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ナマステ!!2007年。

ヨーギ 洋の「風になる。」Vol,6です。

今日は、大晦日。
お寺で、除夜の鐘が打ち鳴らされる。
百八の煩悩を沈め、除き、心新たに新年を迎えるためだと言う。

煩悩は、サンスクリット語で「クレーシャ」(Klesa)と言う。
なぜ、百八なのかは、諸説あるらしいが“百八”はインドでは、
数の大きなことを、表すときに使うことがある。
また、6(六根)×3(三不同)×2(染浄)×3(三世)=108と言う説もある。
私としては「たくさ~んの」と、言う方が親しみを感じる・・・?

煩悩の根源と言われている、貪欲(どんよく)・瞋恚(しんに)・愚痴(ぐち)の
三毒を取り除くのは、困難、いや不可能
ヨーギとしては、情けないとは思うが一生かけて修行してもムリ・・・
せめて、驕らず、謙虚で誠実な生き方を、心がけたい!!と思う。

振り返ると、今年も有難いことに、たくさんの素晴らしい出会いや、
触れ合いがあった。
一つの出会いが次の出会いを生み、素晴らしい波動が広がっていった
人と人との“絆”こそ、人生の宝だと、つくづく思う。

12月より、ブログをスタートさせて頂いたが、どんな出会いがあるか楽しみだ。

一年、無事元気に過ごすことが出来たこと、
そして、有難いご縁に恵まれたことに、心から感謝したい。
ナマステ!!2007年
新しい年が、平和で、健やかな年でありますように

読んで頂いて、ナマステ!!









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万両の赤い実と、土星のチャクラ。

ヨーギ 洋の「風になる。」Vol,5です。

今年も、残り後わずかとなった。
一年が早い・・・

庭の掃除をしながら、正月飾り用に万両を摘んだ。
冬枯れの庭で、真赤に色づいた万両の実に、力強いパワーを感じた

庭に一本の万両が在ると、いつしか到る所に万両が増えていく。
芽吹き、花が咲き、やがて赤い実が、ほとばしる様な生命力を見せつける。

ヨーガの世界では、“赤”は、脚の付け根に在る、土星のチャクラの色。
生命力をかき立てる、力を持っている色だ。

土星のチャクラ(ムーラダーラ)は、赤い光のエネルギーを大地に向けて放つ。
地球の中心で燃え盛る、マグマの色。
心を安定させる効果が、赤い色にはある。

赤い色の物を身につけたり、眺めたりするだけで、
体内にエネルギーを、チャージすることができる。
赤い万両の実を眺めていると、エネルギーが湧き出てくるようだ。
自然が創り出した、花や実等の赤は、より一層パワーを与えてくれる。

新しい年を迎えるお正月には、万両や、千両、南天等の赤い実を飾ろう

読んで頂いて、ナマステ!!
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真冬のロータス、枯淡の美。

ヨーギ 洋の「風になる。」Vol,4です。

昨今の、ヨガやスパブームで、ロータス(蓮)がお馴染みになったが、
一味違う蓮を、紹介したい。

冬の不忍池には、枯蓮がいっぱい。
木枯らしに吹かれ枯蓮は、折れ曲がり、破れた葉が風になびく、セピアの世界。

枯蓮からは、生の息吹は感じられない。
でも、私はこの枯蓮が好きだ。
崩れ、破れた姿には、自然が創りだした、枯淡の美がある。

池底には蓮根。
冬の寒さの中、養分を蓄え、春に備えている。
この殺伐とした景色が、春になると緑に覆われ、やがて赤や桃色の蓮華が咲く。
それを連想した時、この風景とのギャップが堪らない。

“森羅万象”すべては陰と陽。
冬の枯蓮が陰なら、春の蓮華は陽。
でも、真冬の冬枯れの中、蓮根は命を燃やし続けている。
そう、陰の中にも陽があるのだ。
“盛者必哀”すべては、生成、消滅のくり返し。
花は散っても、また咲く。輪廻転生は世のならい。

私は、真冬の枯淡の美の前で、蓮華座になり瞑想を始めた・・・。
寒いッ、今日は特に冷える
早々に瞑想を切り上げて、不忍池を後にした。
まだまだ修行が足りない・・・。
来年は、もっと頑張ろう

読んで頂いて、ナマステ!!



