春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

大叔父・太田節三の慕情を新装しました・・・。

郡上八幡城、岐阜 2

2017-09-30 09:42:20 | Extra

廃藩置県で明治3年には石垣を除いて、
一旦取り壊され、昭和8年再建した、

木造再建城としては日本最古のもので、小ぶり。
天守から見下ろす、水の町、郡上市街は、
美しく、城までの景観も、おっとりとしていて、
妙な落着きがあって、ベンチに座って、
ボーッとするのもいい・・・。

車は、天守近くまでいけるけど、
大きい車、運転技術に自信のない方は、徒歩15分、
中腹の無料駐車場に止める。
自信のある方でもこの城までは、
徒歩の方が、情緒に浸れるか、と・・。

 

 

 

 



 


 大変な作業なのに、大変だ!と、

だれも言わなかった、郡上八幡の、心意気。

 






☟ 
無料駐車場がある公園。
土佐藩山内一豊と千代(見性院)は、1573年結婚。
千代の生まれは、あちこちの説があり、はっきりしないけど、
郡上八幡では、郡上八幡初代城主・遠藤盛数の娘を、
竹中半兵衛が仲人になったと、慈恩寺の遠藤家の文書があり・・・。
何れ、千代にまつわる話はたくさんあって、
内助の功・かかぁ天下の代名詞とか・・・。ここは
すんなり、内助の功で銅像を眺めれば。


城下

 




1時間ほど早めに、門を開けて頂き、
ちゃっちゃと帰ろうとしたけど、
なんの何の、去りがたい気分にさせた城・・・。

 

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白萩屋敷の短冊

2017-09-30 01:42:53 | Extra

東吾は、兄、北町与力の神林通之進から、白萩屋敷に、
香箱を届けるように頼まれた。
兄嫁から褐色の結城紬に仕立て下ろしの袴、紋付の単羽織を着せられ、
香箱の包と兄の書状を小脇に抱え、
のどかな顔で八丁堀を出た。


屋敷は小柴垣で、石神井川からの小さ名流れに、

小橋を渡して枝折戸をくぐるようになっている。
茅葺き屋根の田舎風ではあるが、普請は凝っていて檜の良材が、
ふんだんに使われている。
女主人の奥の部屋の方で、花を活けていた。女主人の横顔が見える。
藤色の着物に白っぽい被布を着ている。
まるで萩の花の精がそこに座っているような清楚であでやかな印象であった。

手紙を読み終えた女主人は、香箱の包を開いた。
蒔絵の香箱になかには、上等そうな香の包がいくつも入っている。
東吾は、仏間に入って、焼香をすますと、東吾の横から女主人が礼をのべた。
何気なくそっちへ顔を向けて、東吾は動揺を危く、返礼でごま化した。
美しい女主人の顔には、むごたらしいばかりに火傷の痕が残っている。

酒と肴が運ばれて来た。
酌は女中がした。
「最前、いけて居られた花は、珍しいものでしたが・・・」
盃を手にして、広縁の壺をみた。
「野の花でございます。吾亦紅と松虫草・・・・」
「吾も亦、紅なりと書きますの」
素朴な花だけに、名が良かった。

 


通之進が庭に視線を向けた。そこには桔梗が咲いている。
東吾は兄が仕出しの後、兄嫁の香苗が、どことなく沈んでいるのに気がついた。
「青江様の根岸の御別宅は、萩が見事なのでしょう、
白萩屋敷と呼ばれているとか・・・」

「兄上はよく白萩屋敷へお出かけになっていたのですか」
「春と秋のお彼岸の頃、お供物をお届けがてら・・・」
「義姉上も・・・」
「いいえ、いつも一人です」

十日ばかり、日がたち、
白萩屋敷の女主人が病んでいるという。
通之進は、手文庫から、一冊の本を出した。
「伊勢の御、という歌人の歌集だ。お気晴らしにと持って行ってくれ」
白萩屋敷の女主人は歌を詠むのかと思った。

日が暮れて間もなく、東吾は息を呑んだ。

白萩屋敷の萩が満開だった故である。

垣の内は、どこも白い花が重たげに枝を埋め、
花の下には花が散りこぼれていた。
夜気の中に花の香りがかすかに漂ってきて、東吾は陶然となった。
衣ずれの音がして、女主人が入ってきた。
城縮緬に墨絵で萩の花群が描かれている。
帯はなく、鴇色のしごきを前に結んだだけであった。
「私を病人扱いになさいませんように」
「歌をたしなまれていたのですか」
「私が通之進様にお手ほどき申し上げたものです」
「お見せいたしましょうか、通之進様のお歌・・・・」

