前回歴代ベスト9を選びましたが、その一応の基準を紹介させてもらいます。先ずは、ある一定期間以上安定した成績を残した選手、或いは残している選手を選びました。従って、ほんの僅かな期間のみ、もの凄い活躍を残した選手は対象外となっています。又各選手の人気度は全く、無視しています。当然人気球団故、知名度だけ高い某球団の選手に関してはその本来の実力のみで判断しているつもりです。それではポジション順に、選考理由も含め、紹介したく思います。先ずは投手です。400勝投手の金田正一を外す理由が見当たりません。自身の塊、自意識過剰等、多くの問題はありますが、20年間で400勝と、並外れた実績は評価せざるを得なく、彼以外の投手という事は有り得ないでしょう。勿論シーズン42勝の記録を持ち、通算でも276勝を挙げている稲尾和久や、シーズン38勝4敗という圧倒的な勝率を誇る杉浦忠等、シーズン単位では彼を凌ぐ選手はいましたが、矢張り長期間に亘り、素晴らしい成績を維時し続けた彼こそ日本一の投手と言えるでしょう。