富山マネジメント・アカデミー

富山新聞文化センターで開講、教科書、参考書、講師陣の紹介、講座内容の紹介をいたします。

新入社員さんに「贈るコトバ」

2017年03月31日 | Weblog

TMA講師代表:いま盛んな入社式のシーズン。大抵の会社では、新入の社員を代表して、決意を表明させる儀式がある。あれをヤラセル企業は、最初からつまずいている。新入社員たちが、社会貢献をしたいという決意を初日に持つはずがない。総務部、人事課が、これだけ立派な新入社員を採用できましたよ、社長も唯一、威張れる儀式であり、空々しいものがある。

ただし、身体び不自由な新入社員さんが決意表明されるなら、仲間として共に、という気持ちがわく。こういうことは、総務部・人事課の大事な「人事マネジメント」である。

マネジメント学は、主に開発と営業、つまり市場における競争にのみ目を向けられている。この面では、トヨタという教科書になる企業があるし、異業種への参入という面では、富士フイルムという模範企業がある。ところが、総務・人事の部門では、・・・と、残念である。「入社式」も98%までは、他社の横並び、定型化しすぎている。

孔子は、弟子たちの楽器演奏の師匠として、目の不自由な人を招いている。僕は、ある企業の「入社式」を末席で経験したことがある。全盲の社員さんが、その場で社長表彰を受けた。意味するところは深い。実は、企業を意外にダメにしているのは、総務部・人事課にマネジメント学の達人がいないからだ。その点、北陸銀行は立派である。人としての多様性、個性の創造性こそが、企業の資産であり、何が一流企業の条件であるかを知っている。日本銀行からの出向者とは、そこが一味も、ふた味も違う。


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TOEICの高得点は、富山の企業では不要なのか?(追補)

2017年03月11日 | Weblog

TMAからの提唱:富山の企業では、「人手不足」という面では、必ずしも英語の能力は必須とはいえません。それで、英語が出来なくてよい、という風潮があります。しかし、富山の企業は、東京に本社のある大企業の支店、工場を含めると、TOEICの高得点は不要であると断言すると、今後の1世紀、2世紀の単位で、富山は産業社会の外にはじき出されてしまいます。

まず、競争相手の中国では、上海を中心に英語力ではアジア最強のレベルです。日本は、実は最低のレベルにあります。日本は、工学力では勝っていても、英語圏での営業組織力では敗北しているわけです。東芝の未曽有の危機は、この10数年で起こっています。東芝は、多くの工学博士を擁していますが、文型でTOEIC900点台の人数は極めて少なく、Top層の英語力は、すでに疑問視されています。

富山でも、最近まで、YKKの社長はアメリカ市場での経験が豊富、不二越の現社長もアメリカ市場の経験者です。調査しましたら、富山大学ではTOEICの受験に熱心な学部でも、600点越えはごく少数です。実は、600点前後では、日本の中核企業では、履歴書に書かない方がよい、といわれるランク外だそうです。せめて750以上が求められます。

それで、TMAとしては、富山県の在住の大学生、企業の若手社員さんで、570点以上の方をせめて750点以上の高めるため、発田聡さんのボランティアによる講座を推進することに致しました。

富山大学の篠原教授のご努力で、5月6日、あえて連休中を選んで、TOEIC高得点をめざす講座が発足します。

おかげさまで、TOEIC800講座がスタートしました。三協立山㈱さんと㈱アリタさんのご支援、富山新聞社のご協力のおかげです。


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