人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

映画「複製された男」を観る~巨大な蜘蛛の意味は?

2014年12月25日 07時01分00秒 | 日記

25日(木)。わが家に来てから89日目を迎えたトリミング中のモコタロです 

 

          

                             ブラッシングしてもらってんだ 気持ちよかたい

 

  閑話休題  

 

昨日の日経夕刊・文化欄に「今年の収穫 クラシック」が載りました。音楽評論家の山崎浩太郎氏は①インバル指揮都響によるマーラーの「交響曲第10番」、②フォーレ四重奏団、③ボストリッジ(テノール)リサイタルを取り上げています 私はこのうち①だけ聴きましたが、②は当初聴きに行く予定だったものの、後からHJリムのピアノ・リサイタルが入ってきたので乗り換えたため、残念ながら聴けませんでした 山崎氏はこのクァルテットについて「驚異の4人。いま必聴の音楽というものがあるとすれば、それは彼らのことだと信じる」と最大の評価を与えています ああ、聴きたかった! 何でダブるんだ

 

          

 

          

 

また、江藤光紀氏はベスト3のうちの1つに新国立劇場のコルンゴルト「死の都」を取り上げ、「知られざる名曲も射程に入ってきた」と書いています 私はこの公演をゲネプロと本番の2度観ることができたのはラッキーでした。素晴らしい公演でした

 

          

 

  も一度、閑話休題  

 

一昨日、池袋の新文芸坐で「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」と「複製された男」の2本立てを観ましたが、昨日「アンダー・ザ・スキン」について書いたので、今日は2013年カナダ映画「複製された男」について書きます

 

          

 

映画の中に自分と瓜二つの男を発見した大学の歴史講師アダムは、ネットでその役者アンソニーを探し出して接近する 実際に会ってみると、お互いに顔も声も誕生日も胸にあるキズの位置も同じということが分かる 二人は似ているだけにお互い疑心悪鬼になりアダムの恋人メアリーとアンソニーの妻ヘレンを巻き込んで、とてつもない運命の結末を迎える

 

          

 

映画を観ていて、いま目の前にいるのはアダムなのか、アンソニーなのか、分からなくなることがしばしばあります それがこの映画の狙いの一つなのでしょうが、アダムの母親の言葉によればアダムには双子の兄弟はいないことになっています したがってアンソニーはまったく赤の他人ではあるけれど、そっくりな存在ということになります

この映画の原題は「ENEMY(敵)」です。この映画の秘密を原題から解けば、アダムとアンソニーは敵同士ということになるでしょう 観終わって映画を振り返ってみると、わけの分からないことだらけです 冒頭の秘密クラブで蜘蛛が出てくるシーン、そして最後のシーンでも巨大な蜘蛛が現われるけれど、あの蜘蛛はいったい何を象徴しているのか。登場人物の会話から、その秘密クラブはアンソニーが関わっていることが分かりますが、なぜ蜘蛛なのか、フロイト的な分析が必要なのかも知れませんが、まったく分かりません

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 映画「アンダー・ザ・スキン... | トップ | ジェフリー・ディーヴァ―著「... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事