この試合両投手のシーズンを終えた成績を記して見ます。金田正一投手は延長13回まで無失点に抑える好投というか快投をしながらも勝ち投手にはなれなかったのですが、その後2勝1敗の数字でシーズンを20勝22敗、320.1イニングで284個の奪三振、防御率2.58、10年連続の20勝以上の数字を残しています、一方リリーフで延長13回まで12回を投げ同じく無失点に抑えた高卒入団2年目の大石清投手は、シーズンを26勝13敗、341イニングで215個の奪三振、防御率2.56と初の20勝以上を挙げ広島の新しいエースとして輝きだしたシーズンと言っていいかと思います。このシーズンの数字に関しては大石清投手の方が優っていたと思える程の投手であります。このシーズンから3年連続で20勝以上の勝ち星を挙げる大石清投手ですが、その後の数字が今一つの事もあり、その全盛期の実力程の評価がされてない様に思えてなりません。比較的最近刊行された広島カープの球団史的な本でも大石清投手の扱いが非常に少なく、この試合の如くの彼の実力を何度も目の当たりにした者としては、非常に寂しい思いをしております。
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