春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

弥勒寺音八さんの蘭亭曲水の宴。笠間神社。

2020-02-18 21:13:12 | 関口文治郎/神社仏閣

「桃の節句」、京の貴族階級の子女が、
天皇の御所を模した御殿や飾り付けで遊んで、
健康と厄除を願ったが始まりとされ、
平安時代よりさらに前は「上巳の節句」といった。

中国では上巳の日は、禊(みそぎ)をし,
汚れをはらい水に流す習俗があった。
のち1、2mの川幅で、宴を開き,曲がった川の淵に、
文化人が坐り、杯を浮かべ,
杯が自分の前を流れすぎないうちに、
詩を作り,詩ができなければ、
罰杯(紹興酒)を飲まされるという遊びになった、
「曲水の宴」

上巳の日付は、3月3日。

今でも九州辺りの行事にあるようです‥ね。

江戸末期、建築に6年の歳月をかけ、
1861年、完成した茨城県笠間神社。
群馬県伊勢崎生まれの、彫刻師、
絵師の号「向松軒梅雪」で、活躍もした、
弥勒寺音八さんが40歳の時に彫った、
「蘭亭曲水の図」を見ることができた。
図柄は弥勒寺さん。
羽目板全体の構図は、絵的でもあります。
皇居賢所の菊の御紋を彫る彫物師に、
スカウトされたきっかけは、
ここ笠間神社の彫物だと思われます・・。


弥勒寺音八照房さんの子、
弥勒寺銀次朗さんは、
石川信光さんの娘婿になり、
映画、渥美清さんの寅さんの、生まれ故郷、
柴又帝釈天の帝釈堂の彫刻を、
石川銀次朗の名で、関わっています。








👇腰羽目の「唐獅子牡丹」作者は、
チョットひと息。
※三島由紀夫が市ヶ谷の駐屯地に押し掛けた時、
車の中で歌ったのが高倉健さんの「唐獅子牡丹」・・・
逸話!
茨城県坂東市の、後藤縫之助さん。







👇奉納額も、楽しめます。


















場違いではありますが・・。





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4 コメント

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こんばんは(^^♪ (のり)
2020-02-18 23:17:46
何度も行った笠間神社なのに、何も知らずに漫然と見て回っていました。 今度はこの解説を参考にしっかり鑑賞したいと思います。 今日も有難うございました。
最近とよさんの文がとても読みやすくなった気がします。 これも有難いです(^_^;)
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おはようございます、のりさん。 (とよ)
2020-02-19 06:18:29
神社参拝は、願い事を頼んだり、
適った願いにお礼をしたり、
用がなくても、境内を散策し、
気分を落ち付かせる、役割が、どこかにあるわけで、
私のようにアナリスト的に、神社を訪れては、
神社も迷惑かもしれません。

境内で、のんびりとする、こんな生活の状況が、
良いで~すネ!
返信する
Unknown (pu)
2020-02-20 10:14:05
おはようございます。
1番最初のお雛様に今年は依然行ったことのある
奈良の方へお雛様見に行きたくなりました。^^*

とよさんのブログで知らなかった事がまた、一つ
増えました。
本当に、日本人の手の器用さは彫刻一つ一つでも
感動さえ覚えてしまいます。
ありがとうございました。
返信する
こんばんは PUさん。 (とよ)
2020-02-20 19:23:54
透かし彫りの技術、
指先の器用さ、思わず立ち止まってしまいますね。

奈良まで行く予定に、思わず、ほっこりで~す!
PUさん!
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