張本勲の発言には、王貞治の実力を十分に認めるものが非常に多いものです。昭和30年代後半から40年代前半にかけての発言ですが、打率が2割5分でいいのなら40本塁打は打てる旨の発言を度々していました。しかし当時王貞治は3割40本を超える年が殆どであり、張本勲のこの言葉を捉える限り、40本塁打を狙う限り打率を犠牲にせざるを得ない、つまり王貞治には敵わないと受け取らざるを得ない様に思えました。又更に、後に素晴らしい日本での本塁打記録を達成し、世界の王貞治と賞賛される彼に対し、アジアの張本勲と自らを称しています。世界に対してアジアという事は、矢張り、自らの力が劣ると認めている様に感じられるものです。更に比較的最近では日本プロ野球史上におけるベスト10の打者の選択に於いては、自身をその候補に入れながらも王貞治を1位に推しています。何故彼はそこまで王貞治を評価するのでしょうか?純粋な気持ちだけならいいのですが、変な考えがない事を祈りたいものです。
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