頼政鵺退治図目貫
二条天皇が鵺の鳴き声に夜も眠れぬ日が続く。そこで頼政が召し出され、弓で鵺を退治する。
この場面が良く描かれるのだが、『平家物語』では、頼政が和歌に優れていることを併せて述べている。
「人知れず大内山の山守は 木隠れてのみ月を見るかな」
この歌で昇殿を許され、
「昇るべきたよりなき身は木のもとに しゐを拾ひて世を渡るかな」
この歌で三位に昇進している。
頼政鵺退治図目貫
二条天皇が鵺の鳴き声に夜も眠れぬ日が続く。そこで頼政が召し出され、弓で鵺を退治する。
この場面が良く描かれるのだが、『平家物語』では、頼政が和歌に優れていることを併せて述べている。
「人知れず大内山の山守は 木隠れてのみ月を見るかな」
この歌で昇殿を許され、
「昇るべきたよりなき身は木のもとに しゐを拾ひて世を渡るかな」
この歌で三位に昇進している。