大阪市が総合娯楽施設「フェスティバルゲート」を来年2月に入札にかけると発表した。
「暴力団には使わせない」
「風俗産業にも使わせない」
「契約後5年間は市の指導に従うこと」
いったい誰が応札するのか、注目したいところだ。
200億円の公費(つまり市民が払った税金)を投入して清算した大阪市の失敗ビジネス。
この「初めから成功するはずない」と言われていた計画を立案し実行に移した大阪市。
その市の担当役人たちがなんらかの処分を受けた、なんてことは未だに耳にしていないので、お役所というのは民間企業とは別世界としか言いようがない。
この別世界の役人たちが作り上げたフェスティバルゲートは新世界という、大阪でも有名な観光スポットに位置している。
「串カツ」
「通天閣」
「ジャンジャン横丁」
「将棋クラブ」
「囲碁クラブ」
庶民の街として全国的にその名を知られている。
最近でこそポピュラーになったこの街も、つい数年前までは場末の代表。
私の外国人の友人をして「skid row」と言わしめた土地柄だった。
東京山谷と並ぶ労働者の街あいりん地区の外縁に位置し、すぐ近くには飛田なる遊廓街も存在する。
また、この新世界のある浪速区や国道を挟んで南側に位置する西成区は大阪利権の盛んな地域でもある。
利権の象徴と言われた芦原病院はここからすぐ。
「なんば」という大阪を代表する繁華街からもさして離れていないのに、再開発が遅れているのも、複雑で様々な理由が混在する。
そんな地域でもあるのだ。
したがって市がからんだ公共施設の建設となると、地元の利権絡みの業者があの手この手を駆使して受注にありつこうとするらしい。
例えば、先年新築された西成区役所の建設工事では、あらゆる計画が極秘扱いされ(=良いことではないか)入札直前まで、備品一つも戸板一つもわからないよう職員は計画に対する徹底した箝口令を引いていた。
しかし、これは公正な入札を行うための箝口令ではなく「地元業者に脅されないため」「命を守るため」の箝口令だったような気配もある。
このようなある意味「多様性に富んだ地域」でフェスティバルゲートが公正な価格で建設され、運営されていたとは言い難い。
現在でも警備費用だけで年間数十億円を浪費している「特別な施設」なのだ。
入札を実施し、フェスティバルゲートの健全化を目指すなら、まず計画、開発、建設時点からの洗い直しと、市民の納得のいく関係者処分。
完全開示の今後の計画とその検討を行うべきではないだろうか。
当たり前でくだらない条件を付帯させ、入札したら「あとは民間で考えて」なんて市の対応に腹が立つ。
(関という市長はまったくもって無能です)
なお、フェスティバルゲートは新世界を明るくしたことも間違いない。
あいりん地区の安宿街もバンコクのカオサン並のバックパッカーの街へと変貌してきている。
労働者の街から家族連れで安心して楽しめる街へ。
そのポジティブな変化はまだ始まったばかりなのだ。
「暴力団には使わせない」
「風俗産業にも使わせない」
「契約後5年間は市の指導に従うこと」
いったい誰が応札するのか、注目したいところだ。
200億円の公費(つまり市民が払った税金)を投入して清算した大阪市の失敗ビジネス。
この「初めから成功するはずない」と言われていた計画を立案し実行に移した大阪市。
その市の担当役人たちがなんらかの処分を受けた、なんてことは未だに耳にしていないので、お役所というのは民間企業とは別世界としか言いようがない。
この別世界の役人たちが作り上げたフェスティバルゲートは新世界という、大阪でも有名な観光スポットに位置している。
「串カツ」
「通天閣」
「ジャンジャン横丁」
「将棋クラブ」
「囲碁クラブ」
庶民の街として全国的にその名を知られている。
最近でこそポピュラーになったこの街も、つい数年前までは場末の代表。
私の外国人の友人をして「skid row」と言わしめた土地柄だった。
東京山谷と並ぶ労働者の街あいりん地区の外縁に位置し、すぐ近くには飛田なる遊廓街も存在する。
また、この新世界のある浪速区や国道を挟んで南側に位置する西成区は大阪利権の盛んな地域でもある。
利権の象徴と言われた芦原病院はここからすぐ。
「なんば」という大阪を代表する繁華街からもさして離れていないのに、再開発が遅れているのも、複雑で様々な理由が混在する。
そんな地域でもあるのだ。
したがって市がからんだ公共施設の建設となると、地元の利権絡みの業者があの手この手を駆使して受注にありつこうとするらしい。
例えば、先年新築された西成区役所の建設工事では、あらゆる計画が極秘扱いされ(=良いことではないか)入札直前まで、備品一つも戸板一つもわからないよう職員は計画に対する徹底した箝口令を引いていた。
しかし、これは公正な入札を行うための箝口令ではなく「地元業者に脅されないため」「命を守るため」の箝口令だったような気配もある。
このようなある意味「多様性に富んだ地域」でフェスティバルゲートが公正な価格で建設され、運営されていたとは言い難い。
現在でも警備費用だけで年間数十億円を浪費している「特別な施設」なのだ。
入札を実施し、フェスティバルゲートの健全化を目指すなら、まず計画、開発、建設時点からの洗い直しと、市民の納得のいく関係者処分。
完全開示の今後の計画とその検討を行うべきではないだろうか。
当たり前でくだらない条件を付帯させ、入札したら「あとは民間で考えて」なんて市の対応に腹が立つ。
(関という市長はまったくもって無能です)
なお、フェスティバルゲートは新世界を明るくしたことも間違いない。
あいりん地区の安宿街もバンコクのカオサン並のバックパッカーの街へと変貌してきている。
労働者の街から家族連れで安心して楽しめる街へ。
そのポジティブな変化はまだ始まったばかりなのだ。
こばちゃんです。
「ふ~ん・・・」と思わずうなずいてしまうないようですね。
僕の自宅は遠からず近からず・・・一応僕のテリトリー内ではありますが、あまり興味がないのでそういうことになっていたようないきさつは読んでいて思わず「なるほどなぁ~」とうなづきました。
昔一度子供を連れていったとき、だ~れも乗っていないジェットコースターが「ぐるぐる」走ってました。そのうち嫁はんと「大阪プロレス」を見に行こう!と言ってた矢先フェスゲは一体どこへいってしまったのでしょう・・・
今日も興味深々でコメントを読ませていただきました。 おおきに!
ホンマに大阪市の職員や議員の感覚はどうかしています。
200億円の公費投入。
大阪市民一人当たり7500円もフェスティバルゲートの借金を負担させられたことになります。
4人家族で30000円。
結構な金額です。
言ってみれば大阪市民は全員、大阪市職員と議員にフェスティバルゲートだけでアルバイト学生の日給分をむしり取られた計算になるわけです。
これをATCや海遊館、舞洲のゴミ焼却場などを加えると、大阪市役所本庁や各区役所を強襲し、職員一人残らず京都の三条河原にさらし首にしたくなると思います。
(京都までの電車賃は、職員の家族に負担させましょう)
ちなみに7500円は、今話題のミャンマーの公務員給与の約半年分です。
なのに誰も文句を言わない。
世の中どうなっているのでしょうか。