榎本喜八と張本勲、脚力に触れてみます。走者としての脚力は圧倒的に、張本勲が優れています。通算319盗塁を記録している様に、中軸を任されながらも、かなり積極的に盗塁を試みたり、又加速のついた時の速さは、それなりに素晴らしいものでした。又当時のシーズン打率の新記録を達成した打席でも、その時点でかなりの速球投手山田久志を相手に、巧くバントヒットを決める等、強打者の割に小技にも優れていました。一方榎本喜八は、通算153盗塁を記録していますが、走れる選手というイメージは殆どありませんでした。又常にジャストミートだけを考えている彼には、敢えて芯を外すバントヒットを狙うという考えはなく、中継が少ないこともあるでしょうが、彼のバントヒットは記憶にないものです。守備での脚力ですが、張本勲は何故か、走者の時の様な走りは出来ず、これは珍しく本人もサンデーモーニングで語っていましたが、上下動の激しい、つまり目線の一定しない走りしか出来ませんでした。打球勘にも優れず、走り方にも問題のある彼の守備が最低ランクなのは十分に分かるものです。榎本喜八の場合、守備がファーストの為、脚力は分かりにくいのですが、前後や左右の動きを観る限り、やはり守りの面でも脚力は優れていなかったかと思います。
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