鍔の歴史 独楽図目貫 古金工
独楽図目貫 古金工
玩具もまた道具類と同様に図柄に採られることがある。先の自在金具のように薄手の造り込みながら、わずかに肉感があり少し時代が下がるように感じられる。際端を絞って図柄くっきりと立体的に表現する手法で、大きく室町後期から桃山頃と鑑られる。題材がいい。今では玩具の博物館でしか見られないような古風な独楽があり、この図をみると、どうやら独楽を回す器具もあったようだ。小さくむっくりとした独楽などは、子供のころに山で拾ってきたドングリに心棒をつけて回した記憶も甦り、楽しい。打ち出しを強くし立てた裏行きも鑑賞されたい。赤銅地容彫。
独楽図目貫 古金工
玩具もまた道具類と同様に図柄に採られることがある。先の自在金具のように薄手の造り込みながら、わずかに肉感があり少し時代が下がるように感じられる。際端を絞って図柄くっきりと立体的に表現する手法で、大きく室町後期から桃山頃と鑑られる。題材がいい。今では玩具の博物館でしか見られないような古風な独楽があり、この図をみると、どうやら独楽を回す器具もあったようだ。小さくむっくりとした独楽などは、子供のころに山で拾ってきたドングリに心棒をつけて回した記憶も甦り、楽しい。打ち出しを強くし立てた裏行きも鑑賞されたい。赤銅地容彫。