とりがら時事放談『コラム新喜劇』

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ロイ・シャイダー

2008年02月11日 20時56分49秒 | 海外の出来事
「試写室を訪れたら36人入る試写室に私を含めて6人しかいないんですね。スピルバーグ、若手でなかなかだけど、まだまだだな」
なんて言っていたら大変な映画。
終わってみれば「これは凄いな~」と皆、目を合わせました。
明くる日からは試写室は満員。

と、かつて解説していたのは淀川長治さん。

取り上げていた映画はもちろん「ジョーズ」。

テレビのミニドラマ「激突!(原題:DUEL)。
で高い評判を受けていたS・スピルバーグの出世作が「ジョーズ」だった。

このジョーズに主演していたのがロイ・シャイダー。
ジョーズに出演する前は全く知らない俳優さんで、もちろんジョーズそのものも私が小学校4年生の時の映画なのでテレビで見るまでまたく知らない俳優さんと知らない映画だったが、後にどちらも凄い映画と俳優さんであることを知るに至った。

そのロイ・シャイダーが亡くなった。
享年75歳。
現代の感覚からすると若過ぎる年齢だ。

ロイ・シャイダーはジョーズの後、「ジャズ・シンガー」や「ブルーサンダー」などに出演。
日本でも馴染の深い俳優さんだった。
晩年は「レインメーカー」以外は作品に恵まれず気の毒なことになっていたが、名優であったことは間違いない。

これで「ジョーズ」出演者の主役級で存命なのはリチャード・ドレファスだけになってしまった。
尤もドレファスも薬中の前科があるのでどこまでマトモを維持できるか疑問である。

ステロイド入り鶏肉

2008年02月11日 10時16分54秒 | 食文化
ニューヨークタイムズ10日付に
「アメリカのオリンピック調査員が昨年、中国のスーパーマケットを訪れて鶏の胸肉を買いました。で、検査してみたところ信じられないほどのステロイドが検出された。アメリカのオリンピック選手は自前で食材を持っていくことになるでしょう」
てな記事が掲載された。

中国では鶏にまで筋肉増強剤を投与してオリンピックを目指さしているらしい。

ともかく一般のスーパーマーケットへ入って鶏肉買って検査するだけで薬品や化学物質が検出されるのだから、隔離された食品工場でどのような陰謀が企てられているのかアホでもわかるというものだ。

ということはJTも生協も双日もアホ以下だったということだ。

「私たちは冷凍食品を使って安全を確保してきました」
というのはフジサンケイBusiness-Iに掲載された老人ホームの話。
冷凍食は安全だ、という前提での話で、老人ホームが姨捨山なら安全な冷凍食品で毒を盛って早く「安全に」楽にしてあげましょうという意図なのかもわからない。

「もう高くついても『安全を買えるものなら』国産のものを買います」
とはNHKニュースのインタビューに答える買い物客の女性。
このニュースを見た中国の業者と日本の悪徳業者が、
「ほほ、国産と偽って売ったらまたまた儲けになりますな」
と思ったか思わなかったか。

ということで、あなたはそれでも中国産冷凍食品を買いますか、それとも人間止めますか。