先日、若生智男に触れながら、もう一人の若生姓、若生忠泰を思い出しました。更に昭和30年代半ば頃には、もう一人の若生姓、若生照元も含め、三人とも投手、しかも東北出身、ほぼ同世代という事も思い出しました。実際にどうだったかは分りませんが、勝手に東北地方には若生姓が多いものだと思っていました。大洋ホエールズに在籍した、若生照元投手に就いては、残念ながら全く投球を観た記憶はありません。しかし若生忠泰投手は、物凄く印象に残っている投手です。彼は昭和30年、西鉄ライオンズに入団し、最後の2年間読売ジャイアンツに移籍し、45年に16年間の現役生活を終えた右腕投手です。180cm,78kgと当時としては大柄、がっしりとした体躯ながらも、サイドスローに近い感じのアンダースローからの投法でした。スムースな投球フォームの若生智男と全く異なり、ロカビリー投法と呼ばれた、腰を十分に捻り、一旦打者から目を離し、あまり沈み込みの大きくはないフォームから、かなり速く、重みもある球を投げていました。球の速さと、打者に背を向ける投法、更にコントロールはあまり良くはなく、所謂荒れ球を武器とする為、当時の打者には対戦したくない投手だったと思います。
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