尾崎行雄氏が、昨日肺がんのため68歳で死去したという報を聞き、驚くと同時にもの凄く寂しい気持ちで一杯になりました。昭和36年の甲子園での投球は見ていませんが、高校を中退し、鳴り物入りで東映フライヤーズに入団した尾崎行雄の球の速さは当時もの凄く話題になっていた事を今でもよく覚えています。一球見ただけで素人でもその球の速さが分かる程、噂通りというか噂以上の球の速さでした。その後特に右投手で球の速いと言われる投手が登場して来ると、その球の速さの基準として尾埼行雄の名前が多く出て来る程、速球イコール尾崎行雄というイメージは私の内に未だに残っております。高校の先輩でもあり、チームの先輩でもある張本勲氏が本当に大ショックと悼んだ上で、速くて、重い豪速球とドロンとしたカーブだけで相手打者をきりきり舞いさせており、あんな投手はもう二度と出てこないだろうと語っていますが、正にその通りかと思います。しかし張本勲氏がどう言う意味でドロンとしたカーブと表現したかは分かりませんが、尾崎行雄より少し下の世代の外木場義郎や堀内恒夫の様な切れがあり且つ大きく曲がる様なカーブの持ち主ではなく、そのカーブは少し辛辣に言えば単に曲がっているだけという程度の変化球にしか私には見えませんでした。
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