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聖なる夜のトラタック

ヨーギ 洋の「風になる。」Vol,3です

心を安らげたい時、トラタックという瞑想をする。
トラタックとは、一点を凝視し、眼を閉じ、集中する瞑想法。

ろうそくを灯し1メートル位離れたところで、
蓮華座か、半蓮華座になり座る。

複式呼吸をしながら、静かに、じっとろうそくの炎を見詰め、
数分間したら眼を閉じ、額の中央に炎の残像を描く。

炎の残像が消えたら、またろうそくの炎を凝視する。
これをくり返すことで、雑念がだんだんと消えていく。

人の心は、湖のようなもの。
風が吹いたり、嵐がくると荒れ狂う。
いつも平常心で鏡の様にすることで、心が和み穏やかになり、
やがて“無”になる。
不動心・・・。

聖なる夜は、ローソクの炎を静かに見詰めて、トラタックをしよう
                                    

読んで頂いて、ナマステ!!



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師走こそ、癒しの腹式呼吸!!

ヨガ スタジオのよもやま話 Vol,1です。

はじめまして、ヨギーニ 真と申します。
ヨーギ 洋の、とりあえず!?内弟子です。
これから時々、ヨーギ 洋が主宰している、ヨガスタジオの、
よもやま話を書かせて頂きます。よろしくお願いいたします。

何かと慌ただしい年の瀬。
今日は、スタジオの大掃除、床磨きです。
神聖なる、レッスン場!!年に4~5回はせっせと、
“ワックスがけ”をしていますが、年末ともなると、より“力”が入ります
「このキズは、あぁ、あの時の・・・。」
「この辺は、いつも○○さんの定位置・・・。」
なんて考えているうちに、時間だけが過ぎていき
(写真、撮ってるしぃ・・・。)
あぁ~、年賀状もまだ書き終わってないし
師走とはよく言ったものだけど、私のような未熟者は、
走ることなく、だだ氣持ちばかり焦る日々。

そうだ、私は、とりあえず、ヨギーニ!
こんな時こそ、腹式呼吸

丹田に手を当てて、ゆっくりと腹式呼吸を行う。
自分の呼吸音に、意識を向けて繰り返し行うと、
だんだんと氣持ちが落ち着き、リラックスしてくる。
ウレシイことに、こんな私でも、集中力がアップし、頭もスッキリ。
その上、腹式呼吸は、自律神経のバランスが整い、
自然治癒力も高まるといわれています。

カッとなったり、イライラしたり、クヨクヨしたり、テキトーになった時こそ、
まずは、ゆっくりとふか~い呼吸を。
今の世の中、みんなで腹式呼吸をしたほうが良いのかも・・・。

腹式呼吸です。

読んで頂いて、ナマステです。

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ネーティーで、陰と陽のバランスを整える。

ヨーギ洋の、ヨガ修行記・インド編Vol,5です。

ネーティーで、鼻を洗うと「空気がおいしい

インドのアシュラム(ヨガ道場)は、毎朝、5時起床
まだ薄暗中、外に出てネーティーで鼻を洗う。
ネーティーに水を入れて、片方の鼻の中に入れ、反対側へと洗い流し、
鼻の中をきれいにする。

鼻から出て、インドの大地に吸い込まれていく水を見ては
地球との一体感を感た。
自分の鼻の中を洗った水が、地中に流れしみ込んでいく、ただそれだけなのだが
なぜかいつも感動してしまった。

読んで頂いて、ナマステ!!

