吉井理人著の(投手論)では、バートロコロンのエキスポズ時代に就いて、ツーシームとフォーシームを見事に使い分け、走者なしの時にはツーシームを75%程度の力で殆どど真ん中に投げボールを動かす事で打ち取り、ピンチの時にはフォーシームを80%位の力で155km以上の剛球を投げていたと書かれています。更にその効果に就いては、フォーシームは球速が上がるだけではなく、いい回転でボールが伸びてくる為、ツーシームを見慣れている打者は手が出なく、見事な力のコントロールと書かれています。流石にプロの見方、正にその通りかと思います。現在のバートロコロンは、球速こそかなり落ちたものの、基本的な投球スタイルは全く変わっておらず、最近の5、6年間はツーシームとフォーシームだけで投球数の8割から9割を占めており、残り僅かがスライダーとチェンジアップという感じになっています。特にツーシームに関しては、動き方を自在にコントロール出来る様な投球をしており、打者からすれば何種類もの変化球に感じている様にも思えてしまいます。
最新の画像[もっと見る]
- バートロコロン(Bartolo Colon)(19) 9年前
- 公表サイズの推移(4) 10年前
- 公表サイズの推移(3) 10年前
- 昭和35年の野球記事(8) 10年前
- 昭和35年の野球記事(3) 10年前
- 昭和35年の野球記事(1) 10年前
- 勝利投手の権利 10年前
- ベンローエン (Ben Rowen) (3) 10年前
- ベンローエン (Ben Rowen) (2) 10年前
- バリーボンズ (Barry Bonds) (5) 10年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます