3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

松井秀喜 戦力外通告(3)

2012-07-29 23:20:59 | Weblog
松井秀喜のメジャー再昇格はもうないと思いますので、彼のメジャー挑戦が結果的にどうだったかに触れたいと思います。過去メジャーに挑戦した多くの選手の内で、最も評価の分かれる選手が松井秀喜であろうかと思います。日本で10年、メジャーで10年、メジャーでは故障が目立ち始め必ずしもレギュラーではない時期もあるのですが、年間試合数が多いこともあり、日本時代と大きく変わらない打数になっており、数字的な比較はし易くなっているかと思います。数字を見る限り主要部門全てに於いて数字を落としています。しかしこれはイチローも含め全ての選手に共通している事であり、これをもってして失敗と言う事には繋がらないかと思います。メジャーと日本ではやはりレベルが違うと言うことになるのでしょう。日本とメジャー、数字で大きく違うのは本塁打数です。日本時代の最後の年50本塁打を放ち、通算でも332本塁打となり間違いなく長距離打者として認知され、29歳になる翌2003年からメジャーに活躍の場を移すのですが、現在までおよそ半分に近い175本塁打しか放てず、キャリアハイも試合数が多く当然年間の打数も増えたのにも関わらず2年目の31本塁打に終わっています。この数字をどう捉えるかにより彼の評価が変わって来る様に思えます。つまり日本人選手としてはダントツの31本と捉えるのか、僅か1回のみの31本と捉えるかにより評価は大きく違ってくると思えてなりません。