香月は東吾を見つめたまま、内懐へ手を差し入れて、紅い布に包んだ、
二つ折りの短冊を取り出した。
長い歳月を経たものだということは短冊でも、墨の色でもよくわかった。

    花に似し君想わるる 月の夜に
        萩の小道を一人し歩めば
                   通之進

「私が青江に嫁ぎます折、通之進様が下さったものです」
「通之進様は早くお母様をおなくし遊ばしたせいか、
私のことを母とも
姉とも慕うて下さったように思います。
私はあの方が好きでございました」

「お恥ずかしいことですけど、
私一生に一度でも通之進様と枕をともにしたいと願いました。

あのお方は私より七つ年下で・・・私の気持ちは片思いと承知もして居りました。
どうしても嫁がなければならなくなった時、
私、一番、都市の離れたお方を選びました。

夫となる人が一日も早く死んでもらいたい。独りになれば、又、通之進様に
お目にかかれるかもしれないと・・・・」
唇が僅かに笑った。
「しかし、あなたは火の中へ青江殿を助けに行かれたのではありませんか」
「いいえ」
香月の髪が揺れた。
「あれは、この短冊を取りに戻りましたの」
香月は東吾の手から短冊を取り戻した。
「これは、私の命ですもの・・・・」
文字の一つ一つを心に刻むように見て、短冊を東吾に返した。
「あなたの手で焼いていただきましょう。
私が死んだあと、誰の眼に触れてもいけません。東吾様以外のどなたにも
渡したくございませんから・・・」

香月の死を東吾が聞いたのは月が変わってからであった。
香月の命を縮めたのは、あの夜の出来事だと思う。
夜が明けるまで、東吾を求めてやまなかった香月が、最後にあげた声は、
通之進の名を呼ぶものであった。




通之進は、妻の香苗が実家に行って留守に、
東吾を連れて、白萩屋敷へ向かった。
小柴垣の向こうは無人になっていた。
東吾は別棟の黒い屋根を見た。あの屋根の下で、身代わりの恋に燃え尽きた。
萩はもう散りきって、庭は荒れかけていた。
「東吾」
兄が呼んだ。
「私は少年の頃、香月殿が好きであった、母のように、姉のように、
香月殿をしたっていたと思う」
通之進の足元で、落葉が風に吹かれていた。
「香月殿も同じお気持ちだったかもしれませんね」
東吾は、兄の恋歌をもやしことも、その夜のことも、香月の火傷の理由も、
兄には生涯告げるまいと思っていた。
風が萩の枝をゆさゆさと揺らしている。

                                          ※白萩屋敷の月から。

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流響の里、水の町郡上八幡 1

2017-09-28 20:58:49 | Extra

 

 

旅館備前屋


郡上八幡を俯瞰して、
カメラマンの、後ろにも・・。


これが後ろ。


郡上八幡では、どこを歩いても、水の風景に出会ってしまう。

 

 


「吉田川」は、町の中央を縦断し、長良川に・・

 

 

 

 


☟ 乙姫川の上流は広い流域があって、

市街地では川幅も狭く、屈折したびたび、
洪水で、村に被害をもたらし、明治41年に河川改修を施したという。




☟ 「やなか水のこみち」
吉田川、長良川の玉石を前面にちりばめ、
郡上八幡の物語をデザインしたものだと・・・。

 

 

 


☟ 湧き水・野菜を洗ったり・・・(3葉)

今は、上下水道が完備されているので、観光に・・。

 

宋祇水・湧き水の水屋

   
宋祇水の土手にかかる階段を昇ると、「小駄良川」
町を横断し、「吉田川」へ


此方は「吉田川」の縁に建つている、食事処。

 

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旅の疲れは、高尾山でリセット!

2017-09-27 20:50:28 | 高尾山

26日帰った八王子、
今日は、今までをリセットしに高尾山へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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宇和島 面影がなかった!

2017-09-26 07:24:22 | Extra

松本清張、丸谷才一、井上靖各氏など著名人が、
小説の題材にした、宇和島、
医学の先覚者もたくさんいて、活気のある漁港。
40数年前の風景は、がらりと変わっていた。

ここから一気に、岐阜まで戻るわけで、
天気がいいのに、車の中ばかりとは・・・・。

 

 


 

 

 

 

 

 



 

 

                                   ※9月24日宇和島風景

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裾、はしょって走るも、電車がいい!

