人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

イツァーク・パールマンのドキュメンタリーを観る ~ NHK-Eテレ「ドキュランド選」より / お酒の敵量 = お酒の量 ✕ 度数 ✕ アルコールの比重(0.8) ~ 日経の記事から

2020年05月17日 07時15分32秒 | 日記

17日(日)。昨日の朝日新聞 別刷り「be」の「知っ得  なっ得」コーナーに「酒にのまれない 節度ある適度な量はどれくらい?」という記事が載っていました 記事を超訳すると、

「国が定めた健康づくりの指針『健康日本21』では、生活習慣病のリスクを高める飲酒を、1日平均アルコール量で男性40グラム、女性20グラム以上としている これくらい飲んでいる人が日本には1千万人いると推計される 60グラムを超えると多量飲酒となり、体に悪いだけでなく、仕事の能率が落ちるなど社会的な問題も無視できず、ハイリスクとなる 日本酒で3合、ビールで1.5リットル、25度の焼酎なら300ミリリットルにあたる 酒に含まれるアルコール量の計算式は下の通り 

酒の量(ミリリットル)✕  度数(%)✕  アルコールの比重(0.8)=  アルコール量。

例えばアルコール度数9%のチューハイ1缶(350ミリリットル)なら、

350  ✕  0.09  ✕  0.8  =  25.2  となり、アルコール量は25.2グラムである。

私の場合、ビールのロング缶(500ミリリットル)1本飲むと、ほとんど例外なく 本を読みながらいつの間にか眠ってしまいます    随分弱くなったものだと思います 巣ごもりが続く中、酒量が増えていませんか?  計算してアルコール量が60グラムを超えていたら要注意です 一度計算してみてはいかがでしょうか

ということで、わが家に来てから今日で2055日目を迎え、消費者庁は15日、「身に着けるだけで空間のウイルスを除去する」などとうたった携帯型の空間除菌用品を販売する5社に対し、そうした広告表示は景品表示法違反(優良誤認)の恐れがあるとして、やめるよう行政指導したと発表した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

          こんな子供だましみたいな 非科学的な広告に引っかかる人がいるとは 思えない

 

         

 

15日(金)午後10時からNHK-Eテレで「ドキュランド選 : 天才ヴァイオリニスト  イツァーク・パールマン  心に響く、美しい音色 夢を追い続けた人生」という番組を放映していました

イツァーク・パールマンは1945年8月31日、イスラエル・テルアビブ生まれ。3歳の時、ラジオでヴァイオリンの演奏を聴いて感動し、最初はおもちゃのヴァイオリンを遊び半分で弾き、間もなく正式なレッスンを受ける しかし、4歳3か月のとき ポリオ(小児麻痺)に罹り、下半身が不自由となる   しかし、ヴァイオリンは諦めずレッスンを続けた。奨学金を受けてテル・アヴィヴ音楽院でリヴカ・ゴルトガルトに師事し、10歳で最初のリサイタルを開く 1958年、13歳の時、アメリカの人気番組「エド・サリヴァン・ショー」のタレント・コンクールで栄冠を勝ち取り、1959年2月に出演し、リムスキー・コルサコフ「熊蜂の飛行」などを弾いて絶賛を浴びる その後、アイザック・スターンの推薦によりジュリアード音楽院に入学、名教師イヴァン・ガラミアンとそのアシスタントのドロシー・ディレイのもとで学ぶ。1964年8月にレーヴェントリット国際コンクールで、史上最年少の18歳で優勝した その後、アメリカのメジャー・オーケストラと共演、主要都市でリサイタルを開いた。初来日は1974年で、その後度々来日している。1998年からはジュリアード音楽院の教授として教育活動にも従事している 1966年から始めたレコーディングでは、グラミー賞を15回、エミー賞を4回受賞している

番組の冒頭、パールマンのヴァイオリン、ミッシャ・マイスキーのチェロ、そして二人より若いピアニストによって、メンデルスゾーン「ピアノ三重奏曲」(?)が演奏されるシーンが映し出されましたが、そのピアニストが誰だか分からないのです    後でエフゲニー・キーシンという字幕が出て、ああそうか と気が付きました 1971年生まれということは現在はもう49歳です    私は彼が神童と言われていた頃しか知らないので、顔を見ても全く分わかりませんでした    どうでもいいことですが、モスクワ生まれのキーシンはロシア、イギリス、イスラエルの3つの国籍を持っているらしいです

番組を観て一番興味深かったのは、ジュリアード音楽院でドロシー・ディレイに師事したとき、彼はいつも不機嫌で先生を睨みつけながらヴァイオリンを弾いていたという話です 先生はレッスンで「そのパッセージはどう弾けば良いと思う?」といちいち訊いてきたが、「こう弾きなさいと言われればその通りに弾くのに、面倒くさい人だなと思った でも、いま学生たちを教える立場になって、同じような教え方をしていることに気づく」と語っていました

ドロシー・ディレイ(1917 -2002 : アメリカ出身)と言えば、多くの逸材を育ててきたことで有名なヴァイオリン教師です 彼女の門下生は、世界的規模でみると パールマンをはじめ、ナイジェル・ケネディ、シュロモ・ミンツ、ナージャ・サレルノ・ソネンバーグ、アン・アキコ・マイヤース、ギル・シャハム、サラ・チャンなどがいます 日本人では 五嶋みどり、竹澤恭子、諏訪内晶子、佐藤俊介、川久保賜紀、神尾真由子といった錚々たる顔ぶれが揃っています

番組の後半で、マルタ・アルゲリッチ(P)とバッハのソナタを演奏するシーンが映し出されます 息がぴったりと合った見事な演奏ですが、下の写真は(多分)その時収録した演奏のCD(2016年録音)です バッハ「ヴァイオリン・ソナタ 第4番 BWV 1017」のほか、シューマン「ヴァイオリン・ソナタ 第1番」(1998年録音)、同「幻想小曲集」、ブラームス「スケルツォ」が収録されています

 

     

 

パールマンの演奏では、チェロ=ヨーヨー・マ、ピアノ=エマヌエル・アックスを迎えたメンデルスゾーン「ピアノ三重奏曲第1番・第2番」の生き生きとした演奏(2009年録音)も素晴らしいです

 

     

コメント (2)
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