林道脇の斜面にササユリが二株咲いているのを見つけた。擁壁の上の急斜面だが、盗掘される危険は大きい場所である。上を見上げれば暗い中で目立つ存在だから…。
このほかに一株が泥水地の草むらに蕾を持っており、都合三株を確認できた。けれど、どれも手の届く場所なので、明日にでも人工交配を行って、花弁を廃棄し目立たないように採種までこぎつけないと、本当に絶滅してしまう。
記憶にある場所だけでも、花後まで生き永らえた株は皆無なのだ。山百合は移植と播種を昨年になって、ようやく実現できたから、今年はササユリの採種・播種までこぎつけたいのだが、明日まで花があるかどうか。空模様が悪いのが期待に役立ってくれると嬉しい。