2017-09-25 07:40:29 | Extra

愛媛、松山の市内、
キャンセル待ちのホテルから電話。

辛うじて泊まれることになって、

 

 

 

 

 

 

 


裾、はしょって駆け回る、この日程、
思考能力低下中・・・。
休憩場所、幟の文字も「つぐなえ」と
読んでしまう、始末。

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琵琶湖、とばっ口で、ガチョウと!

2017-09-24 07:52:12 | Extra

 

琵琶湖周航の歌、
京都大学の前身三校の学生がボートとで3泊で、
琵琶湖を一周するという、寮歌。
のどかで、いいなぁ~。

 
1・湖(うみ)の子 さすらいの
 旅にしあれば しみじみと
 昇る狭霧(さぎり)や さざなみの
 志賀の都よ いざさらば

 
2・松は緑に 砂白き
 雄松(おまつ)が里の 乙女子は
 赤い椿の 森陰に
 はかない恋に 泣くとかや

3番から6番まで、カット!
ガチョウが腹を減らしてわけで・・・!

 

  

 



 

 

 

ピントが・・・・
まだ、酒が残っている。
か?
眠いのか?
宿について、グイッと一杯。
それだけで千鳥足に・・・。

京都大津、早朝!
これから四国、宇和島まで。
彼岸の連休、宿がない、宿がな~い!

 

 

 

                                             ※9月23日琵琶湖で。

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過疎、豪雪の村 白川の郷

2017-09-23 08:46:45 | Extra

 

 降る雪にはしゃいだ子供は、やがて、
大人になって、雪を恨むようになる。
崩れる、家屋、閉ざされた過疎の村は、
家を捨て、都会に出ていく。
残った女子、子供は、蚕の糸をひいて、
男の帰りを待つ。
そんな歴史に・・・・・。

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
災害に遭った村人は、一時この家に避難した家だと・・。


 

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飛騨の道、曲がっても゛もや゛、山も゛もや゛

2017-09-22 00:57:01 | Extra

2017.9-21、飛騨古川から早朝、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西穂高岳(2909m)見えたのはこれだけ!

 

 

 

 

 

1300mでやっと!

※穂高は登山禁止、すべてロープウェーで、でした!

 

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榛名、朽ちる花、咲く花

2017-09-21 00:06:02 | 榛名湖・上州

名、無き山の、朽ちた花も「名」があり、
其方の名は「アザミ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「まゆみ」が、まもなく弾ける。榛名山

2017-09-19 20:59:44 | 榛名湖・上州

榛名山山頂の「まゆみ」


2年前、秋田の小坂鉱山に行き、
明治生まれの柔道家の軌跡を取材して、その帰り、
「錦木」という土地で、植物の「ニシキギ」を見ました。
その後、

小説、平岩弓枝さんの「御宿・かわせみ」の短編で、
「まゆみ」ニシキギ科の花を知りました。

八王子市、探せど見つけられず、
ブログで、トレッカーの「たかさん」が、
榛名山は「まゆみ」の群棲地と知らせて下さった。
それから2年、昨年は不慮の事故、
今年に入って成長過程を見るため、数回訪れましたが、

ようやく「実」がはじけ、種子が覗く、時期がきたと・・・・。

私には思い入れのある「まゆみ」です。
次は、実が弾けた満杯の「まゆみ」が・・・・・。

 

 

 

 




今回は、渋川ICから伊香保温泉郷をすり抜け、榛名湖へ。
相馬山がど真ん中に!

高根展望台から




☟榛名山の山頂から相馬山と向こうに筑波山です。

 

 

 

 

 

 

晴れた日の榛名山でした!

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一葉落ちて天下の・・秋を知る! 榛名山

2017-09-18 22:33:52 | 榛名湖・上州

榛名山は植物も、空も、子らの声も澄み切って・・・・・秋!

                                                                    

                                 ※9月18日、榛名山山頂で

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ヴラマンクから「荒川ダム」 甲府市!

