安打製造機、榎本喜八の打撃に就いて触れたく思います。重心を低くし、バットを寝かせた構えの、全く微動だにしない打撃フォームから、もの凄いバットスピードで安打を面白い様に量産していました。典型的な中距離ヒッターで、ライナーで外野を破る打球がもの凄く印象に残っています。又彼がボールの球を振る事は決してなく、最高の選球眼を誇り、当時彼が見逃したならボールであろうというイメージすらあったものです。当然三振は異常に少なく、36年から41年までの6年間、規定打席を大きくオーバーしながらも、毎年30三振以下に終わっています。榎本喜八の打撃をかなりの期間見てきましたが、一度たりとも、彼がバランスを崩した姿勢で打った事を見たことは有りませんでした。これは同じ左の好打者のイチロー、張本勲、前田智徳ですら見られなかったものです。本当に素晴らしい打者でしたが、残念ながら通算3割に達していません。次回はその秘密を、素人ながら探りたいと思います。
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