杉田梅図小柄 (鍔の歴史)
杉田梅図小柄 銘 後藤光孝(花押)
杉田の梅林は、現在の横浜市杉田辺りに広がっていた農村の梅林。東海道を脇道に入った位置であったことから名所として訪れる者も多かったと聞く。このような観光名所の類の図をみると、江戸時代後期に発達した名所観光の文化が一段と高まったことが想像される。江戸から川崎を経て江ノ島に至り、大山に詣でて岐路につく、その道すがらに立ち寄ったのがこの杉田梅林であろう。現在ではその名残が近くのお寺にあるとも聞く。
赤銅魚子地に高彫で農村風景と梅林を描き、雲間に月を添景としている。箱庭のような面白さがある。
杉田梅図小柄 銘 後藤光孝(花押)
杉田の梅林は、現在の横浜市杉田辺りに広がっていた農村の梅林。東海道を脇道に入った位置であったことから名所として訪れる者も多かったと聞く。このような観光名所の類の図をみると、江戸時代後期に発達した名所観光の文化が一段と高まったことが想像される。江戸から川崎を経て江ノ島に至り、大山に詣でて岐路につく、その道すがらに立ち寄ったのがこの杉田梅林であろう。現在ではその名残が近くのお寺にあるとも聞く。
赤銅魚子地に高彫で農村風景と梅林を描き、雲間に月を添景としている。箱庭のような面白さがある。
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