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日米を問わず名選手を紹介。

昭和37年の尾崎行雄(5)

2012-12-25 13:14:00 | Weblog
尾崎行雄の球速はどの位のものか、現役の速球投手との比較や、日本一の速さではないかとの話題はその当時当分尽きないものでした。前述しましたが、球速自慢の金田正一は自身の優位性を予想通り強調していました。尾崎行雄との球の速さの比較で最も多く名前が出て来たのが、同じパリーグ所属の同じ右腕投手の米田哲也でした。当時プロ入り7年目のシーズンを24歳で迎えた米田哲也ですが、後に武器となるフォークボールは未だ投げておらず、素晴らしく速いストレートと当時で言うドロップ中心の投球でした。二人共右腕で重い球質、けた違いの速さを誇る点等似通った処はありましたが、高目に浮き上がる球を武器とする尾崎行雄に対して、米田哲也の球は低めにズドンと食い込む様な重い球に最大の特長があったと思います。ではどちらの投手の球が速いのか、昭和37年に関して言うと尾崎行雄の方に分があったかと思います。しかし昭和34,35年の頃の米田哲也の球速も凄く、この二人は甲乙つけがたい存在かと思います。金田正一との比較では、私の見た彼の33年以降シーズンでの比較になりますが、尾崎行雄の方が速かったと思います。

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