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真冬のロータス、枯淡の美。

ヨーギ 洋の「風になる。」Vol,4です。

昨今の、ヨガやスパブームで、ロータス(蓮)がお馴染みになったが、
一味違う蓮を、紹介したい。

冬の不忍池には、枯蓮がいっぱい。
木枯らしに吹かれ枯蓮は、折れ曲がり、破れた葉が風になびく、セピアの世界。

枯蓮からは、生の息吹は感じられない。
でも、私はこの枯蓮が好きだ。
崩れ、破れた姿には、自然が創りだした、枯淡の美がある。

池底には蓮根。
冬の寒さの中、養分を蓄え、春に備えている。
この殺伐とした景色が、春になると緑に覆われ、やがて赤や桃色の蓮華が咲く。
それを連想した時、この風景とのギャップが堪らない。

“森羅万象”すべては陰と陽。
冬の枯蓮が陰なら、春の蓮華は陽。
でも、真冬の冬枯れの中、蓮根は命を燃やし続けている。
そう、陰の中にも陽があるのだ。
“盛者必哀”すべては、生成、消滅のくり返し。
花は散っても、また咲く。輪廻転生は世のならい。

私は、真冬の枯淡の美の前で、蓮華座になり瞑想を始めた・・・。
寒いッ、今日は特に冷える
早々に瞑想を切り上げて、不忍池を後にした。
まだまだ修行が足りない・・・。
来年は、もっと頑張ろう

読んで頂いて、ナマステ!!



コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
渋い・でも良いですね (マリリン2007)
2007-12-31 10:59:56
こんなロータス初めて見ました。
確かに、よく見かける写真のロータスは、綺麗でエキゾチックな物ばかりですものね。
「枯淡の美」も初めて知りました。

また、訪問させていただきます
 
 
 
冬枯れ。 (ヨーギ 洋)
2007-12-31 11:16:33
寂しいようにも見えますが、この時期にしか見られない景色も有りますよネ。
 
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