前回少し触れましたが、投手記録十傑という書き方も何か時代を表している様に思います。見出しに昭和二十五年国鉄入団以来十一シーズン目、世界第二の大偉業とありますが、金田正一投手は高校中退17歳になったばかりの昭和25年8月23日がデビューなので10年と1ヶ月と、ほぼ10年と少しで通算奪三振3000とその時点での年度別成績を見て分かる様に、既に250勝を挙げています。現在81歳、口の方は全く衰えを知らずと言うか、球速180kmとか逆に勢いを増している感すらありますが、大口を叩くだけの実績は間違いなく残していると改めてその凄さを感じてしまいます。この記事で改めて驚くのは、少なくともこの頃からメジャーの記録と日本プロ野球の記録を混同していた事です。後の金田正一投手の奪三振3509個の時の世界新の記事や、更に後の王貞治選手の756本塁打の時の記事等、レベルの違う野球の記録を都合よく一緒にしてしまう原点を見てしまった気がしてならないものです。
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