先日、「旭川市児童生徒作品(小中学生の絵画〈版画を含む〉展」を見ました。
日頃の図工・美術学習で創られた作品が審査されて選ばれた作品が展示されていました。
毎年作品集の冊子を発行しているので、それを参考にしているためか、表現技術は向上するけれど、似たようなモチーフが多い印象を受けます。
この作品展を始めた頃にかかわっていたけれど、その頃からモチーフを狭めてしまう危惧はあったのです。
今回の版画作品の中で目を引いたのは、一版多色刷り木版画です。
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複数の版をずらさないように別々の色を重ねてする多色刷り木版画に比べると、同じ色合いの作品は無理ですが絵画表現に近く、線彫りと色盛りの楽しさがあります。
一版多色刷り木版画は、小学校5~6年生の学習に採り入れられていましたが、最近になってますます盛んになったようで、多様な表現の幅が広がった点で、良い傾向だと思っています。
「彫り進み木版画」というのもありますが、取り組みが遅れているのは、教材研究が進んでいないのかなー。
小学校の木版画といえば、白黒だけで刷ることが殆どなので、白黒木版画だけが木版画だと思い込んでいる人々もいるのです。
だから、私の多色刷り木版画を見て「版画みたいでないねー」なんて言われることが、現在でもしばしばあります。
最近はありませんが、「白黒でなく、どうして版画に色がついているんですか」と新聞記者に質問された笑い話もあります。
版画というより「版をつかって創る絵」だと小学校の内から広い概念でとらえるようになってほしいものです。
一版多色刷り木版画といえば、版画家 小野忠重さんの絵画性高い傑作が有名です。
随分前のことですが、小野忠重さんに憧れて、一版多色刷り木版画の小品を沢山つくったことがあります。
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近作はありませんが、大きなサイズで新しく創りたいと思っています。
日頃の図工・美術学習で創られた作品が審査されて選ばれた作品が展示されていました。
毎年作品集の冊子を発行しているので、それを参考にしているためか、表現技術は向上するけれど、似たようなモチーフが多い印象を受けます。
この作品展を始めた頃にかかわっていたけれど、その頃からモチーフを狭めてしまう危惧はあったのです。
今回の版画作品の中で目を引いたのは、一版多色刷り木版画です。
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複数の版をずらさないように別々の色を重ねてする多色刷り木版画に比べると、同じ色合いの作品は無理ですが絵画表現に近く、線彫りと色盛りの楽しさがあります。
一版多色刷り木版画は、小学校5~6年生の学習に採り入れられていましたが、最近になってますます盛んになったようで、多様な表現の幅が広がった点で、良い傾向だと思っています。
「彫り進み木版画」というのもありますが、取り組みが遅れているのは、教材研究が進んでいないのかなー。
小学校の木版画といえば、白黒だけで刷ることが殆どなので、白黒木版画だけが木版画だと思い込んでいる人々もいるのです。
だから、私の多色刷り木版画を見て「版画みたいでないねー」なんて言われることが、現在でもしばしばあります。
最近はありませんが、「白黒でなく、どうして版画に色がついているんですか」と新聞記者に質問された笑い話もあります。
版画というより「版をつかって創る絵」だと小学校の内から広い概念でとらえるようになってほしいものです。
一版多色刷り木版画といえば、版画家 小野忠重さんの絵画性高い傑作が有名です。
随分前のことですが、小野忠重さんに憧れて、一版多色刷り木版画の小品を沢山つくったことがあります。
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近作はありませんが、大きなサイズで新しく創りたいと思っています。