今朝の気温はマイナス11℃だったので、積雪20cm以上もあったのに軽い雪だったため除雪作業(雪カキではなく雪退け〈ユキノケ〉と言っている)は竹で編んだ懐かしいジョンバを使い楽だった。
降り積もった雪が固く締まった庭のゲートやあけび棚などに積もった雪を落さなければならないし、車庫の屋根の雪下ろし作業もあって、積雪量に無関心ではいられない。
12月10日の積雪約20cm以降では10cm前後の降雪が2~3日あっただけで、除雪用具の準備万端で「サー来いドカ雪」と構えているが、当地の年末の積雪量は、今のところ例年の4割なのだそうだ。
11月末に竹で編んだ懐かしいジョンバの中古品を入手した。早く使いたくてわくわくした。
板の接地面のサイズは最近のプラスチック製のビッグサイズと同じ50cmで取っ手の長さは約10cm長く、角材の角をやや削って持ちやすくなっているが、グリップは付いていない。
竹編みジョンバの他に木製のジョンバもあって、雪を投げとばすには都合が良かった。記憶を頼りに描いてみた。
遠くに雪を投げとばす以外竹編みジョンバは現在のプラスチック製より性能は優れている。
レギュラーサイズのプラスチック製用具の接地面サイズは約38cmなので、押して雪を退けるには50cmの方が除雪能率がいい。雪が抜け落ちそうに見えるが、殆ど落ちない優れ物だ。
竹編みジョンバを昭和30年代?まで使っていたように思うが、その頃の主役だったので大変懐かしい。学校にも沢山用意されていて、上級生が早朝登校で下級生が歩きやすいように玄関前を要領よく広くきれいに雪退けすることになっていた。
現在この竹編みジョンバを作る竹編み職人さんは、極少数らしく市販されているのを見たことがない。
数年前に旭川市在住の竹編み職人さんが作ったのをデパートで見たことがあったが、買いそびれてしまったので、機会があれば欲しいと思っていた。
竹編み職人さんのことをネット検索で知ったが、需要がない現在も作っているのだろうか。
ジョンバから雪の懐かしい感触が伝わり、雪の重みもあの頃を思い出が雪に詰まっているように感じて、雪退け作業が妙に楽しくなるのが不思議だ。
明日も又気温はマイナス11℃で30~50cmの降雪だと報じているので、竹編みジョンバの出番だ。