その後で、深呼吸すると「おいしい!!」インドの空気が体中に満ち、
とても幸せな気分になる。
以来、日本でも毎朝の日課になっている。
急須等でも代用出来るので、トライしてみて下さい。
風の予防に効果的だし、気分も爽快になります。
天然の塩を軽く一つまみ入れ、冬場はぬるま湯を使うのが秘訣。

右の鼻からは、陽の氣(太陽のエネルギー)が、
左の鼻からは、陰の氣(月のエネルギー)が、
体内に入ると、ヨガでは言う。

ネーティーで、鼻を浄化することで、
陰陽のバランスが整い、心身が安定する

読んで頂いて、ナマステ!!

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カルマ、蒔かぬ種は・・・。

ヨーギ 洋の「風になる。」Vol,2です。

お歳暮用に、シクラメンを選びに、Yさんの花園に行った。

Yさんは、十棟の温室で約2万鉢のシクラメンを育てている。
苗床に種を蒔き、2年間に渡り幾つもの鉢を、植え換えて育てていく。
大きな7号や8号鉢に育つのは、1割もないという。
種が開花するまでに、膨大な労力と愛情が注がれている。
おりからの原油高により、燃料費がかさみ困っていた。

Yさんは、同じ条件で育てても、二つと同じ花は咲かないとおっしゃる。
人間と同じなんだなぁ
愛おしそうに、シクラメンを見ながら話すYさんにお会いするのが、
私の年末の楽しみになっている。

ヨガ思想の中心にカルマ(karma)がある。
すなわち、原因と結果である。
「蒔かぬ種は生えぬ。」と、先達のヨーギは語った。
今現在の行動や、思想が未来の自分を創る。
希望や、夢があっても、行動しなければ実らない。

私も、種を蒔いた・・・。
頑張って育てたいと思う。
よろしくネッ

読んで頂いて、ナマステ!!
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オンリーワンの柊の花

ヨーギ 洋の「風になる。」Vol,1です。

青山の絵画館前の銀杏並木は、紅葉が見事!!
銀杏祭りで凄い人出だ。みんな銀杏を眺めては感嘆。

その足元に柊の生垣がある
クリスマス・ディスプレイとして、
華やかに飾られた柊をよく見かける今日この頃だが、
ここの柊は誰も見ない・・・。
ここでは、主役はあくまでも銀杏なのだ。

斑入りの緑の葉の間に、小雪のような白いものが・・・。
小さな小さな柊の花。わずか3mm位の清楚な白い花。
近づくとほのかに甘い香りが漂っている。

目立たなくても、華やかじゃなくても、
自然体で咲く柊の花に、ヨーギの生き方をみた。
柊の小さな小さな花のように、毅然とした姿で、
オンリーワンの人生を送りたいと思う。

読んで頂いて、ナマステ!!
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インドのピラミッド??

ヨーギ洋の、ヨガ修行記・インド編Vol,4です。

インドの道端には、ピラミッドがいたる所に在る。
牛糞を乾かし、ピラミッド状に積み上げたものだ。

人糞は、畑の肥料にし、牛糞は燃料にする。
彼らは自然を大切にし、資源を無駄にしない。
牛糞で焼いたチャパティー(フスマ入りの小麦粉を水で練り薄く焼いた物)は、
とても美味しい!!

人も物も、いづれは土に還るのが一番だとつくづく思う。
中国の陰陽五行と同じ。

神の使い、聖牛が落としたばかりの、湯気の立つ糞を眺めながら私は思った。
どうしたら、より自然体になり、宇宙と一体になれるのだろうか、と。

私の主宰させて頂いている、ヨガスタジオには、
2つの、ITピラミッド!?が参加してくれている。
ITと、自然体・・・。

この究極の融合を、私は心より期待し、楽しみにしている。

読んで頂いて、ナマステ!!


------ピラミッドのアーサナ(ポーズ)について------
全身の筋力を高め、血行を良くし、消化吸収を促すと言われています。


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猿に学ぶ!!

