なんちゃって「接客マニュアル」その1 の続き
レジでの応対について
3.会計
(1)合計金額を念のためはっきり伝える。
「合計○○円です。(でございます。)」と「~です。」「~でございます。」と、
正しい日本語を使う。
「○○円になります。」と「なります。」と言わない。
「○○円になります。」の「なります」が丁寧だと勘違いしない。
「なります。」は、何かが変化して、現在はこう成るという意味で「成ります。」
と使われる。変わってしまった場合は「成りました。」です。
(2)おつりが必要な額を受け取ったら
「ありがとうございます。○○円お預かりします。おつり○○円をお返しします
ので、お待ち下さい。」と言う。
「おつり○○円をお返ししますので、お確 かめください。」と言って、客の目に前
でおつりを数え、貨幣と共に領収書(レシートReceipt)を渡す。
金銭を受け取ったら領収書を渡すのは義務だから、必ず受け取ってもらう。
客がレシートをどう使うかまで立ち入る必要はないから「レシートは必要です
か。」と言わない。
「領収書(レシートReceipt)をお返しします。」と言わない。
「お返しします。」は、預かっているものを返す時に使う言葉で、レシートを
預かっているわけではないので、「レシートをお返しします。」と、意味不明な
言葉を使わない。
レシートを渡す時は、初めてレシートを見るわけではなく、見ればレシートだ
と誰でも知っているので、いちいち「レシートです。」と教える必要はなく、
「ありがとうございます。」だけで十分。
(3)支払い額どうりの金額を受け取った時は「ありがとうございます。○○円丁度頂
きました。」と言って、金銭を確かめてから受け取る。
おつりがいらない支払い額を丁度を頂き、おつりを預かってないので「○○円
丁度お預かりします。」とは言わない。
「ありがとうございます。」だけ言って、レシートを受け取ってもらう。
おつりが必要な額を預かった時と、丁度頂いた時との言葉の使い分けをはっきり区
別する。
(4)「ありがとうございます。」の言葉は、何度言ってもよい。
支払いしてもらったら、即「ありがとうございます。」を言わず、客がレジの前
を去るのを待ってから「ありがとうございます。」だけでは、何に感謝している
のかわからない。
邪魔なので早く帰ってもらって「ありがとうございます。」とも受け取られる。