春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

汗をかく観音様とヘマな雷神。正法寺。滋賀県大津市。

2023-01-30 09:45:41 | 西国33カ所札所

福井県、石川県、岐阜県にまたがる白山連峰、
白山信仰・山岳信仰の礎を作ったのは、

越前の修験僧  泰澄和尚。

722年、元正天皇の病気平癒祈願を成満した後、
白山に行く途中、
天皇の勅願所・岩間山正法寺を訪れ、
桂の木で、千手観音像を彫った。


ご本尊は、日が暮れると厨子を抜け出し、
136地獄を駆け巡り、苦しむ人々を、
ことごとく、救済して夜明け前、山に戻った時には、
体中汗だらけ、
当時、歴代天皇の尊崇厚く、
熊野、吉野に並ぶ霊場の一つで、
かなりの隆盛してた、岩間寺=正法寺の観音様は、
♪ 汗かき観音 ♬さんと、呼ばれた。











たびたびの落雷で焼失した正法寺、
雷神さんが、千手観音様に帰依しようと来たのに、
ヘマをして、正法寺に雷を落としてしまった。
一度ならず、2度3度。
泰澄和尚が、千手観音様に聞いたら、雷神の所為だと・・。
で、泰澄和尚、雷神を弟子にし、喜んだ雷神は、
水の乏しい村と、参拝の人たちに雷の災難が、
降りかからないように、
爪で岩を削り、土を掘り起こして、
水を湧かしたという・・。
👇 稲妻竜王社



👇 不動護摩道場









👇 京都、大阪の信徒さんが寄進したもの








滋賀県大津市と、京都宇治市の境に建つ
岩間山・正法寺
こじんまして1300年の歴史に
華美もなく、芭蕉の古池や・・・の句は
ここで詠んだという池があって?
こんもりした山の中
旅の疲れが、いっぺんに吹き飛んだ詣りでした







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石山寺・最古の懸造りは ②-② 滋賀県大津市。

2023-01-25 11:30:17 | 西国33カ所札所

琵琶湖から流れる瀬田川、
硅灰石の石切り場、

巨大な東大寺の建立に必要な資材は、
滋賀県甲賀、高島から伐採した材木を、
瀬田川に流し、ここ660年から始まった、

石切り場に集積場にしていたという。
後、天然記念物硅灰石の上に、建てられたのが、
源頼朝が建立したという多宝塔👇
迫力ある大きい庇は、言葉に無い優美。



👇私が撮っている場所は、
壬申の時代、皇位継承の争いで、叔父に敗れ、
自害した大友皇子を葬ってると云うのですが・・








華厳宗から、
密教、真言宗、天台宗が盛んになった平安時代、
貴族たちの、石山詣が盛んになり、
京から石山寺に籠って夜通し念仏を唱えたという。

1004年には、紫式部が滋賀県最古の本堂で、
光源氏を・・





👇紫式部(左)の供養塔と、
芭蕉句碑、
あけぼのは まだむらさきに  ほととぎす


👇西国33カ所霊場の尊像を拝観します。


👇本堂前には、神事も、仏事にも使える
鎮守拝殿という珍しい、蓮如堂が・・。
奥に本堂の、記録に残る最古の懸造り、
胸が躍ります。




👇その前方に、毘沙門堂。
大阪の大工が大阪で加工、彫刻を施し、
大津の大工棟梁が現地で組み立て、当時としては、
稀有な造営法を取ったという記録。













石山寺の敷地は、登ったり下ったり、広い。
もう、座れるところがあればどこでも、
よいしょっと・・。
ブログ石山寺に載らないファイル
ちょいと、眠ってもらって
石段降りて、参道脇・大黒天に手を合わせ
石山寺、ここで〆です






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籠る君は・紫式部。石山寺 ① 滋賀県大津市。

2023-01-23 20:40:27 | 西国33カ所札所




滋賀県大津市、石光山・石山寺
清少納言が立ち寄り、
藤原道綱母がいて、
和泉式部が、恋に破れて籠り、
紫式部は、光源氏の「須磨」「明石」を、
石山寺の離れで、月を見て書き上げる。

紫式部がこもっていた部屋は、
天皇や皇族,高僧の身分の高い人が、
使用する部屋で、
紺地に白抜きの 👇 石山寺の寺紋十六裏菊が、
吊るされているところ。 


1078年1月2日、落雷によって本堂が半焼し
1096年に本堂(国宝)を再建し、
新たな本尊として如意輪観音坐像(重要)を祀る。 

源頼朝が
織田信長の影が、
豊臣秀吉の加護があって、
〆は淀殿の復興の願いで、
今の石山寺が形成されたといい・・・、
     ※※
石山寺の歴史を、ブログにするには
歴史に疎い私の、頭の中は、

