潮汲図鐔 信住
潮汲図鐔 銘應需信住作
三日月が沈みかかる頃、浜辺に置かれた潮汲みの桶。砂浜を撫でるような波、沖の波も穏やかに、チチチと鳴く千鳥の声が風にのって伝わりくる。暗闇が迫って既に人気なく静寂に包まれている海辺の様子を印象深く彫り描いた作。上質の赤銅地を抑揚のある石目地に仕上げ、各々の要素を的確な構成と高彫に色絵で表現している。磯馴松を添景として構成が巧みである。信住なる金工については詳らかではないが、素敵な作品を遺しており、優れた技術者だと思う。66ミリ。□
潮汲図鐔 銘應需信住作
三日月が沈みかかる頃、浜辺に置かれた潮汲みの桶。砂浜を撫でるような波、沖の波も穏やかに、チチチと鳴く千鳥の声が風にのって伝わりくる。暗闇が迫って既に人気なく静寂に包まれている海辺の様子を印象深く彫り描いた作。上質の赤銅地を抑揚のある石目地に仕上げ、各々の要素を的確な構成と高彫に色絵で表現している。磯馴松を添景として構成が巧みである。信住なる金工については詳らかではないが、素敵な作品を遺しており、優れた技術者だと思う。66ミリ。□
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