3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

大下剛史(1)

2012-07-07 22:35:46 | Weblog
昭和41年第2次ドラフト2位指名で東映フライヤーズに入団、チーム名は日拓ホームフライヤーズ、日本ハムファイターズと変わりましたが49年まで8年間在籍、広島カープに移籍後4年間の実働を経て53年に現役引退した右投右打の選手です。守備位置は入団から2年間がショート、その後殆どがセカンドでした。公称171cm、63kgと非常に小柄ながらセンスの良さを感じる選手でした。この選手で先ず最初に浮かんで来るのは、パリーグ時代殆ど毎年、それなりの盗塁数を挙げている選手というイメージでした。しかし30盗塁前後を何回か記録してはいるものの、45年、他を圧倒する数字で盗塁王を獲得し、その後10数年間そのタイトルを独占し続けた福本豊選手の出現により、何故かその盗塁数が今一つ目立たなかった選手という側面もありました。彼のセリーグ移籍が決まった49年暮れ、翌年セリーグでどの程度の盗塁数を記録してくれるか、その年のセリーグの盗塁王の数字が中塚政幸の28個であった事もあり、34個を記録していた彼の盗塁技術が如何程の物か、物凄く興味を持った記憶があります。