富山マネジメント・アカデミー

富山新聞文化センターで開講、教科書、参考書、講師陣の紹介、講座内容の紹介をいたします。

国民に届くメディアとしてSNSが、最強!?

2018年09月06日 | Weblog

 今朝の北海道地震には、驚かされた。弓状の日本列島が、南から北まで、絶えず直下型の地震に見舞われる危機感をもつことは、生活人として必須である。さらに驚いたのは、北海道電力が全面停電となったことだ。この天災と人災との境目こそ、地域の技術マネジメントの基礎力が問われるところである。すでに、JR北海道には、そのような問題が指摘されている。幅広く、上から下まで電気に関わるエンジニアの人材群の育成が、地域力の基盤として重要であることが分かる。北海道の理工系の高等教育の凸凹を検証するよいきかいだろう。

日本の若者がTVや新聞なのどオールド・メディアではなく、ヒューマン・ネットワークであるSNSを唯一のコミュニケーションの回路としてきた「新人類の選択」は、有効性を証明されたことである。電池があれば、携帯は充電できる。非常時に、スマホが機能するという経験は、TVからの真剣な呼びかけでも証明されている。僕たち夫婦は、子供たちとの連絡のため、スマホのユーザーになったが、停電時の充電の器具をもっていないという危機管理の穴に気がついた。電池の予備は、かなり準備しているが、充電器までは用意していない。

さて、富山人は北海道と人的ネットワークが強い。銀行にも、「ほくほく」がある。これから、富山から様々な支援が行われるであろう。その一つとして、SNSによる安否確認が素晴らしく機能する。さらに、ネット検索により検索されやすいようにHP、ブログ、ツイッターなどなど、IT化された高度情報社会の強みを発揮し、オールド・メディアが伝える方法の大転換をさらに意識されることを期待したい。


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富山市の経営手法は第一級

2018年09月06日 | Weblog

森市長は、来年度の市税の収入予測をかなり精密に弾きだしている。2018年の世界経済も日本経済も、想定された以上に底堅い潜在需要があり、そこへ酷暑、地球温暖化が「信仰的な確信」に転じてきたので、さまざまな先行投資への道筋が考えられるようになった。意外にも、米中間の貿易は、税関の通関統計を対照させても、悲観筋の読みははずれ、貿易ではアメリカの輸入超過、輸出の抑制効果が働き、中国が想定外に善戦している。富山市役所の高層の分析力は、国家水準、国際水準にあり、昔の神戸市役所のような見事なオペレーションである。ただし、2018年の上半期の経済指標からの2019年の市税収入が予測されているが、実は、下半期において想定外の自然災害や、軍事情勢における暴発が生じると、予測を下方修正しなくてはならない。台風、地震、中東情勢などの不確定要因に加え、経済不安の連鎖による心理要因が加わると、予測はあくまで予測に終わる。富山市の場合、内閣の国家的な戦略の情報も的確に処理し、中央官庁との情報のタイムラグは、1週間以内に収まっている。これは、地方自治が中央政府と情報と経営戦略を同期させているからである。それと劣位な現場ミスを市長が上手く補正している。退職の職員さんの人格度からいうと、市役所の退職者の地域貢献度はたかく、素晴らしい地域の高齢社会を導いている。公務員のOBは、生涯にわたり公への奉仕者として生きるという人生観も、素晴らしく良くなってきている。神戸市民を捨て、富山市民を選んだ読みは正解だった。住みたい町は、富山市という個人判断には間違いがなかったと信じたい。


