人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

今日はウィーン・フィルの創設者オットー・ニコライの命日(1849年5月11日)です / コンサートや映画はどのように再開するのか? 

2020年05月11日 07時14分13秒 | 日記

11日(月)。ヴォートル・チケットセンターから「東京藝大 奏楽堂 モーニング・コンサート  チケット払い戻し案内」が届きました    4月から6月まで開催する予定だった第1回~第5回の同コンサートが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて中止になったことに伴う措置です。返信用封筒には84円の切手が貼られていましたが、万が一のことを考え 特定記録郵便で出すことにしました われわれは演奏を聴くだけの気楽な身ですが、演奏する予定だった学生の皆さんは本当にお気の毒です これは天災です。次のチャンスをつかんで欲しいと思います

ということで、わが家に来てから今日で2049日目を迎え、検察庁法改正案は8日、衆院内閣委員会で審議入りしたが、野党側は今年1月に現行法の解釈変更で官邸に近いとされる黒川弘務・東京高検検事長の定年が延長されたことを問題視し、今回の改正案との関連をただすため、森雅子法相出席のもとでの衆院内閣委・法務委の連合審査を求めたが 却下されたことから審議を欠席、自民・公明・日本維新の会の3党のみで質疑が強行されたことを受けて、検察官定年延長法案に抗議するツイートが380万を超えた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

       安倍政権の傲慢さは モリ カケ サクラ に ケンサツチョウ が追加された なめるなよ

 

         

 

9日付の日経朝刊に「『3密』回避  知恵絞り再開 映画館で2席空け  ジムはプール閉鎖」という見出しの記事が載っていました 映画館に絞って超訳すると、

「政府が新型コロナウイルス対策で指定する『特定警戒都道府県』以外の地域で、休業要請の緩和が始まった 映画館やスポーツジムなどで自治体が制限を解除した事業者は、感染防止を凝らしながらの営業再開を探る 新潟市の映画館『シネ・ウインド』は7日に営業を再開したが、観客が密室に固まるような『3密』状態を防ぐ工夫を凝らす。入場者は新潟市近隣の会員に限定する 客席に座っても観客同士の距離を保てるよう配慮する。観客の座る席の横は左右とも2席以上あけて座ってもらうよう、映画館側が座席を指定する。一度に館内に入る人数も満席時の3分の1以下の20人以下に抑える。7日の来場者は約20人で、通常時の半数以下だった

東京都は『特定警戒都道府県』なので、まだ休業要請が緩和されていませんが、いつか緩和され 映画館での上映やコンサート会場での公演が解禁される際には、「シネ・ウインド」のような感染防止対策が図られるのではないか、と思います 映画はまだ対応しやすいと思います。NETでの予約にしても 当日券の購入にしても、映画館側で、座れる席(あるいは座れない席)を指定しておけば良いのです     もちろん入場者は大幅に減少するでしょうが、そこで感染者が出て閉館になるよりはマシです

問題はコンサート、特にオーケストラの「定期演奏会」です どこのオーケストラも今シーズンの定期会員の席は決まっています それを、感染防止のためだからと言って、オーケストラ側で勝手に席を2つおきに座れるように変更したりすることは出来ません 座席のランク(S・A・B・C)の問題もあります。せいぜい入場者にマスクの着用を求め、体温をチェックし、手のアルコール消毒を求め、空調を強めに設定し換気を良くして、公演を実行するしかないのではないか、と思います

もう一つの問題は秋から「2020‐2021シーズン」が開始されるオーケストラの定期演奏会です 東京交響楽団や読売日響は すでに4月から新シーズンに入っており、中止公演も出ていますが、N響や新日本フィルは9月から新シーズンが始まります   実はNHK交響楽団から会員券更新案内が届いていて、席替またはキャンセルの場合は明後日の5月13日までに通知しなければならないのですが、まだ結論が出せないでいます

というのは、それまでにコンサートが通常通り開催できる状態まで回復しているだろうか、という懸念があるからです 「通常通り」というのは隣の席を空けることなく 定期会員が希望する座席はすべて確保するという意味です N響の会員を せっかく更新しても、また「中止のご案内」が来て「払い戻し」にならないか、という不安が払拭できません ギリギリまで悩んで通知することになると思います

 

     

 

         

 

今日はウィーン・フィルの創設者オットー・ニコライの命日(1849年5月11日)です オットー・ニコライ(1810-1849)はプロイセン王国のケー二ヒスベルク(現・カリーニングラード)で生まれ、17歳からベルリンで音楽を学び、卒業後オペラを作曲、1841年にはウィーン宮廷歌劇場の楽長に就任しました そして翌1842年3月に、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の前身である宮廷楽団員の自主演奏団体「フィルハーモニー・アカデミー」による最初のコンサートを開催しました 彼は いわばウィーン・フィルの創設者です さらに 1848年にはベルリンの歌劇場指揮者にも就任しています   そして1849年に代表作「ウィンザーの陽気な女房たち」を作曲・上演し、彼の名をドイツ・オペラの歴史に刻みました このオペラの初演から約2カ月後のきょう(171年前)、脳梗塞で倒れ 死去しました

オペラ「ウィンザーの陽気な女房たち」の原作は、同じ題名のシェイクスピアの喜劇ですが、同じ原作を骨子として作曲されたヴェルディのオペラ「ファルスタッフ」に比べると、上演の機会がほとんどなく 残念です   幸い「序曲」は多くのCDが出されています。私の愛聴盤はハンス・クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィルによる2枚組CD(1957年・1960年録音:DECCA)です    このアルバムはヨハン・シュトラウスをはじめとするウィンナ・ワルツを中心に収録されていますが、コムザークのワルツ「バーデン娘」とともに、 ウェーバー「舞踏への勧誘」のスケールの大きな演奏が素晴らしいです

 

     

     

コメント
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