Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

なよろ国際雪像彫刻大会ジャパンカップ

2014-02-09 23:57:25 | Arts
数ある冬のフェステバルの中で、雪を素材に本格的なアートを追求した彫刻を競い合う大会がある。
今日、名寄市が2月6日~9日に開催する「なよろ雪質日本一フェステバル」の一環として開催される「第22回全日本学生対抗スノーオブジェ競技会」「第14回なよろ国際雪像彫刻大会」を観た。

無料の彫刻美術展が広がる空間はいいものだ。

名寄在住だった20年近く前には、まだ始まった頃だったので知名度は低かったのか、極小規模だったのが拡大され、内容も質の飛躍的に発展していたが、まだまだ知名度は低すぎる。

  

  
  
  

  

午後3時半ころの名寄は曇天で、やや夕暮れがかってマイナス7℃くらいだった。
すでに「なよろ雪質日本一フェステバル」は終了し、後始末作業中だったので落ち着いて見る雰囲気ではなかった。

雪質日本一というだけあって、真白の雪肌の彫刻が大理石のようだ。
よくあるアニメなどのキャラクターをつくる雪像とは趣がまったく異なり、英術性も完成度も高く、これぞ雪の彫刻だ。
3日間で消滅することになるので、こにまま保存できないのが惜しい気が強く感じる。

「第22回全日本学生対抗スノーオブジェ競技会」
    
   グランプリ 「幸せの砂時計」韓国江原大学校

    
   準グランプリ 「 Put up Ⅱ]」東海大学旭川校

 
「折鶴」東海大学札幌校    「千里万考」北翔大学

 
「未知の変化」北海道芸術デザイン専門学校A  「支え合う」北海道芸術デザイン専門学校B

「第14回国際雪像彫刻大会」
    
第1位市民賞「窓のある壁」Germany Black Forest

    
第2位「空間の城」Germany

    
第3位「人生は手に付かない雲のように」Korea

    
芸術家賞「迷宮」Otaru

 
「キューブ」Northen Light Sapporo  「邂逅」Miyazaki


「地球の涙」Nayoro       「触角」Spain

昨日、この彫刻展に韓国から娘さんと共に参加した友人に会って話を聞いた。
その後、旭川市のCoCoDeで開催された旭川フィンランド協会主催の講演会「世界の雪像・氷彫刻」で聴いた国際雪像・氷彫刻協会会長のユハニ・リルベリ(Juhani Lillberg)氏の話を思い起こして、こんな雪の彫刻を創るのが理想なのだと思った。
このようなアートな彫刻展を知名度の低いままにしないでほしいものだ。