2017-09-16 21:00:49 | Extra

台風が来れば、パソコンとにらめっこになる。
霞み始めた「眼」の診断に出かけ、驚いた。
今日は横田基地のお祭りで、
八王子辺りの上空まで、ぴかぴかライトをつけて、
飛行機が空をパレード。
生憎の曇り空なのに、編隊を見ようと車道は駐車場状態。
しかも、八王子は、全国緑化フェアー、秋の会場になっていて、
車、車、人、人、人。

10軒の病院だけの建物、なかは患者でびっしり。

腹は減るし、中抜けはできないし・・・・。
「白内障」の診断を訊いたのは3時間後。
ついでに調べて頂いた眼鏡の度数。
少し変わっていたので、眼鏡屋に。
自宅に戻る頃には、台風の兆し、何ともいやはや!

9月14日、山梨県甲府市の北岳でしょうか。
 



  ☟
針エニシダのある荒地、花の咲くヒースの荒野、野原や森を

  軽やかに流れる小川を眺めることに、私は、生きて呼吸することの
  幸せを感じる。それは過ちであろうか。‹モーリス・ド・ヴラマンク

 
幼いころの夕暮れに見た、小さな谷の中に潜み込んでいる村や
丘の側面に張り付くようにして立ち並ぶ集落の記憶が
よみがえることがある。私はこの気持ちの源泉を、しばしば探し求めてきた。
青い煙が暖炉の煙突から立ち昇り、穏やかに、そしてまっすぐ空へ登っていく。
喧騒はなく、すべて眠りにつく。
なぜ、この情景は、ときには目に涙をうかべてしまうような
感動を、私に与えるのだろうか。‹モーリス・ド・ヴラマンク

 

※フランスの小説家にして、画家ヴラマンクの2枚の絵を本人が、
こう解説している。


私は、この1876年生まれの画家が亡くなる1958年、少なくとも彼の後半、

10歳の私は、彼と一緒に10年、同じ空気を吸っていたことになる。

美術家が決めつける、キュビズム、印象派、フォービズム・・・・etc
ヴラマンクは、セザンヌの技法から、ゴッホの絵タッチに感銘しながら、
やがて、どの派にも属さない、独特な雰囲気、「抒情」。

形式にこだわらない彼の絵を見ていると、
いつか、忘れていた、神髄を怒涛の勢いで、胸を締め付けてくる。
そして、何より好きなのは、こよなく田舎を愛し、村の隅々までを、
自転車でかけめぐり、村を描き続けた彼の生涯の、彼の感性と生活。
それが、折に触れると、いつも無気力になってしまう。
 


甲府・昇仙峡を上り詰めると、31年前完成した、
笛吹川に合流する、岩石や土砂で造った、
小さな「荒川ダム」が見えてくる。
このダム、人造湖・能泉湖には32軒の部落だった建物が沈んでいる。

 




 

 

 
瓦を磨いて、移築先に持って行った方、
多額の立退料を受けながらも、長年住んだ村を想い、
湖畔で泣いていた女性もいたという。

先祖のお墓は、湖底に沈んだ、
村の中心に向かって建てられていて・・・・。

  

 
今は湖底の村に通じていた道路も閉鎖され、

 
昇仙峡で明治30年からの「大黒屋」の旅館を預かった
「おかあさん」は、
荒川ダムを知る、数少ない方で、
今は旅館を廃し、
ダムを見守るように、
ポツンと瀟洒な民芸茶屋を開いている。

 


ダム完成した最初の冬景色。
湖面の氷に、心を震わせたと・・・。 
夕日に、涙を隠しながら、当時を語ってくださった。

 

 

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花と花!

2017-09-15 20:52:56 | Extra

酒を飲まないのに、目がトロン!
これで一杯飲んだら、体がダラ~ン、と。

被害の跡を知れば台風、やはり巨大な外敵。
蹴散らす、術はないものか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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食中植物3種、ちょっとグロテスク!

2017-09-13 20:44:16 | ヴェネチアのガラス

落とし穴式で虫の捕まえる、
ウツボカズラ

自分は動かず、フタの内側の蜜に酔ってきた虫、
滑って転んで、なかに落ち、這い登ろうとしても、
壁がツルツル、這い上がれず、


サラセニア
アメリカ南部、~東部の湿原に。
袋の内部はツルツル、下部は、逆毛が生えているので、
落ちた虫は脱出不可能。

 
サラセニア・レウコフィラ



 


ハエトリクサ

北アメリカ原産、
「女神のまつ毛」も蟻の食べ過ぎは、蟻の酸で自滅するとか、

 

 

 

 

                   ※箱根湿地花園で撮ったものです。

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