富山マネジメント・アカデミー

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地方創生とグローバル化の融合

2018年09月09日 | Weblog

地方創生とグローバル化とが相関して発展しているのが、九州地方である。九州の農業は、すでに東アジアの安全な食品市場でシェア―を確保している。地理的に台北、香港に近いのと、歴史的に華人の交易圏があり、タイ米を輸入、日本米を輸出、このような最終商品の違いにより棲み分けが成立している。鶏卵では、清潔度が異なるので、九州産が日本国内価格と同程度の出荷価格でも競争力がある。ところが、本州側の島根、鳥取では、海外市場の展開力が弱く、国内の関西圏に市場を求めている。グローバル化が遅れている。富山では、県東部では、兵庫の神明さんのお陰で、ウーケさんがあり、このたび神戸港より中国、上海むけに精米の輸出に道筋がついた。こうしたお世話は、経済産業省の外郭の貿易振興会のコーディネートによるもので、意欲的な生産者には、輸出のネックを除く、具体的な支援のための補助金や奨励金の制度がある。それで、砺波の米菓の企業になんども海外市場への対応をお勧めしたが、「うちは貿易はしない」と断られた。空港や土産物店に卸売りすれば十分という。典型的な例をあげたが、県西部は、外国語の能力が高い人材を擁しながら、しかも、海外旅行もしながら、「輸出の手間」におびえている。地域特産品を海外への展開は、和菓子では、岡山の企業が世界的に成功している。富山・石川の和菓子は、すでにNYに出店しても可能な商品があるのに、経営者の英語への恐怖心から踏み切れないでいる。国内のインターネット販売でも臆病である。それを打破するのが、地域のリーダーである国会議員である。県内の石破支持の勢力がシコリを残したくないというのは、負け組はイジメないでね、というだけである。英語を使いたくない内向きの思考と、石破支持が重なるなら、世界史の流れが、その視野の狭さを嘲笑するだけだ。病院でも外国人を喜んで受け入れる時代が来ているようだ。あらゆる分野で、国際業務の比重が高まっている。


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9月8日(土)のつぶやき

2018年09月09日 | Weblog

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