今回は一塁手です。このポジションは一般的に打撃力重視である為、本当に好打者、強打者が揃っています。しかしその反面、脚力に優れた選手は殆ど見当たりません。左投げの選手で脚力、肩に優れないながらも、打撃の良い選手が主に守るポジションです。当然の如く、脚力があり強肩であれば、外野手として起用した方がチームとしては、得策でしょう。2000本安打以上の選手だけでも、古くは川上哲治に始まり榎本喜八、王貞治、加藤英司、谷沢健一、駒田徳弘等、結構脚力にも優れていた加藤英司を除き、皆その打撃に比べて、著しく見劣りするものでした。更に右打者でも、打力に優れた選手も非常に多いのですが、NO.1選手として王貞治を外す訳にはいかないでしょう。投手の金田正一同様、通算打率0.301,868本塁打、2170打点等、他を圧倒的に引き離す実績を無視出来ないでしょう。実際、全盛期の彼は、率も残せ、本塁打も稼げる本当に稀な存在であり、相手球団にとって、最も厄介な存在だったでしょう。次回は王貞治には及ばないながらも、一塁手として素晴らしい実績を挙げた選手を何人か紹介したく思います。