春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

高瀬忠七さん晩年の彫り。泰寧寺・群馬県みなかみ町。

2022-11-21 01:55:53 | 関口文治郎/神社仏閣


群馬県沼田市に、生方鼎齋(ていさい)さんという、
1799年生まれの、書にたけた方がいて、
優れた書家になってからは、
女性に飽きっぽいのか、
大間々でも、月夜野でも、
娘の婿に迎えられは離縁する。

江戸に出てからは絵にも通じ描いたのは、
欄竹梅菊の水墨画・四君子。
その方が描いたのかわからないのですが、
龍の絵。

襖を表装に出した時、見つかった下張りは、
ぎっしりと漢字ばかり。










江戸後期の襖の秘密が、後年になって知ると、
当たらなくても、想像が膨らんできて、
小躍りしてしまいます。
👇生方鼎齋さんではないのです・・ね‼








本堂台間の天井には
狩野法橋水春源義信さん・
う~ん・の龍が


泰寧寺本堂には、
群馬県花輪村で生まれた、
高瀬忠七さんと繁八さんの彫刻が3点、
外陣欄間に・・1804年の作。
関口文次郎さんの兄弟弟子の、
高瀬万之助さんの子らで、彫り物師。
👇中国伝説上の巣父許由をモチーフに。
♪1688年絵本宝鑑から♬





👇観瀑の図



内縁の欄間には、
平成の彫り物師の作が・。












桃山時代・江戸時代・平成と彫刻で時の証を残して
泰寧寺は
これから100年、200年と・・


高瀬忠七さんを記事にしてます
見て頂きたいと思ってます
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優美典雅な桃山時代の彫刻・泰寧寺。群馬県みなかみ町。

2022-11-14 12:58:59 | 関口文治郎/神社仏閣

季節を外れるほどの花に、
どんだけ投稿してなかったかと・・
真夜中の水運び屋、
受水槽に戻れば、汲み上げポンプの傍に、
置いてある清涼飲料水。
暗闇で孤独の瞳がパット輝いてしまう。
後、一か月もすればきっと、
いつもの昼行燈に・・・。






1309年の開基から、
衰退を繰り返して、

1795年現在の地に再建された
群馬県みなかみ町の泰寧寺、


木槌で訪問を促す前に、
本堂からの読経が・・・張り紙、

法要中・お静かに・・でした。



👇ここは禅寺、東司ですっきり、体の下ごしらえ、





法要が終わるまで、
👇賽銭箱の横に座って、天上を見上げて・・





花も撮って・・











で、法要に人たちを見送って、
住職に案内されて本堂へ・・。
欄間は、桃山時代・江戸時代・令和と


内陣に飾られた彫刻は、
すべて安土桃山時代に彫られたといわれ、









👇本尊を安置する須弥壇にも桃山時代の彫刻。


優美で整った品のある彫刻は
桃山時代の、彫師の名も知れず
群馬みなかみ町で拝見することが出来ました

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広徳寺散策、銀杏と茅葺。東京都あきる野市。

2022-11-10 03:13:12 | 関口文治郎/神社仏閣

名もない小山をいくつか登れば、古愛宕山。
渓谷の紅葉を堪能して流れる、
鏡のような水面の名は、秋川。
夏になれば、中洲はバーベキューの小さな盛り場に。
一昨日は、仲間が作ってくれた休日。
崩れ簗を撤去している3人の男たちを横目に、
細く急な坂道を行けば・・・。

室町の頃・1373年・から幾度、
葺き替えたか今も茅葺。
むした苔屋根には花が咲く、550年の趣き。
東京多摩あきる野市、

広徳寺・室町建築様式をそのまま、
👇惣門からの散策です。


👇江戸時代になって建てられた山門、


👇本堂の縁側でひと時を過ごしたくなる雰囲気が、
広徳寺には在って、前回訪問の時にも、
入れ替わり立ち代わり、誰かがいて、
私はとうとう、座り
はぐって仕舞ってた。















👇お母さん、地べたにべったり、
格式にこだわらない、遊び場になるのが、
爽やかで小気味がいい・・。











これが最後の
・・もとい・・
今年最後の、紅葉狩り
そうならないことを願って
あきる野市・広徳寺です

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泰寧寺・朱い橋を渡って天女に。群馬県水上町。

2022-11-07 01:39:19 | 関口文治郎/神社仏閣


月夜野・なんと美しい呼び名、
群馬県みなかみ町月夜野、
草紅葉に、暮れる陽ざしの、
赤く染まった猫じゃらしの穂、
リンゴ果樹園に群れる客の、
コーヒーの香りが、甘い。
平安の歌人が歌う おう よきつきよのかな・・

と書いて、ちゃうチャウここは水上町須川、
月夜野は関越道のインターの近辺。
月夜野の言葉の綺麗さが、尾を引いて、つい。

目指した、泰寧寺は、👇こんもりした小山の裾辺り、
お寺に着くまでこの景色が車を停めてしまった。


1309年鎌倉時代の後期、
開基された泰寧寺(たいねいじ)は、
南北朝の時代時代が揺れて、
一時は寂れた寺になり、
ようやく世が静かになった頃、
豊臣秀吉さんが、おぎぁ~と生まれた翌1537年、
曹洞宗の禅寺として開山したのは、
月夜野の和尚が隠居寺として。

泰寧寺には、桃山時代の欄間彫刻と、
花輪彫刻集団、関口文治郎さんの兄弟弟子の、
高瀬忠七さんの欄間があると、知って、
ともに亥年生まれの老いた車に、
ウインクして、高速をばく進。

入口に在った格好いい、松の木が枯れて、
その伐採木を使って身代わりにした、
👇結縁松樹観世音菩薩堂
その気配りが山寺のいたるところに・・



👇人は今、仏道に入らなくても、
自分から縁を結ぶかもしれない、
けちえん(結縁)きょうでは、
たくさんの人たちとすれ違った。








朱の橋から、山門・境内まで、
7月には紫陽花が山寺を輝かせるといいます。









1775年建てられた楼門形式の山門には、
釈迦三尊像や十六羅漢像などが安置されていて、
法要がなければ、ここも見学したかったのですが、
諦めます
下層部の天井に描かれた天女・鳳凰・龍👇
今日はこれだけで充分です。

















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