Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

雪庇落とし道具

2014-01-26 18:45:11 | インポート
雪の降らない暖気の後に、また雪がふっているが吹雪になっている。
さらに雪が降り積もって、また屋根の雪庇が成長するだろう。

山岳地帯の尾根などに出来る雪庇は、滑落や雪崩の原因になることがあるので、雪山での岳人の注意点の一つだ。

山岳地帯でなくても、積雪地帯では降り積もった雪が固くなって、建築物の屋上や屋根から外壁面よりも外側に雪塊がせり出してくる雪庇はやっかいだ。

屋根のひさしに雪塊が突き出した雪庇を放置すると、屋根の雪降ろしの際に雪庇ごと落下することがあり、毎年幾たびかその被害報道があって悲しい思いがする。

また、通行人や駐車中の車に雪塊が崩落して被害を及ぼすことにもなるので、雪庇には注意をはらわなければならない。

雪庇の出来具合は、屋根の傾斜にも関係があり、近年は緩やかな傾斜や平面の屋根の建築設計が多くなったので、この時期にはあちこちで雪庇が出来ている。
     
危険だと言うことを承知で屋根に登る手もあるが、登らずに雪庇を落とすことにしたのは昨年からだ。

先日の暖気をねらって、専用の道具で屋根の雪庇を落とした。         
             

屋根に登らずに、下から突き上げて少しずつ雪庇を落とすことが出来るので、なかなか便利な道具だ。
          

幅30cmの金属板がポール(5~12m自在)の先に付いている簡単な道具だが、優れものだ。
他にも同類はあるが固い雪には向かないように思う。

固い雪でも手頃な重さだから短時間連続しての作業が可能なのが気に入っている。
「雪ズバッ2」とのネーミングは面白い。

ただ、現在は頸椎に痛みがあるため、上を向くには厳しい身体状況なので、精一杯の作業が出来ないのが残念だし、駐車場に落とした多量の雪の処理作業も厳しい。