蟷螂図鍔 (鍔の歴史)


蟷螂図鍔 仙斎篤興 金印
蟷螂の斧。自らの身体に比較して余りにも巨大な我々人間や、この図にあるような牛車の車にさえ立ち向かうのが蟷螂といわれている。確かに蟷螂は、指先で摘み上げようとすると、逃げようともせず両斧を振りかざす。明らかに抵抗の意思表示である。このような蟷螂は、蜻蛉とともに画題として好まれている一つでもある。鉄地高彫金銀朧銀象嵌。鍔全体を車輪に見立て、これを見つめる蟷螂を写実表現している。61ミリ。


蟷螂図鍔 仙斎篤興 金印
蟷螂の斧。自らの身体に比較して余りにも巨大な我々人間や、この図にあるような牛車の車にさえ立ち向かうのが蟷螂といわれている。確かに蟷螂は、指先で摘み上げようとすると、逃げようともせず両斧を振りかざす。明らかに抵抗の意思表示である。このような蟷螂は、蜻蛉とともに画題として好まれている一つでもある。鉄地高彫金銀朧銀象嵌。鍔全体を車輪に見立て、これを見つめる蟷螂を写実表現している。61ミリ。