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滅ぼしていいのかJR貨物

2018年09月06日 | Weblog

僕の個人の趣味からいうと、JR貨物は大好きだ。僕の個人の主義からいうと、JR貨物は21世紀の日本でも再活用して欲しいとおもう。ただ、機関車だけは、ジーゼルから水素発電の自走式に進化させてほしい。ここには研究開発投資がいる。それでも、夜間の長距離トラック輸送は、オペレーターの確保には限界がきている。それと、地球温暖化対策、ジーゼル・エンジン車の廃棄、縮小という流れがある。その意味で、鉄道貨物の社会インフラを失うことは、日本経済の基盤を危うくする。実は、中国は在来線の鉄道網は、貨物輸送が主体に運営されてきた。ここへきて、旅客のみを高速鉄道の網に移したので、中国では、貨客の分離が進んだ。この貨物輸送にとり最盛の時代を迎えた。これが、内陸の鉄道をユーラシア大陸に広げ、東ヨーロッパへ結ぶ「一帯一路」の政策効果が期待されるひとつの推進要因である。ところで、日本のJR貨物は、外航船の貿易に使われるコンテナを積載できない。線路が狭軌のために、コンテナに互換性がない。これが、非常に大きなネックとなっている。さまざまな互換法が考えられたが、IR貨物は国内の物流にしか使えない。中国も、大きな失敗をした。高速鉄道は、人を運ぶことに特化したことである。日本は、東京ー名古屋ー大阪がリニア・モーターカーで結ばれると、東海道新幹線は、外洋コンテナを輸送する貨物輸送のニーズを吸収することができるかもしれない。これができないとすれば、新幹線は貨物輸送というニーズを吸収できないままの中速鉄道になりさがる。いずれにしても、コンテナの規格が外洋船コンテナとの互換性がない限り、標準の規格という面で、現在のJR貨物の存続は厳しい。新幹線が物流に使えるならば、国民経済としては先行投資するメリットが3倍化する。航空貨物に対抗できる経済性がある。また、深夜の長距離トラックにも、トンキロ・コストで勝てる。


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大正期と変わらない富山政治の静態構造

2018年09月06日 | Weblog

 「富山県史」で大正期を執筆した経験から言いうと、県会議員の安倍支持か石破支持かの地域分布をみると、ほとんど大正期から変化が見られない。驚きの一言だ。まず、当時は、富山中学の同窓会は、県政の本流に近く、政権与党の政友会をサポートしていた。県政が政権与党の中枢と軌道を異にするのが、大きなマイナスになると計算されてきた。それに対し、滑川では、日本でも有数の大正デモクラシーの拠点として、富山湾岸社会主義の源流を構成し、高岡、魚津に同調者を得ていた。それで、富山湾岸という。この滑川とは、異質であるが、政府与党に与しない「保守反対派」に向かい、政権の中枢から遠心分離機のように離れていくのが「砺波民党」である。その典型が、松村謙三、綿貫さんである。政界長老なのに、見識が邪魔して政権そのものを握れない。「砺波民党」は、太平洋戦争の時期に、郵便貯金を解約し、陸軍の航空機を寄贈するなど、反戦平和思想とは逆の好戦的な文化をもっている。だから、富山県の防衛省の関連施設は南砺にあるだけだ。国防意識が高すぎるので、現実主義が見えないから石破さんの憲法論を是とする頑固さがある。富山の近現代史を回顧すると、旧制富山高校、いまでは中部高校の東京帝大法学部に進学・卒業の中央官僚を擁する県中部が県東部のうち、滑川を除く中新川、下新川の力を得て、政策頭脳的な相対優位を達成している。県会議員のうち4割しか安倍支持がないのは、中央政府から「無配慮」というカードを引くことになる。これが、地域の国立の関連の施設・機関の誘致に大きなマイナスとなる。つまり、県西部は、金沢を上位とするシステムという幕藩体制のもとでの静態構造から脱していないといえる。それが政策頭脳的な相対優位であるとすれば問題はないが、時々に地域の民間力をみすみす無駄な意地のために失うことになる。富山の農業振興のためには、石破さんには投票されないほうがよい。シナリオが見えていたら、ここは農業への国家投資を引き込むことがどれだけ大事か、考えなおしたほうがよい。


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9月5日(水)のつぶやき

2018年09月06日 | Weblog

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