ヨーギ洋の、ヨガ修行記・インド編 Vol,3です。

インドは暑い!だって暑い!!
命の水が大切なのは、人間も猿も同じ。

アシュラム(ヨガ道場)には、野生の猿がたくさん居る。
猿は賢く、人真似もお得意。
水道の蛇口を開けて、水を飲むのをシッカリ学習した彼らは、
飲み放題
そして、飲むだけ飲んだらサッサと行ってしまう。
アシュラムのスタッフは、蛇口を閉めて回る日々・・・。

猿達は、蛇口を閉めることを学習する気は無いようだ。
自分の欲望さえ叶ったら、節水だの、資源を大切に
なんてことは、どうでもいいらしい。
いちいち、閉めて回る人がいることなんて、
木の上から眺めていても、自分で閉めなきゃなんて
思いもつかない。

「とんでもない奴らだ!!」と、猿達に怒る私。
でもッ・・・。
我々人間も、同じ様なことをしてはいないだろうか
よりも、もっと酷い自分勝手なことを。

読んで頂いて、ナマステ!!



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夜明けのガンジス河

ヨーギ洋の、ヨガ修行記・インド編Vol,2です。

インドのリシュケッシュはヨガの聖地。
いつもはブラッと一人で行っては、アシュラム(ヨガ道場)でヨガ三昧。
今回は、カメラマンのOさんが同行。
早朝、まだ暗い中で絶好の撮影ポイントを発見!!
河向こうの山の頂から、朝日が覗いたところで、撮影開始。
日の出になると温度差ゆえか、突然、強風がビュービュー・・・。
高さ6mの塔の上での、頭立ちのアーサナは怖いぃー

後でビックリしたのは、点景で二人の人物が川岸に。
左の人はインド人ヨーギ。
右の小さな人は、ガンジス河の渡し船の船長さん。
二人とも、夜明けのガンジス河で顔を洗って、お清めの儀式中。
さすが聖地です。
夜明けのガンジス河で沐浴をしながら、一日の平安を祈っていたようです。
(こんな一日のスタート、とても羨ましいですネ。)

ガンジス河の上流は、水が澄んで驚くほど美しい!!
まさに「美しき青きガンガー」が流れている。
この地に居るだけで心が洗われ、癒されるわけだと実感。

どうにか、強風に吹き飛ばされずに撮影を終えた私は、安堵の溜息。
まだまだ、修行が足りんわい、フッー

読んで頂いて、ナマステ!!


----シールシャーサナ(頭立ちのポーズ)について----
心身両面にわたって利点が多いと言われているポーズです。
極めて難度の高いポーズです。
くれぐれも、ムリ・ムチャなトライはおやめ下さいネ。
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ガンジス河で孔雀になった!!

はじめまして。
ヨガ歴30数年のヨーギです。
今日からヨガについてのブログを始めさせて頂きます。
実は私、自他共に認める超アナログ人間。
チョット、いえかなり不安ですが・・・。

ヨーギ洋の、ヨガ修行記・インド編Vol,1です。

ヒマラヤの雪解け水を湛えたガンジス河は、とても奇麗
河中に在る小岩の上で、孔雀のポーズに挑戦。
夕日に照らされ川風と戦いながら、恐る恐る脚を上げて孔雀に・・・。

見事に尾羽を上げたポーズが完成
が、カメラマンが非情な一言「しばらく動かないでッ」
2分・・・3分・・・・・
なんとか、ガンジス河に落ちずにヤレヤレ。

河岸に在るアシュラム(ヨガ道場)の、ゲストハウスに戻ると守衛さんが、
撮影風景を見ていたようでを送っていたとの事。

力強さと、集中力が必要とされる孔雀のポーズ。
どうにかやり遂げたものの、
日本男子、いやいや日本ヨーギ、恥をかかずにホッ

読んで頂いて、ナマステ!!


----マユーラーサナ(孔雀のポーズ)について----
消化器系(特にすい臓・脾臓)の機能を高める効果が
あると言われているアーサナ(ポーズ)です。

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