梅花図縁頭 一琴
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/4f/962d55f428b68ade861dd553fd809b2b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/bf/0e4c78518310e04235f8b1993def7898.jpg)
梅花図縁頭 一琴
船田一琴は後藤一乗の門流。高い技術を継承しただけでなく、自らも甲鋤彫の技法を用いて独創的な画風を得意とした。枝振りなどは甲鋤彫が活かされた作だが、見どころはもちろん花びらの銀平象嵌。その中央に切りつけられている雄蕊の表情。鏨の打ち込みという手法だけだが、光を受けてきらりと光るところなど計算された工法だ。しかもわずかに金を含ませて色に変化を付けている。腐らかしによって変化の生じた背景の鉄地も、平象嵌による花びらを鮮やかに浮かび上がらせている。
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梅花図縁頭 一琴
船田一琴は後藤一乗の門流。高い技術を継承しただけでなく、自らも甲鋤彫の技法を用いて独創的な画風を得意とした。枝振りなどは甲鋤彫が活かされた作だが、見どころはもちろん花びらの銀平象嵌。その中央に切りつけられている雄蕊の表情。鏨の打ち込みという手法だけだが、光を受けてきらりと光るところなど計算された工法だ。しかもわずかに金を含ませて色に変化を付けている。腐らかしによって変化の生じた背景の鉄地も、平象嵌による花びらを鮮やかに浮かび上がらせている。
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