雷文散図鐔 平安城象嵌
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/e2/67f1ff9a2dbbdada465a22859c6af328.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/1b/85a0ec2b3eb6f999b60745b87538973c.jpg)
雷文散図鐔 平安城象嵌
下地は甲冑師鐔そのもの。薄手に仕立てて土手耳を設けている、鉄地鐔としても一級品。その全面に、細い線象嵌で雷文と耳際に菊花文を施しているのだが、手法はいたって簡素。鉄地を寄せることもなく、表面は平坦な仕上げ。それが理由であろうか、所々の象嵌が脱落している。平安城象嵌より明らかに古い手法であり、すると、さらには応仁より古くなると捉えて良いのだろうか。あるいはほぼ同じ頃に似た手法で、別に分類されるべき手法を用いた金工があったと考えるべきか。頗る面白い作品である。93.5ミリ。□
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雷文散図鐔 平安城象嵌
下地は甲冑師鐔そのもの。薄手に仕立てて土手耳を設けている、鉄地鐔としても一級品。その全面に、細い線象嵌で雷文と耳際に菊花文を施しているのだが、手法はいたって簡素。鉄地を寄せることもなく、表面は平坦な仕上げ。それが理由であろうか、所々の象嵌が脱落している。平安城象嵌より明らかに古い手法であり、すると、さらには応仁より古くなると捉えて良いのだろうか。あるいはほぼ同じ頃に似た手法で、別に分類されるべき手法を用いた金工があったと考えるべきか。頗る面白い作品である。93.5ミリ。□
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