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イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

ピガート アルビウム

2025-03-31 21:24:11 | イタリアワイン
リヴィエラ リグーレ ディ ポネンテ ₋Riv.dei Fio.₋ ピガート “アルビウム”(Riviera Ligure di Ponente Riviera dei Fiori Pigato “Albium”)2007を抜栓しました。
放置し過ぎたかな。飲むのが辛い状態ではないが、ピークは完全に過ぎていました。

ケルナー プレポージトゥス

2025-03-26 20:53:06 | イタリアワイン
A. A. ヴァッレ イサルコ ケルナー “プレポージトゥス”(Alto Adige Valle Isarco Kerner “Praepositus”)2010を抜栓しました
オレンジを思わせる柑橘類の残滓に過熟したフルーティーな香りと味わいはドロップアウトの淵にあると思います。しかし、酸はしっかりしていました。リースリングとトロリンガーの交配品種であるケルナーはリースリングの性格が強くあれば、と期待していたのですが。肩透かしにあったようで残念でした。

ディス クミエリス

2025-03-20 19:31:48 | イタリアワイン
フリウリ イソンツォ マルヴァジーア イストリアーナ “ディス クミエリス”(Friuli Isonzo Malvasia Istriana “Dis Cumieris”)2006を抜栓しました。
ディス クミエリスは熟成感を楽しめるのでは、と考えセラーに4ビンテージ9本保管していたワインです。結果は静置してコンデションを整え5年程度以内がベストかな、と考えています。私の印象ではマルヴァジーア イストリアーナの藤の花の香りは特徴的で、そのほかでは熟成したシャルドネに感じることがあります。そのほかには黄色いリンゴ(金星)の香りを感じるはずでしたが、ピークを過ぎ枯れた香りが残念でした。

アルタ ランガ

2025-01-27 18:03:32 | イタリアワイン
今回は自家用のコントラット社のアルタ ランガ パドゼ ミレジマート(Alta Langa Pas Dosé Millesimato)をセラーに納めました。
コントラットの創業は1867年、シャンパーニュの確立から100年ほど後になります。以前はオルトレポ パヴェーゼの葡萄を使用していましたが、現オーナーによりアルタ ランガの原産地呼称の規格に合わせて葡萄畑を調達しました。ピエモンテ南部のランゲ地方には標高の高い優良な畑は土着品種が無理でも、高品質のピノ ネロやシャルドネには最適な条件を提供してくれます。
ブドウはピノ ネロとシャルドネ90~100%にその他10%まで。イースト コンタクトは最低30ヶ月、ヴィンテージ入りを義務付けられています。シャンパーニューに技術力で遠く及ばない。ならばブレンドの技術や補糖に頼らずに、葡萄本来の個性を生かした造りは他のスプマンテとの差別化を考えていると思われます。近年フランチャコルタは法定熟成期間18ヶ月より延びている傾向があり、販売も増えています。ミレジムの義務づけや長いシュール リーの意味を考える、と後発の意気込みを感じられます。


マルヴァージア イストリアーナ

2025-01-25 17:09:06 | イタリアワイン
フリウリ イソンツォ マルヴァジーア イストリアーナ “ディス クミエリス”(Friuli Isonzo Malvasia Istriana “Dis Cumieris”)2010を抜栓しました。
熟成を期待していたのですが、ちょっと無理かな。セラーは5度で温度が上がり切れないことも理由の一つかもしれない。温度は徐々に上がり後半には舌に絡みつくような果実味はあるものの、豊潤さはあまり感じられない状態でした。優しく飲める状態にしてから、と反省しています。