山水図鐔 古正阿弥
これも表裏の図変り。
確かに山水で関連しているのだが、視点が異なる。
意図しての図変わりであることは間違いない。
山水図というと金家を思い浮かべるのだが、金家は余白を活かした鐔を遺している。
比較すると、似たような題に取材していながら趣がずいぶんと異なっている。
これはこれで面白いことは確か。
鎌倉鐔も同様に間を埋めるように様々な素材を配置しているのだ。
山水図鐔 古正阿弥
これも表裏の図変り。
確かに山水で関連しているのだが、視点が異なる。
意図しての図変わりであることは間違いない。
山水図というと金家を思い浮かべるのだが、金家は余白を活かした鐔を遺している。
比較すると、似たような題に取材していながら趣がずいぶんと異なっている。
これはこれで面白いことは確か。
鎌倉鐔も同様に間を埋めるように様々な素材を配置しているのだ。
春蘭図鐔 梶田政晴
これも表裏図変わりなのだが、こうなると意味合いがぐっと身近になってくる。
裏側の金銀の平象嵌散しを、色紙の裏の装飾と捉えれば、表裏の意味がわかり易い。
春蘭図は、背景を省略して主題を鮮明に浮かび上がらせている。
即ち余白を活かした表現。
黄石公に張良図鐔 古金工
裏が木賊刈図の表裏図変りの鐔。
鐔の表裏で図が異なっている作例が間々ある。
特に時代の上がる金工鐔に見られるのだが、その意味、目的が判らない。
この作例では謡曲に原題が求められそうである。
唐草文図鐔 古金工
これも同じ風合いだが表裏図柄が異なっている。
山水図鐔 古金工
これも表裏異なっている。
なぜなんだろう。表裏付け替えが可能で・・・ということなのだろうか。
先人の研究者はこれについての答えを出していない。