れて、また、殺したくなるような相手に受け入れてもらって、自分も相手も生きることができるようになったこと」にあるということを話しました。20億年の時間をかけてです。
この話は1994年頃だと思いましたが、あのNHKのスペシャル番組「生命 40億年はるかな旅」で知ったことです。

この相手を受け入れる、相手に受け入れてもらうこと、イコールつながる、つながりあうとは簡単に言えないだろうと思いますが、そこにつながりあそびの出発点も考えたいと話しました。つながりあそびの中で、その心地よさや楽しさをたっぷり経験したいと思っていますと。

殺したくなるような相手を受け入れる、受け入れてもらえるような生き方をしたいなとずっと考えています。難しいです。一生かかってもできないかもしれません。自分のことさえも受け入れられない自分もいますしね。

若いって相手も、自分も受け入れられないことが多くても良いのではないかと話しました。そして、その後に歌ったうたが『紅い花は紅く』です。
♪自分の弱さに気づけばいい 弱い自分を見つめながらそこから一歩 歩きだしたい♪と。そして♪どこかでどこかで待ってる人がいる どこかでどこかで見ている人がいる♪とも歌いました。

「公演&トーク」の今年の構成は、最初に『元気いっぱい』『満月仮面』『誕生日って』で座ったまま遊んで、『さんぽでジャンケン』で先生たちを紹介して、『ゴシゴシゴシゴシ』『でんしゃにのってゴーゴーゴー!』『トンネルトンネル』『入れて!』でからだを動かしここまで70分間位。最後は『紅い花は紅く』『あなたの夢は』『花咲かす』『手と手と手と』などで90分間でした。


4月15日は鹿児島に。姶良市にあるかもう・子ども発達支援すくすくで、つながりあそび・うたコンサート。すくすくに通っている親子以外にも、広報などで知った親子も参加してくれました。すでに療育の中で『元気いっぱい』『ニコニコ』『夢わかば』などを歌い、遊んでくれているということで、初めて出会う親子も私のことをすぐにあそびを通して受け入れてくれました。


16日は鹿児島市で、むぎっこ保育園・りんく開所記念コンサート。子どもを真ん中に、先生と保護者と地域でつくりあげてきた鹿児島子ども療育センターが、インクルーシブ保育(教育)を目指して、新たな一歩を踏み出しました。そのお祝いに遊びに行ったのです。
前に進むとき人間は。壁が高ければ高いほど、障害が大きければ大きいほど力を発揮しますね。違うかな、夢が、願いが大きければ大きくなるほど協同の力が大きくなるのが人間かな。鹿児島の療育の仲間たちから学んでいることです。励まされます。
♪顔をあげて前向いて 泥んこでこぼこひとやすみ 生きて愛してあるきつづけよう 強くやさしく人らしく♪


4月22日。奈良平和コンサート無事終了。心配していた声が最後までもちました。「もっと多くの人に聞いてほしかった」と、ともちゃん。同感です。でも、一歩踏み出してくれた奈良の仲間たちには拍手と感謝。平和をつくるため、これからも小さいことでもやれることはやっていこう!歌っていこう!ありがとうでした。



4月23日。第24回奈良レクリエーション学校。ゆずりん、大吉つぁんも加わって、春の一日を楽しみました。24回も新しい仲間を増やし続けていることが素晴らしいです。
体調が今一つだったゆずりんも『カレーライスジャンケン』の時は嬉しそうに一緒に遊んでいたと大吉が教えてくれました。好きなんだよね、遊びたいんだよね。そう言えば『あんまん豚まんピザまん』の時には、ピザまんの振りを提案してくれましたよ。
大吉つぁんには新ダンス『がんばっタネ』をリードしてもらいました。私も『大きくなるんだ』『レッツ・ゴー№2』を一緒に踊りましたよ。これは諸般の事情で?

今年のサマー・カレッジでは私と大吉つぁんで一コマを担当します。回を重ねるごとにリードも自分のものになっていくことを期待しています。
奈良レクリエーション学校は、来年の4月第4週に第5回を開きますよ。今から日程を開けておいてください。
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