とっ散らかって、ギブアップ
西国13番札所に行ったという、
足跡だけにします。

出迎えは、大津市の観光マスコット。
👇おおつ光ルくん
平成21年2月24日:特別住民票を取得 
特技:ローラースケート、和歌を詠む
趣味:草花鑑賞、かるた
好きな食べ物:しじみ飯 
悩み:スポーツが得意なものの、
   衣食住が足りすぎて運動不足



👇硅灰石・国の天然記念物 
 石山寺の名の由来となった岩。



👇東大門・重要。
 寺伝では頼朝によって1190年に建立され、
淀殿が1600年代に、大改修したものだと。













👇参道・振り返って東大門を





奔放な男の恋愛遍歴を書いた
宮廷になじまない、内気な女性
紫式部を
2024年、大河ドラマで
大石静さんが ♪光る君へ♬ 描いて
吉高由里子さんが演じるという

追伸・どなたか
おてんばで、そそっかしく
ひとつ、きらりと光る才能を持つ
清少納言の脚本を‼
女優さんは
レネー・ゼルウィガー さんで




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姨綺耶山(いきやさん) 長命寺 ②-② 滋賀県近江八幡市

2023-01-16 19:40:15 | 西国33カ所札所

👇石段を登って、何でぇ~~
後で判った。
西国31番札所にある、石碑の詩の怪。
作詩家がただ、10番の言い回しが良かったからだと・・。
近江八幡の歴史ある古刹、長命寺。


👇長寿にして、虫歯なし、抜歯痕無く、
お見事。
けど、ちと、よだれの量多い・・。



👇1524年に再建された本堂は重文で、
杮葺きの屋根の曲線はシンプル、
本堂正面は石垣になっていて、
須美壇の、
千手観音、十一面観音、聖観音に会うのには、
👇左の間、外陣から入っていく。


👇本堂正面。
常夜灯の所に、琵琶湖周航の歌の石碑。








👇本堂から廊下がつながって、
1184年には三仏堂が建立され、
1570年頃再建し、
1793年に改造されて現在に。
堂内に釈迦如来立像
阿弥陀如来立像
薬師如来立像の三仏を安置して・・。


👇彩度を落とした、丹塗りの三重塔、
近くで見て、丹塗りの効果でしょうか、
細かいところまで、木造の保存が良く、
庶民の生活とはかけ離れた、贅沢さ ‼




👇 変色した杮葺きを眺めて思う、
豆、芋を主食にし、
アワ、ヒエ、ムギ、魚の干物を食し、
板に石を置いて、飛ばされない屋根で暮らし、
年貢に苦しんだ農民たちには、
観音様は、悪の権化に見えはしなかったかと ‼


619年に聖徳太子さんが開基した
近江八幡市の姨綺耶山
いきやさん) 長命寺
歴史の記録に惑わされて

俯瞰した琵琶湖の
鍬を肩に
細い小袖を、帯で締めた
女性の姿が見えて
幻想から覚めるよう
目をぶるぶる

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柳に雪折れなし命寺、長命寺 ① 滋賀県近江八幡

2023-01-10 11:02:53 | 西国33カ所札所

旅先米原市で、パソコンのファンが止まって、
使うほどに本体が熱くなり、
ドライバーをフロントで借りて、分解。
ファンは、埃は埃を超えて綿状態に・・・。
ダストブロワーは、
フロントの粋なお姉さんの厚意に甘えて、
難を免れたものの、どんだけ埃の中で生活をしてたかと・・。


808段の石段は、きつかった
近江八幡・西国31番長命寺、
330メートルの長命寺山、
長命寺は250メートル辺り、とまでは調べで。
👇長命寺港にある日吉神社にパンパン手を合わせ












出羽三山の石段2200段を登ったのを思えば、
何の ‼と思いたいけど・・・・。





👇あと少し
落ち葉を飛ばすブロワーの音に気を持ち直す。


ご本尊・千手十一面聖観世音菩薩は、
健康長寿、無病息災を授けて下さるというけど、
もう何でもいいと思ったけど、
息切れして休み処の幟を見てたら、
少しづつ、ウン‼ 登ってよかった・・・と。



亀が居た。
駐車場でした。



石段まだあった






着いた・・けど、



👇門をくぐったら、また石段。
追い越したおばちゃんは、石柵につかまって、
『勘弁してぇ~』と言った、共鳴した。



👇琵琶湖が新鮮に見えました。



御詠歌  
八千年やちとせや   柳に長き    命寺 
運ぶ歩みの   かざしなるらん 

これって
柳のような長い、石段を登れば
千年も万年も、
長寿になるということでしょう??

もう登らなくていい訳で
長命寺、ここで一休みのブログです

コメント (10)
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