人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「コードネームU.N.C.L.E」「キングスマン」を観る~新文芸坐

2016年02月02日 07時36分47秒 | 日記

2日(火)。わが家に来てから492日目を迎え、あまりの寒さにゲージの中で、お姉ちゃんが買ってくれた専用ストーブでお尻を温めるモコタロです

 

          

            あまり近づき過ぎると お尻に火が付くから気をつけないとね

 

  閑話休題  

 

昨日、夕食に「牛肉とごぼうのしぐれ煮」「にら玉」「生野菜サラダ」を作りました 「牛肉と~」については、娘から「生姜の千切りが厚すぎないか?」というクレームが付きましたが、「文句を言うんなら自分で作れば」と言いたいところをグッと我慢、大人の対応をしました。味は合格でした 「にら玉」は15年ほど昔、近所にあったラーメン屋さんの名物メニューですが、溶き卵に にら を乗せてコンソメスープで味付けしています。超簡単で美味しいです

 

          

 

  も一度、閑話休題  

 

昨日、池袋の新文芸坐で「コードネームU.N.C.L.E」と「キングスマン」の2本立てを観ました 「コードネームU.N.C.L.E」は1960年代に人気を博したイギリスのテレビ・シリーズ「0011ナポレオン・ソロ」をガイ・リッチー監督が2015年に制作したスパイアクション映画です

 

          

 

舞台の背景は東西冷戦下の1960年代前半。核兵器によって世界を滅ぼそうする国際犯罪組織が浮かび上がり、その陰謀を阻止するため、米国CIA工作員ナポレオン・ソロとソ連KGB工作員イリヤ・クリヤキンが手を組むことになった 組織に潜入するカギを握るドイツ人科学者の娘ギャビーを守りながら、行方不明の科学者を探し出すため奔走する 彼らは核兵器の使用を阻止できるのか、ギャビーの本当の正体は何か・・・・・

この映画ではヘンリー・カビルがナポレオン・ソロを、アーミー・ハマーがイリヤ・クリヤキンを演じていますが、私が中学生の時に受験勉強そっちのけで観ていたテレビの「0011ナポレオン・ソロ」では、ナポレオンにロバート・ボーンが、イリヤにデヴィット・マッカラムが演じていたのを懐かしく思い出します 下のポスターがその二人ですが、テレビの吹き替えはナポレオンが矢島正明、イリヤが野沢那智でした 当時はクラスメートのほとんどがこの番組を観ていて(日曜夜の放映だったかな?)、クラスはロバート派とデビット派に分かれていました 私はデビット・マッカラムの方がカッコいいと思っていました

この映画は50年前の作品のリメイクですから、当時とは随分イメージが違いますが、車やファッションは言うまでもなく60年代のそれです。いま観ると反って新鮮に感じます

 

          

 

2本目は、2014年制作、イギリスのスパイアクション映画「キングスマン」です

表向きは高級テーラーだが、実は地下通路を通じて世界最強のスパイ組織「キングスマン」が隠されている キングスマンの一員が何者かに殺されてしまい、その代わりとして新人をスカウトすることになる。キングスマンの一人として活躍するハリー(コリン・ファース)は、かつて命を助けてくれた恩人の息子で、密かに成長を見守っていたエグジー(タロン・エガートン)をキングスマンの候補生に推薦する 彼は過酷な訓練を生き延びてキングスマンの一員となる。その頃、多くの科学者の失踪事件の首謀者ヴァレンタインは、信じられない人類抹殺計画を企てていた ハリーはヴァレンタインの手で殺されてしまうが、エグジーは彼の意志を次ぎヴァレンタインを倒すために活躍する

 

          

 

ところで「キングスマン」という名前を考えたとき、「007シリーズ」に対抗して付けたのではないかと思いました 「007シリーズ」の何作目かに「女王陛下の007」がありました。つまり「キングスマン」は007の「女王陛下の」に対抗して、「女王」よりも面白いスパイ映画だという意味を込めて「国王の」という「キングスマン」と付けたのではないか、ということです。本当のところは分かりませんが

ところで「信じられない人類抹殺計画」というのは、人の首筋に特殊なチップを埋め込み、ケータイを通じて命令を出すことによって、人々が狂暴になり お互いに殺し合いを始めることになる、というものです  ハリーの意志を受け継いで敵陣に乗り込んだエグジーは、それを逆手にとって、ヴァレンタインの意のままに動く人々の頭を次々と爆発させます。画面では、人々の頭から虹色の光がまるで花火のように打ち上げられるシーンが映し出されます。その光景はかつてイギリスBBC放送で放映したモンティ・パイソンのようでした。その時、イギリス生まれの作曲家エルガーの「威風堂々」の音楽が勝利の宣言のように大音響で流れます  さすがはイギリス映画だと思いました。何と言ってもエルガーです

 

          

コメント
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