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とりがら時事放談『コラム新喜劇』




先週のFM大阪(または東京)の「AVANTI」ポッドキャスト版のゲストは声優の大塚周夫と大塚明夫。
この放送を聞くまで私は二人が実の親子であることをちっとも知らなかった。
つまり、チキチキマシン猛レースのブラック魔王と宇宙艦エンタープライズ号のライカ副長は親子だったというわけだ。

それにして親子でどうしてこうも声の質が違うのか。
中学生の時、ショーモナイ経験のある私からすると信じられない事実だ。

この私のショーモナイ経験と言うのは、本当にショーモナイものなのだ。
その夜、私は友人Nに用事があり家に電話をした。
「ハイ、Nです。」
すぐにNが出てきた。
「お、Nか。オレやオレ。(オレオレ詐欺ではない)今日のや、○○......」
といつものように話し始めたのであったが、暫く経つといつもと様子が違っていることに気がついた。
なんと私が話していた相手はNではなく、Nの親父さんだったのだ。

Nの親父さんも人が悪い。
私が間違えて話しているのにNのフリをして楽しんでいたのだ。
私は相手には見えないが顔を真っ赤にして平身低頭したのは言うまでもない。

このように親子の声、とりわけ父親と息子の声はとても似ているという先入観を持っていた。
ところが大塚周夫と大塚明夫の声を比較してじっくりと聴いてみても、全然親子に感じられないのだった。
ゲゲゲの鬼太郎のネズミ男とブラックジャック、リチャード・ウィドマークとスティーブン・セガールが親子だとはとても思えない。

でもよくよく考えてみると親子だからといって必ず声が似ている筈もないし、まして顔が似ているとも限らない。
佐藤浩市と三国連太郎。
中井貴一と佐田啓示。
石原良純と石原慎太郎。
桂小米朝と桂米朝(とりわけ芸のレベルが違う)。
バカボンのパパとハジメちゃん。
など例を挙げればきりはない。

ということで、意外なところで意外な人たちが親子だったりしてビックリした週末であった。

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