ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

環境放射線の測定

2012-10-21 | Weblog
福島原発事故の放射能汚染による影響がないのか、環境中の空間放射線を測り始めました。測定器を購入し、2012年1月には、震災がれきの受け入れが大阪府で検討されていましたので、尺代にある島本町清掃工場、尺代地区の測定からはじめました。

測定機種は(株)堀場製作所 Radi(PA‐1000) 測定方法はγ(ガンマ)線 1分ごとに5回測定して平均値を記録します。

測定に関心のある市民が集まり、「環境放射能測定グループ」として2ヶ月に1回、子ども達の過ごす保育所・幼稚園・小学校を含め公共施設周辺を測定しています。若狭湾にある原発の事故が起きた場合、すぐさま情報をキャッチできるよう、平常時の放射線量の値を把握しておく必要があります。

10月10日に18箇所測定したデータの一部です。(単位はμSv/h マイクロシーベルト/時間)

ふれあいセンター     0.086
町役場  玄関前     0.073
水瀬川緑地公園中央部   0.094
人権文化センター グランド 0.086

島本町の数値は福島第一原発の影響を受けている関東の数値と比較して、決して低くない数値だと思いますが、花崗岩などが多い影響で関東より高めの自然放射線が存在していることもあるようです。箕面市と同じ位の数値となっています。

島本町で過去に測定していませんので、福島事故以前のデータはありません。
島本町に一番近い大阪府の測定地点は茨木保健所で、10月8日測定値は0.059μSv/hです。  

近隣自治体では箕面市では、原発事故に備え、平常時の数値を把握し、「市民の皆様の安全安心に役立てるため」と2012年5月より空間放射線量の独自測定をされています。大山崎町も独自測定をし、ホームページで公表しています。高槻市でも9月議会で測定器購入予算が可決し、今後測定予定だそうです。残念ながら、島本町は大阪府が測定しているので、独自測定は必要なし、という姿勢です。市民は自分で身を守るしかありませんね。

詳しい活動の様子は島本反核・平和・人権フェスティバルの一貫で、ふれあいセンター4階ギャラリーに展示していますのでご覧下さい。28日まで。

みなさんもご興味がありましたら、ご参加下さい。次回は12月5日です。(午前9時ふれあいセンター玄関集合)


写真:測定の様子

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